ソーススキーマに基づくサンプルプロファイルの生成

ファイルベースの宛先をテストする最初の手順は、/sample-profiles エンドポイントを使用して、既存のソーススキーマに基づいてサンプルプロファイルを生成することです。

サンプルプロファイルは、プロファイルの JSON 構造を理解するのに役立ちます。また、これをデフォルトとして、独自のプロファイルデータでカスタマイズすることで、より詳細に宛先をテストできます。

はじめに getting-started

続行する前に、「はじめる前に」を参照し、API の呼び出しを正常に行うために必要となる重要な情報(必要な宛先オーサリング権限および必要なヘッダーの取得方法など)を確認してください。

前提条件 prerequisites

/sample-profiles エンドポイントを使用する前に、以下の条件を満たしていることを確認してください。

  • Destination SDK で作成した既存のファイルベースの宛先があり、宛先カタログで確認できる。

  • Experience Platform UI で、宛先に対して少なくとも 1 つのアクティベーションフローを作成している。/sample-profiles エンドポイントは、アクティベーションフローでしたソーススキーマに基づいてプロファイルを作成します。アクティベーションフローの作成方法について詳しくは、アクティベーションチュートリアルを参照してください。

  • API リクエストを成功させるには、テストする宛先インスタンスに対応する宛先インスタンス ID が必要です。Platform UI で宛先との接続を参照する際に、URL から、API 呼び出しで使用する必要がある宛先インスタンス ID を取得します。

    URL から宛先インスタンス ID を取得する方法を示す UI 画像。

宛先テスト用のサンプルプロファイルの生成 generate-sample-profiles

テストしたい宛先の宛先インスタンス ID を使用して /sample-profiles エンドポイントに対して GET リクエストを行うことで、ソーススキーマに基づいてサンプルプロファイルを生成できます。

API 形式

GET /authoring/sample-profiles?destinationInstanceId={DESTINATION_INSTANCE_ID}&count={NUMBER_OF_GENERATED_PROFILES}
クエリパラメーター
説明
destinationInstanceId
サンプルプロファイルを生成する宛先インスタンスの ID。この ID の取得方法について詳しくは、前提条件の節を参照してください。
count
オプション。生成するサンプルプロファイルの数。このパラメーターは、1 - 1000 の値を取ることができます。このプロパティが定義されていない場合は、API が 1 つのサンプルプロファイルを生成します。

リクエスト

以下のリクエストは、対応する destinationInstanceId を持つ宛先インスタンスで定義されたソーススキーマに基づいて、サンプルプロファイルを生成します。

curl -X GET 'https://platform.adobe.io/data/core/activation/authoring/sample-profiles?destinationInstanceId={DESTINATION_INSTANCE_ID}' \
 -H 'Authorization: Bearer {ACCESS_TOKEN}' \
 -H 'Content-Type: application/json' \
 -H 'x-gw-ims-org-id: {IMS_ORG}' \
 -H 'x-api-key: {API_KEY}' \
 -H 'x-sandbox-name: {SANDBOX_NAME}' \

応答

応答が成功すると、HTTP ステータス 200 が、指定された数のサンプルプロファイル(ソース XDM スキーマに対応するオーディエンスメンバーシップ、ID およびプロファイル属性を含む)と共に返されます。

NOTE
応答は、宛先インスタンスで使用されたオーディエンスメンバーシップ、ID およびプロファイル属性のみを返します。ソーススキーマに他のフィールドがあっても、それらは無視されます。
[
   {
      "segmentMembership":{
         "ups":{
            "fea8d394-5a8c-4cea-bebc-df020ce37f5c":{
               "lastQualificationTime":"2022-01-13T11:33:28.211895Z",
               "status":"realized"
            },
            "5fa55d3a-18e1-4f65-95ed-ac8fdb03b45b":{
               "lastQualificationTime":"2022-01-13T11:33:28.211893Z",
               "status":"realized"
            }
         }
      },
      "personalEmail":{
         "address":"john.smith@abc.com"
      },
      "identityMap":{
         "crmid":[
            {
               "id":"crmid-P1A7l"
            }
         ]
      },
      "person":{
         "name":{
            "firstName":"string",
            "lastName":"string"
         }
      }
   }
]

UI から API 応答のフィールドへのマッピングを示す画像。

プロパティ
説明
segmentMembership
個人のオーディエンスメンバーシップを記述するマップオブジェクト。segmentMembership について詳しくは、オーディエンスメンバーシップの詳細を参照してください。
lastQualificationTime
前回、このプロファイルがセグメントに選定された際のタイムスタンプ。
status

オーディエンスメンバーシップが現在のリクエストの一環として実現されたかどうかを示す文字列フィールド。以下の値を使用できます。

  • realized:プロファイルは、セグメントの一部です。
  • exited:プロファイルは、現在のリクエストの一環としてオーディエンスから外れています。
identityMap
個人の様々な ID 値を、関連する名前空間と共に記述するマップタイプフィールド。identityMap について詳しくは、スキーマ構成の基本を参照してください。

API エラー処理 api-error-handling

Destination SDK API エンドポイントは、一般的な Experience Platform API エラーメッセージの原則に従います。Platform トラブルシューティングガイドの API ステータスコードおよびリクエストヘッダーエラーを参照してください。

次の手順

このドキュメントでは、宛先アクティベーションフローで設定されたソーススキーマに基づいてサンプルプロファイルを生成する方法を確認しました。

これで、これらのプロファイルをカスタマイズしたり、API から返されたプロファイルをそのまま使用して、ファイルベースの宛先設定をテストできるようになりました。

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