よくある質問 frequently-asked-questions
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自動フォーム変換サービス(AFCS)でサポートしている AEM Forms のバージョンは何ですか?
自動フォーム変換サービス(AFCS)では、AEM 6.4 Forms および AEM 6.5 Forms をサポートしています。OSGi 上の AEM Forms と JEE 上の AEM Forms の両方で、自動フォーム変換サービスを使用することができます。この変換サービスを使用するには、AEM オーサーインスタンス上に最新の AEM Forms アドオンパッケージがインストールされている必要があります。詳しい手順については、「自動フォーム変換サービスの設定」を参照してください。
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変換サービスをオンプレミス環境にインストールすることはできますか?
アドビでは、変換精度を向上させるために、新しいデータセットを使用して、自動フォーム変換サービス(AFCS)の AI アルゴリズムおよび ML アルゴリズムを定期的にトレーニングします。こうして更新されたアルゴリズムが、Adobe Cloud 上で稼働する変換サービスに定期的に適用されます。この仕組みにより、変換サービスを使用するすべてのお客様に最新のアルゴリズムを提供しています。したがって、クラウドホスト型の中央デプロイメントは、自動フォーム変換サービス(AFCS)が継続的に学習してすべてのお客様に改善を提供するのに最適です。
変換サービスを実行すると、空白のフォームがアダプティブフォームに変換されます。変換サービスでは、フィールドに値が設定されているフォームを変換することはできません。また、フィールドに値が設定されているフォームからデータを抽出することもできません。こうしたフォームを変換する場合は、フィールドに設定されているデータを削除するか、許可リストの専有情報をフォームから削除してから、変換サービスにフォームを送信してください。
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どのような形式の PDF フォームでも変換できるのですか?すべての言語がサポートされているのですか?
このサービスでアダプティブフォームに変換できるのは、非対話型 PDF フォーム、XFA ベースの XDP フォーム、XFA ベースの PDF フォーム、AcroForms です。スキャンされたフォームや、フィールドに値が設定されているフォームは変換できません。その他の制限事項については、「既知の問題」を参照してください。
アドビでは、上記以外のフォームについても、定期的にサポートを追加しています。「サポート対象の PDF フォーム」セクションを定期的に参照して、新しく追加された機能や機能改善について確認してください。
サービスを実行すると、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語の各言語フォームのみをアダプティブフォームに変換することができます。生成後のアダプティブフォームを別の言語に翻訳する場合は、AEM 翻訳ワークフローを使用してください。
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アダプティブフォームではなく XDP を生成することはできますか?
自動フォーム変換サービスで XDP 出力を生成することはできません。自動フォーム変換サービスには、新しい機能が定期的に追加されています。「サポート対象の PDF フォームと言語」セクションを定期的に参照して、新しく追加された機能や機能改善について確認してください。
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どのようなタイプのスキーマが生成されるのですか?
変換サービスでは、以下のアダプティブフォームを生成することができます。
- JSON スキーマにバインドされたアダプティブフォーム
- どのスキーマにもバインドされていないアダプティブフォーム
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Microsoft Word フォームをアダプティブフォームに変換することはできますか?
変換サービスで Microsoft Word フォームを直接アダプティブフォームに変換することはできません。Microsoft Word フォームを PDF フォームとして保存し、その PDF フォームをアダプティブフォームに変換する必要があります。詳しい手順を以下に示します。
- Adobe Acrobat を使用して、Word 文書を非対話型 PDF フォームに変換します。
- Adobe Acrobat を使用して、上記の PDF フォームを編集可能な PDF フォームに変換します。
- Adobe Acrobat を使用して、変換後のフォームのフィールドを手動で編集します。
- 編集した PDF フォームを保存します。この PDF フォームを変換サービスで使用すると、アダプティブフォームを生成することができます。また、このフォームを「レコードのドキュメント」テンプレートとして使用することもできます。
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スキャンした紙のフォームや色付きのフォームをアダプティブフォームに変換することはできますか?
自動フォーム変換サービスは、カラーの PDF フォームをアダプティブフォームに変換するためのサービスです。スキャンされたフォームや、フィールドに値が設定されているフォームは変換できません。その他の制限事項については、「既知の問題」を参照してください。
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スキャンしたフォームや画像だけのフォームをアダプティブフォームに変換することはできますか?
スキャンされたフォームや画像だけのフォームを、すぐに使用できる形式のアダプティブフォームに変換することはできません。ただし、Adobe Acrobat を使用して、画像だけのフォームを PDF フォームに変換することはできます。次に、変換サービスを使用して、この PDF フォームをアダプティブフォームに変換します。Acrobat で変換を行う場合は、必ず品質の高い画像を使用するようにしてください。これにより、変換後のフォームの品質が高くなります。
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フォームフラグメントが使用されている XDP ベースのフォームがあるのですが、これらのフォームフラグメントはどこにアップロードすればよいですか?
フォームフラグメントは変換フォルダーにアップロードしてください。その際、元のフォルダー構造を変更しないようにしてください。元のフォルダー構造を変更すると、XDP ベースのフォームとフォームフラグメントで使用される相対パスが影響を受けます。
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変換サービスで、スキーマがバインドされた XDP フォームを使用することはできますか?スキーマがバインドされた XDP フォームを使用する場合、そのスキーマを XDP に埋め込む必要はありますか?
変換サービスでは、スキーマにバインドされた XDP フォームの使用がサポートされています。このスキーマは、変換元の XDP フォームに埋め込む必要があります。スキーマにバインドされた XDP フォームを変換すると、変換サービスによって JSON スキーマが生成されます。JSON スキーマの構造は、変換元の XDP フォームの XSD スキーマに似ています。
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フォームの変換が失敗しました。原因と解決方法を教えてください。
変換処理が失敗する最も一般的な原因を以下に示します。-
保護された PDF フォームを変換しようとした。パスワードで保護された PDF フォームや暗号化された PDF フォームを変換することはできません。
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インターネット接続が中断された。変換サービスを実行する場合は、インターネットに接続されていることを確認してください。
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変換元の PDF に、実際のフォームではなく画像が含まれている
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変換サービスが正しく設定されていない、変換サービスの URL が指定されていない、正しくない URL が指定されている。AEM/ツール/クラウドサービス/自動フォーム変換の設定 で、変換サービスの設定を確認してください。
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IMS が正しく設定されていない。IMS の設定でヘルスチェックを実行し、IMS が正しく機能しているかどうかを確認してください。IMS が正しく設定されているかどうかを確認するには、以下の手順を実行します。
http://[servername]:[port]/libs/cq/adobeims-configuration/content/configurations.html
に移動します。- 目的の設定を選択し、ヘッダーで「ヘルスチェック」を選択して「チェック」をクリックします。正しく稼働している場合は、「トークンを正常に受信しました」という内容のメッセージが表示されます。
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カスタムフォームを使用した場合、変換処理に影響はありますか?
非インタラクティブ PDF フォームをアダプティブフォームに変換する場合、変換の品質を高めるために、フォントが PDF フォームに埋め込まれます。フォントの埋め込みがサポートされているのは、非インタラクティブな PDF フォームだけです。AcroForms と XFA ベースの PDF フォームについては、変換処理を最適化するために、フォールバックフォントが使用されます。
CQ-DAM-Handler-Gibson Font Manager サービス 設定の「カスタマーフォントディレクトリ」フィールドに登録されているカスタムフォントディレクトリ内の有効なフォントだけが、非インタラクティブな PDF フォームに埋め込まれます。
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変換サービスを実行すると、変換元の PDF 内のフォントが識別されて、出力アダプティブフォーム内でそのフォントが使用されるのですか?
通常、レスポンシブな HTML フォームのスタイルとレイアウトは、PDF フォームや紙ベースのフォームとは異なっています。複数の組織間で一貫したレイアウトとスタイルを作成するには、テーマを使用してフォームのスタイルを設定してください。変換サービスは、テーマ内で指定されたフォントとフォントスタイルを、変換後のフォームに適用します。テーマのフォントとフォントスタイルを変更して、アダプティブフォームのコンポーネントの外観を変えることができます。
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変換サービスを実行すると、XDP ベースのフォームから自動的に JavaScript が抽出されて、対応するアダプティブフォームに適用されるのですか?
変換サービスを実行しても、XFA ベースフォームや AcroForms フォームが、対応するアダプティブフォームのルールに自動的に変換されることはありません。フォームを作成する場合は、ルールエディターを使用して、アダプティブフォームにインタラクティブ機能を追加することができます。
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一部のフォームオブジェクトについては、アダプティブフォームのコンポーネントに正しく変換されないものがあります。問題が発生した場合は、どのように解決すればよいですか?
自動フォーム変換サービス(AFCS)は、大規模なフォームのセットでトレーニングします。ただし、人工知能/機械学習をベースとしたアプリケーションの場合、学習できるデータとパターンには限界があります。人間にとっては簡単に識別できても、自動認識アプリケーションでは識別することが難しいフィールドタイプ、レイアウト、パターン、コンテキスがいくつかあります。こうしたオブジェクトの場合、変換サービスで識別できなかったり、誤って識別されたりすることがあります。「レビューと修正」エディターを使用すると、わかりやすい紙ベースのレイアウトで、入力フォームに対して必要な変更を行うことができます。
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フォーム全体で同じ修正作業を繰り返し行わなければならない場合があります。今後リリースされる変換サービスでは、こうしたケースをすべて特定して自動的に修正できるようになりますか?
変換サービスは、フォームとパターンに基づいて継続的に学習を重ねていきます。そのため、毎日新しいパターンを学習することになります。フォーム全体で繰り返される修正内容を自動的に適用するための機能は、まだリリースされていません。こうした機能のリリースについては、変換サービスのプレリリースを定期的に確認してください。
メタモデルを使用して、アダプティブフォームの任意のコンポーネントにフォームオブジェクトをマップし、そのコンポーネントの検証処理、ルール、データパターン、ヘルプテキスト、アクセシビリティのプロパティを事前に設定することができます。設定したすべてのプロパティが、フォームの変換時に適用されます。メタモデルを使用して、共通するプロパティをフィールドに適用することができます。これにより、フォーム全体で繰り返し行う修正作業の量を減らすことができます。
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個人情報などの機密データが含まれているフォームを変換する場合は、どのようなオプションを使用できますか?
変換サービスでサポートされているのは、ブランクのフォームとフィールドに値が設定されていないフォームだけです。そのため、既に値が設定されているフォームや、個人情報が含まれているフォームはアップロードしないでください。また、ソースフォーム内の事前入力データ、個人を特定できる情報(PII)、機密情報および専有情報も削除してください。 -
ヘッダーとフッターはどこに配置すればよいですか?
ヘッダーとフッターは、アダプティブフォームのテンプレート上に配置してください。変換元の PDF フォームにヘッダーとフッターが含まれている場合、変換サービスよってそれらのヘッダーとフッターが検出され、アダプティブフォームのテンプレートで定義されているヘッダーとフッターに置き換えられます。アダプティブフォーム内に余分なヘッダーやフッターが含まれている場合は、「レビューと修正」エディターを使用して、それらのヘッダーやフッターを削除したり編集したりすることができます。
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変換サービスを使用すると、手動で処理を行う(プランの作成、テーマやテンプレートなどのアセットの作成、アダプティブフォームの作成と公開をすべて手動で行う)場合と比べて、どれくらいの時間が短縮されますか?
短縮される時間は、入力フォームのサイズと複雑度、変換に関するリクエストの数によって異なります。ただし、変換サービスを実行すると、PDF フォームを手動でアダプティブフォームに変換する場合と比べて、大幅に時間が短縮されることは間違いありません。
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RSA ライブラリに関して以下のようなエラーメッセージが表示されたのですが、どうすればよいですか?
*ERROR* [0:0:0:0:0:0:0:1 [1565757652491] POST /content/dam/formsanddocuments/demo004.affBatchProcessor.html HTTP/1.1] org.apache.sling.engine.impl.SlingRequestProcessorImpl service: Uncaught Throwable java.lang.NoClassDefFoundError: Could not initialize class com.rsa.cryptoj.o.dl at com.rsa.jsafe.JSAFE_SecureRandom.getInstance(Unknown Source) at com.adobe.internal.pdfm.util.Util.appendRandomNumberToPrefix(Util.java: 169) [com.adobe.aemfd.adobe-aemfd-assembler:6.0.34] at com.adobe.internal.pdfm.logging.JobLog.<init>(JobLog.java:126) [com.adobe.aemfd.adobe-aemfd-assembler:6.0.34]
このエラーは、RSA/BouncyCastle ライブラリのブート委任機能が設定されていない場合に発生します。 このエラーを解決するには、以下の手順を実行します。- AEM インスタンスを停止して
[AEM installation directory]\crx-quickstart\conf\
フォルダーに移動し、sling.properties ファイルを編集用として開きます。[AEM installation directory]\crx-quickstart\bin\start.bat
を使用して AEM インスタンスを起動する場合は、[AEM_root]\crx-quickstart\
フォルダー内の sling.properties ファイルを編集用として開きます。 - 以下のプロパティを sling.properties ファイルに追加します。
sling.bootdelegation.class.com.rsa.jsafe.provider.JsafeJCE=com.rsa.*
sling.bootdelegation.class.org.bouncycastle.jce.provider.BouncyCastleProvider=org.bouncycastle.*
sling.bootdelegation.xerces=org.apache.xerces.*
- ファイルを保存して閉じます。
- AEM インスタンスを起動します。
- AEM インスタンスを停止して
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アダプティブフォーム内のテキストの大文字と小文字を自動的に変更するにはどうすればよいですか?
アダプティブフォームのテーマエディターまたはスタイルエディターを使用して、アダプティブフォーム内のテキストフィールドの大文字と小文字を変更することができます。例えば、テーマエディターを開き、フォーム内のすべてのテキストについて、大文字/小文字プロパティの値を、大文字、小文字、camelCase のいずれかに設定することができます。また、テーマエディターの「CSS 上書き」オプションを使用して、別のタイプのスタイルを作成することもできます。
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自動フォーム変換サービス(AFCS)で Adobe Sign のテキストタグを使用できますか?
自動フォーム変換サービス(AFCS)を使用して PDF フォームをアダプティブフォームに変換する際に、PDF フォームに Adobe Sign のテキストタグが含まれている場合、これらのタグは対応するアダプティブフォームフィールドに変換され、署名者の詳細が自動的に入力されます。この機能は AcroForms に対してのみ利用可能で、アダプティブフォームがサポートする Adobe Sign フィールドは制限されています。
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Adobe Sign が有効になった PDF フォームを作成するにはどうすればよいですか?
Adobe Sign が有効になった PDF フォームを作成するには:
Adobe Sign のテキストタグをフィールド名に追加するか、「Adobe Sign フォームに変換」オプションを使用します。