クイック検索コンポーネントは、Web サイトに検索機能を提供し、検索結果を提示することで、訪問者が一致するコンテンツを簡単に見つけて結果を表示できるようにします。
クイック検索コンポーネントを使用すれば、サイト訪問者がコンテンツを検索し、その結果をインプレースで表示し、一致するページに容易に移動できるようになります。ユーザーが検索結果をスクロールすると、それに合わせて新しい結果が動的に取得されます。
編集ダイアログでは、コンテンツツリー内の検索の開始位置をコンテンツ作成者が定義できます。デザインダイアログを使用すれば、コンテンツツリーにおける検索の開始位置のデフォルト値、結果セットサイズの上限、検索語句の長さの下限をテンプレート作成者が設定できます。
このドキュメントでは、クイック検索コンポーネントの現在のバージョン(2018年2月にコアコンポーネントのリリース 2.18.0 で導入された v1)について説明します。
コンポーネントのすべてのサポート対象バージョン、コンポーネントの各バージョンと互換性のある AEM バージョン、以前のバージョンのドキュメントへのリンクを次の表に示します。
コンポーネントのバージョン | AEM 6.4 | AEM 6.5 | AEM as a Cloud Service |
---|---|---|---|
v2 | - | 互換性あり | 互換性あり |
v1 | リリース 2.17.4 以前と互換性あり |
互換性あり | 互換性あり |
コアコンポーネントのバージョンとリリースについて詳しくは、コアコンポーネントのバージョンを参照してください。
DOS 攻撃からの検索コンポーネントや AEM ベースアプリケーションの保護は、Dispatcher で mod_security
を使用するなど、より高いレベルで実装する必要があります。
クイック検索コンポーネントに関する最新の技術ドキュメントについては、GitHub を参照してください。
コアコンポーネントの開発について詳しくは、コアコンポーネント開発者向けドキュメントを参照してください。
編集ダイアログでは、コンテンツツリー内の検索の開始位置をコンテンツ作成者が定義できます。
検索ルート - 検索の開始位置となるルートページ。検索ルートは、ブループリントマスター、言語マスター、通常のページのいずれでもかまいません。
検索ルートが設定されていない場合や解決できない場合、クイック検索はデフォルトで現在のページ配下の検索になります。
デザインダイアログを使用すれば、コンテンツツリーにおける検索の開始位置のデフォルト値、結果セットサイズの上限、検索語句の長さの下限をテンプレート作成者が設定できます。デザインダイアログでは、コンテンツ作成者が使用できるテキスト書式設定オプションをテンプレート作成者が定義できます。
「結果のサイズ」と「検索語句の最小の長さ」は、デザインモード(テンプレートレベル)でしか設定できません。つまり、コンテンツ作成者はこれらの値を変更できません。
「結果のサイズ」が大きすぎる場合や、「検索語句の最小の長さ」が小さすぎる場合は、パフォーマンスに影響が出る可能性があります。
クイック検索コンポーネントでは、AEM スタイルシステムをサポートしています。