ダブルオプトインプロセスのセットアップ setting-up-a-double-opt-in-process
ダブルオプトインについて about-double-opt-in
ダブルオプトインは、メールを送信する際のベストプラクティスです。不正なメールアアドレスや、無効なメールアドレス、スパムボットからプラットフォームを保護し、スパムの苦情が報告されないようにします。
ダブルオプトインの原則は、訪問者を「プロファイル」としてキャンペーンのデータベースに保存する前に、メールを送信して合意を確認することです。オンラインランディングページに入力した訪問者は、受信したメールの確認リンクをクリックして購読を確定する必要があります。
この設定をおこなうには、次の操作が必要です。
- 訪問者が登録して購読できるように、ランディングページを作成して公開します。このランディングページは Web サイトから利用可能になります。このランディングページに入力して送信した訪問者はデータベースに保存されますが、最終的な検証が行われる前に連絡を受け取らないように、ブロックリストに追加されます(Campaign のブロックリスト管理を参照)。
- 確認リンクを含んだオプトインメールを作成し自動的に送信します。このメールは、ランディングページを送信した訪問者をターゲットにしますが、「オプトアウト」プロファイルをターゲットにできるメールテンプレートに基づいて作成されます。
- 確認ランディングページにリダイレクトします。この最後のランディングページでは確認ボタンが表示されるので、訪問者はそれをクリックして確認する必要があります。確認した訪問者に送信されるウェルカムメールをデザインしたり、例えば新しい受信者向けの特別なオファーをメールに追加したりできます。
これらの手順は、すべてのパラメーターが正しく有効化されるように、Adobe Campaign で特定の順序で設定する必要があります。
手順 1:確認ランディングページの作成 step-1--create-the-confirmation-landing-page
ダブルオプトインの設定の最初の手順は確認ランディングページの作成です。このページは、訪問者が登録のために確認メールをクリックした場合に表示されます。
このランディングページを作成して設定するには、次の操作が必要です。
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新しいランディングページを「Profile acquisition (acquisition)」テンプレートに基づいてデザインします。ラベルを「CONFIRMATION」と入力します。
サービスを使用する必要がある場合は、「Subscription (sub)」テンプレートも使用できます。
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ランディングページのプロパティを編集し、「Access and loading」セクションでオプション「Authorize unidentified visitors」の選択を解除して「Preload visitor data」を選択します(これは必須ではありません)。
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Job/「Additional data」セクションで「Add an element」をクリックし、次のコンテキストパスを入力します。
/context/profile/blackList
値を false に設定し、「Add」をクリックします。
このコンテキストは、メールを送信できるように、「ブロックリスト時」フィールドを削除します。 後で説明がありますが、最初のランディングページでは、確認前、このフィールドを true と設定し、未確認のプロファイルにメールが送信されないようにしてありました。詳しくは、 手順3:獲得ランディングページの作成を参照してください。
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ランディングページのコンテンツをカスタマイズします。例えば、パーソナライズされたデータを表示し、確認ボタンのラベルを「ここをクリックして購読を確認」などに変更できます。
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確認ページのコンテンツを調整して、登録されたことが購読者にわかるようにします。
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ランディングページをテストして公開します。
手順 2:確認メールの作成 step-2--create-the-confirmation-email
確認ランディングページを作成したら、確認メールをデザインできます。このメールは、獲得ランディングページを検証するすべての訪問者に自動的に送信されます。この検証はイベントと見なされ、メールはトランザクションメッセージで、オプトアウト母集団をターゲットにできる特定のタイポロジルールにリンクされています。
これらの要素を作成する手順を以下に示します。確認メールのテンプレートは、獲得ランディングページで参照されるので、ランディングページ作成の前に作成しておく必要があります。
イベントの作成 create-the-event
確認メールは、「フォームの検証」イベントに反応するので、トランザクションメッセージになります。最初にイベントを作成し、次にトランザクションメッセージのテンプレートを作成する必要があります。
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Adobe Campaign のロゴからアクセスできる Marketing plans/Transactional messages/Event configuration メニューからイベントを作成し、ラベルを「CONFIRM」と入力します。
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「Profile」ターゲティングディメンションを選択し、「Create」をクリックします。
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「Fields」セクションで、「Create element」をクリックし、データ構造に「email」を追加し、紐付けを有効にします。
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「Enrichment」セクションで、「Create element」をクリックし、「Profile」ターゲットリソースを選択します。その後、必要に応じて、「Join definition」セクションで email フィールドにマップしたり、他の任意の複合紐付けキーにマップしたりできます。
サービスを使用する必要がある場合は、「Service」ターゲットリソースを追加し、serviceName フィールドにマップします。
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「Profile」をドロップダウンリストの「Targeting enrichment」として選択します。
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「Publish」をクリックして、イベントを公開します。
イベントの準備ができました。これで、メールテンプレートをデザインできます。このテンプレートには、前に作成した CONFIRMATION ランディングページへのリンクを含める必要があります。詳しくは、確認メッセージのデザインを参照してください。
タイポロジの作成 create-the-typology-rule
標準搭載のタイポロジを複製して、特定のタイポロジを作成する必要があります。ブロックリストに加える タイポロジを使用すると、契約の確認がまだ済んでなく、まだ契約中のプロファイルにメッセージを送信できます。 デフォルトでは、タイポロジはオプトアウト(ブロックリスト上)プロファイルを除外します。 このタイポロジを作成するには、次の手順に従います。
- Adobe Campaign のロゴから、Administration/Channels/Typologies を選択し、「Typologies」をクリックします。
- 標準搭載のタイポロジ「Transactional message on profile (mcTypologyProfile)」を複製します。
- 複製が確認されたら、新しいタイポロジを編集し、ラベルを「TYPOLOGY_PROFILE」と入力します。
- ブロックリスト のアドレス ルールを削除します。
- 「Save」をクリックします。
これで、このタイポロジを確認メールに関連付けることができるようになりました。
確認メッセージのデザイン design-the-confirmation-message
確認メールは、前に作成したイベントに基づくトランザクションメッセージです。次の手順に従って、このメッセージを作成します。
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Adobe Campaign のロゴから Marketing plans/Transactional messages を選択し、「Transactional messages」をクリックします。
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CONFIRM メールテンプレートを編集し、カスタマイズします。既存のコンテンツをアップロードすることも、標準搭載のテンプレートを使用することもできます。
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CONFIRMATION ランディングページへのリンクを追加し、「Confirm」をクリックして変更内容を保存します。
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メールテンプレートのプロパティを編集します。Advanced parameters/「Preparation」セクションで、前に作成した TYPOLOGY_PROFILE タイポロジを選択します。
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このトランザクションメッセージを保存して公開します。
手順 3:獲得ランディングページの作成 step-3--create-the-acquisition-landing-page
最初の獲得ランディングページを作成する必要があります。このオプトインフォームが Web サイトに公開されます。
このランディングページを作成して設定するには、次の操作が必要です。
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新しいランディングページを「Profile acquisition (acquisition)」テンプレートに基づいてデザインします。ラベルを「ACQUISITION」と入力します。
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ランディングページのプロパティを編集します。Job /「Additional data」セクションで「Add an element」をクリックし、次のコンテキストパスを入力します。
/context/profile/blackList
値を true に設定します。
これは、ブロックリストへの追加を強制し、同意を確認しなかった訪問者にメッセージを送信しないようにするために必須です。 確認ランディングページの検証が確認されると、このフィールドが false に設定されます。この点について詳しくは、手順 1:確認ランディングページの作成を参照してください。
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Job/「Specific actions」セクションで、「Start sending messages」オプションを選択します。
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関連するドロップダウンリストで、作成した CONFIRM トランザクションメッセージテンプレートを選択します。
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ブランドや取得する必要のあるデータに応じて、ランディングページのコンテンツをカスタマイズします。パーソナライズされたデータを表示し、確認ボタンのラベルを 購読を確認 などに変更できます。
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確認ページをカスタマイズして、新しい購読者に購読を検証する必要があることを通知します。
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ランディングページをテストして公開します。
これで、ダブルオプトインが設定されました。この ACQUISITION ランディングページのパブリック URL から開始して、プロシージャをエンドツーエンドで実行しテストできます。この URLは、ランディングページダッシュボードに表示されます。