デバッグが有効になっている場合、SDK は、実装のデバッグや SDK の動作の理解に役立つメッセージをブラウザーコンソールに出力します。
デバッグはデフォルトで無効になっていますが、次の 4 つの方法でオンに切り替えることができます。
configure
コマンドsetDebug
コマンドconfigure
コマンドを使用して SDK を設定する場合は、debugEnabled
オプションを true
に設定してデバッグを有効にしてください。
alloy("configure", {
"edgeConfigId": "ebebf826-a01f-4458-8cec-ef61de241c93",
"orgId":"ADB3LETTERSANDNUMBERS@AdobeOrg",
"debugEnabled": true
});
自分のブラウザーだけでなく、Web ページのすべてのユーザーに対するデバッグを可能にします。
次のように、別の debug
コマンドでデバッグを切り替えます。
alloy("setDebug", {
"enabled": true
});
Web ページのコードを変更しない場合や、Web サイトのすべてのユーザーに対してメッセージのログを作成しない場合は、ブラウザーの JavaScript コンソール内でいつでも debug
コマンドを実行できるので、この機能が特に便利です。
次のように、alloy_debug
クエリ文字列パラメーターを true
または false
に設定して、デバッグを切り替えることができます。
http://example.com/?alloy_debug=true
debug
コマンドと同様に、Web ページのコードを変更しない場合や、Web サイトのすべてのユーザーに対してログメッセージを作成しない場合は、ブラウザーに Web ページを読み込む際にクエリ文字列パラメーターを設定できるので、この機能が特に便利です。
デバッグを debug
コマンドまたはクエリ文字列パラメーターで設定すると、configure
コマンドで設定された debug
オプションが上書きされます。この 2 つの場合、セッション中もデバッグはオンのままになります。 つまり、debug コマンドまたはクエリ文字列パラメーターを使用してデバッグを有効にした場合、次のいずれかが実行されるまで、デバッグは有効なままになります。
debug
コマンドを実行します多くの場合、Web サイトに読み込んだライブラリの背後にある詳細にアクセスすると便利です。これをおこなうには、次のように、getLibraryInfo
コマンドを実行します。
alloy("getLibraryInfo").then(function(result) {
console.log(result.libraryInfo.version);
console.log(result.libraryInfo.commands);
console.log(result.libraryInfo.configs);
});
現在、指定された libraryInfo
オブジェクトには次のプロパティが含まれています。
version
:読み込まれたライブラリのバージョンです。 例えば、読み込まれるライブラリのバージョンが 1.0.0 の場合、値は 1.0.0
になります。ライブラリをタグ拡張 (「AEP Web SDK」) 内で実行する場合、バージョンはライブラリバージョンで、タグ拡張バージョンは「+」記号で結合されたバージョンです。 例えば、ライブラリのバージョンが 1.0.0 で、タグ拡張のバージョンが 1.2.0 の場合、値はになります。 1.0.0+1.2.0
.commands
:これらは、読み込まれたライブラリでサポートされている使用可能なコマンドのすべてです。configs
:これらは、読み込まれたライブラリ内の現在の設定すべてです。