データ収集の概要

Adobe Experience Platform は、クライアントサイドのソースから顧客体験データを収集して Adobe Experience Platform Edge Network に送信し、そのデータを強化および変換して、アドビやアドビ以外の宛先に数秒で配信できるようにするテクノロジースイートを提供します。

データ収集は、以下のクライアントサイドソースに対応しています。

  • Web ベースのアプリケーション
  • ネイティブモバイルアプリケーション
  • オーバーザトップ(OTT)アプリケーション

データ収集では、取り込んだデータセットの検出性とアクセス性に重点を置いており、以下を含んでいます。

このガイドでは、データ収集の概要と、このフレームワークが Platform Edge Network を介して Adobe Experience Cloud 製品やアドビ以外のアプリケーションにデータを送信する仕組みについて説明します。

タグ、Web SDK および Mobile SDK

Platform Web SDK と Platform Mobile SDK には、すべてのアドビ製品ライブラリが、それぞれ web とモバイルのプラットフォーム用開発キットとして 1 つにまとめられています。これらは、ローコードを使用するか、データ収集 UI または Adobe Experience Platform UI からタグを使用して実装できます。

これらのライブラリを圧縮すると、データ収集が高速化され、クライアントサイドデバイスから Platform Edge Network へという単一のストリームに複数の処理が統合されます。

タグ、Web SDK、Mobile SDK

Platform Edge Network とデータストリーム edge

Platform Edge Network とは、世界中に分散された信頼性の高い高速サーバーネットワークであり、データを極めて大規模に受信および処理できます。タグを使用すると、Adobe Target、Adobe Audience Manager、Adobe Analytics などの製品に対してデータストリームを設定できます。これにより、クライアントサイドのコードを変更せずに、サーバサイドでこれらの製品をアクティブ化できます。

また、データストリームは、組織のポリシーや法規制を考慮して、送信する機密データが適切に処理されるようにするのに役立つ、複数の Platform 機能と統合されています。 詳しくは、データストリームに関するドキュメントの機密データの処理に関するセクションを参照してください。

データストリームおよびアドビのソリューション

NOTE
Platform Edge Network について詳しくは、次のインタラクティブ製品ツアーを参照してください。

イベント転送

イベント転送では、任意の Experience Platform データストリームを利用できます。そのため、データの変換、エンリッチメントおよびアドビ以外の宛先への送信が可能で、しかも待ち時間は極めて短く、サードパーティのコードをクライアントデバイスに追加する必要もありません。

イベント転送

NOTE
イベント転送は、Adobe Real-time Customer Data Platform Connections、Prime または Ultimate の一部として提供される有料機能です。

次の手順

このドキュメントでは、収集したカスタマーエクスペリエンスのデータをアドビ製品やサードパーティ製品に送信するプロセスを自動化する、データ収集のしくみについて概要を説明しました。

データ収集フレームワーク

Edge Network を介したイベントデータの送信に関する一般的なワークフローについて詳しくは、エンドツーエンドの概要を参照してください。

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