コンテンツ分析手動設定

この記事では、コンテンツ分析設定のデータ収集を開始または停止したり、コンテンツ分析の実装を編集したりするために必要な手動アクションについて詳しく説明します。

次の手動設定アクションを使用できます。

データ収集を開始

実装されたコンテンツ分析設定のデータ収集を開始するには:

  1. 公開フローに従います。コンテンツ分析設定を含むタグプロパティのライブラリを正常に公開します。

  2. コンテンツ分析に従って、開発環境、ステージング環境または公開環境のページの <head> 要素にある埋め込みコードをインストールします。

データ収集を停止

実装されたコンテンツ分析設定のデータ収集を停止するには:

  1. コンテンツ分析に従って、開発環境、ステージング環境または実稼動環境のページの <head> 要素にある埋め込みコードを削除します。
  2. コンテンツ分析設定に関連付けられたタグプロパティを削除します。

データ収集を変更

ガイド付き設定ウィザードを使用して、実装済み設定に一部の小さな変更を行うことができます。例えば、データビューを変更したり、エクスペリエンスを有効または無効にしたりします。

コンテンツ分析設定に関連付けられたタグプロパティで Adobe コンテンツ分析拡張機能を使用して、次のアーティファクトを変更します。

  • サンドボックスとデータストリーム

    note caution
    CAUTION
    Adobe コンテンツ分析拡張機能で設定するサンドボックスとデータストリームが、以前のステージでガイド付き設定を使用して既にコンテンツ分析用に設定されていることを確認します。この設定により、必要なすべてのアーティファクトが使用可能になります。

    また、サンドボックスまたはデータストリームの更新が、同じサンドボックスまたはデータストリームを使用するように設定されている別のコンテンツ分析設定の妨げとならないことも確認します。
  • エクスペリエンスのキャプチャと定義

    エクスペリエンスを有効または無効にし、正規表現とクエリパラメーターの組み合わせを編集して、web サイトでコンテンツをレンダリングする方法を決定できます。

  • イベントのセグメント化

    正規表現を編集して、ページやアセットのセグメント化方法を変更できます。

Adobe コンテンツ分析拡張機能に変更を行った後、公開フローを使用して、行った変更に基づいてデータの収集を開始します。

バージョン管理

コンテンツ分析エクスペリエンスを収集する場合は、新しいエクスペリエンス(web ページへの変更)が適切に収集されるように、バージョン管理を実装することを検討する必要があります。

バージョン管理を実装するには、分析するエクスペリエンスと見なされるページにグローバル adobe.getContentExperienceVersion 関数を追加します。

adobe.getContentExperienceVersion 関数は、バージョンを識別するために文字列を値として返す必要があります。値は、任意の値にすることができます。バージョンがエクスペリエンス ID URL に追加されます。

関数が存在しないか、関数から値が返されない場合は、値 NoVersion がデフォルトとして使用されます。

window.adobe = window.adobe || {};
window.adobe.getContentExperienceVersion = () => {
  return "1.0";
};

ID

Content Analyticsは、次のように ID を処理します。

  • ECID は、Content Analytics スキーマの identityMap 部に自動入力されます。
  • identityMap で他の ID 値が必要な場合は、Web SDK拡張機能内の onBeforeEventSend コールバックでこれらの値を設定する必要があります。
  • スキーマがシステム所有なので、フィールドベースのステッチはサポートされていません。 したがって、フィールドベースのステッチをサポートする別のフィールドをスキーマに追加することはできません

Content Analyticsの ID データとAdobe Experience Platform Web SDKのデータ ID データがフィールドレベルで正しく結び付けられるようにするには、(イベント送信の前に Web SDKに変更を加える必要がありす。

  1. Adobe Experience Platform Web SDK拡張機能とAdobe Content Analytics拡張機能を含む タグ プロパティに移動します。

  2. プラグ 拡張機能 を選択します。

  3. Adobe Experience Platform Web SDK 拡張機能を選択します。

  4. 設定 を選択します。

  5. SDK インスタンス」セクションで、「データ収集 - イベント送信前に実行 までスクロールします。

    イベント送信コールバックの前にオン

  6. </> イベント送信前に提供コールバックコード」を選択します。

  7. 次のコードを追加します。

    code language-javascript
    window.adobeContentAnalytics?.forwardEvent(content);
    
    content.xdm.identityMap = _satellite.getVar('identityMap');
    if ((content.xdm.eventType === "content.contentEngagement") && (_satellite.getVar('identityMap') != null)) {
       return true;
    }
    

    イベント送信コールバックの前にオン

  8. 保存」を選択して、コードを保存します。

  9. 保存」を選択して、拡張機能を保存します。

  10. タグプロパティの更新内容を 公開します。

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