ページコンポーネントは、テンプレートエディターと連動するように設計された拡張可能なページコンポーネントです。このコンポーネントを使用すれば、テンプレートエディターでページのヘッダー/フッターおよび構造要素を組み立てることができます。
ページコンポーネントは、コアコンポーネントと編集可能なテンプレートを使用して設計されるあらゆるページの基礎となるものです。ページコンポーネントを使用すれば、ページのヘッダーやフッター、構造を、他のコアコンポーネントを使用する際のテンプレートとして定義できます。
デザインダイアログを使用すれば、カスタムのクライアント側ライブラリをページ用に定義できます。コンポーネントから編集ダイアログに直接アクセスできる他のコンポーネントとは異なり、ページコンポーネントはページそのものなので、ページコンポーネントの編集ダイアログはページプロパティウィンドウになります。
このドキュメントでは、ページコンポーネントの現在のバージョン(2018 年 1 月にコアコンポーネントのリリース 2.0.0 で導入された v2)について説明します。
コンポーネントのすべてのサポート対象バージョン、コンポーネントの各バージョンと互換性のある AEM バージョン、以前のバージョンのドキュメントへのリンクを次の表に示します。
コンポーネントのバージョン | AEM 6.4 | AEM 6.5 | AEM as a Cloud Service |
---|---|---|---|
v2 | 互換性あり | 互換性あり | 互換性あり |
v1 | 互換性あり | 互換性あり | - |
コアコンポーネントのバージョンとリリースについて詳しくは、コアコンポーネントのバージョンを参照してください。
ページコンポーネントに関する最新の技術ドキュメントについては、GitHub を参照してください。
コアコンポーネントの開発について詳しくは、コアコンポーネント開発者向けドキュメントを参照してください。
ページコンポーネントはページ全体を表しているので、編集ダイアログに通常用意されている設定はページのプロパティウィンドウにあります。
ページコンポーネントはページ全体を表しているので、ページテンプレートを編集する際は、ページ情報/ページポリシーでデザインダイアログにアクセスします。
以前のバージョンの AEM では、ページポリシーはページデザインと呼ばれていました。
ページデザインウィンドウを使用すれば、読み込むクライアントライブラリとページの Web リソースライブラリを定義できます。
クライアントライブラリ - 読み込むクライアントライブラリカテゴリを定義します。JavaScript が本文の末尾に追加され、CSS がページの先頭に追加されます。
クライアントライブラリ JavaScript ページ先頭 - ページの先頭に読み込む JavaScript クライアントライブラリカテゴリを定義します。
Web リソースクライアントライブラリ - favicon などの Web リソースを提供するために使用されるクライアントライブラリカテゴリです。
メインコンテンツ要素セレクターにスキップ - ページのメインコンテンツに直接スキップするアクセシビリティ機能として使用されます。
「クライアントライブラリ」と「クライアントライブラリ JavaScript ページ先頭」の両方のフィールドにライブラリを次のように設定できます。
クライアント側ライブラリの使用に関する詳細は、クライアント側ライブラリの使用を参照してください。
ページ先頭のクライアントライブラリを個別に定義する機能は、コアコンポーネントリリース 2.2.0 で導入されました。
ページコンポーネントは、AEM スタイルシステムをサポートしています。