Brand Portal への並列公開における問題のトラブルシューティング

Brand Portal と AEM Assets の連携を設定すると、承認済みブランドアセットを AEM Assets オーサーインスタンスからシームレスに取り込む(または公開する)ことができます。設定された AEM オーサーインスタンスは、レプリケーションエージェントを使用して、選択されているアセットを Brand Portal クラウドサービスにレプリケートし、Brand Portal ユーザーが使用できる状態にします。AEM 6.2 SP1-CFP5、AEM CFP 6.3.0.2 およびそれ以降では、高速な並列公開を実現するために複数のレプリケーションエージェントが使用されています。

メモ

AEM Assets Brand Portal と AEM Assets の連携を適切に設定するには、AEM 6.4.1.0 にアップグレードすることをお勧めします。AEM 6.4 では、AEM Assets と Brand Portal の連携を設定する際にエラーが発生し、レプリケーションが失敗します。

/etc/cloudservice 下にブランドポータルのクラウドサービスを設定すると、必要なユーザーとトークンがすべて自動生成され、リポジトリに保存されます。クラウドサービスの設定が作成され、レプリケーションに必要なサービスユーザーと、コンテンツをレプリケートするためのレプリケーションエージェントも作成されます。これによって 4 つのレプリケーションエージェントが作成されます。したがって、多数のアセットを AEM から Brand Portal に公開するときは、アセットがキューを形成し、これらのレプリケーションエージェント間でラウンドロビンを通じて配分されます。

ただし、大きな Sling ジョブや、AEM オーサーインスタンス上のネットワークおよび​ディスク I/O の増加や AEM オーサーインスタンスのパフォーマンス低下などの理由で、公開が断続的に失敗することがあります。そのため、公開を開始する前に、レプリケーションエージェントとの接続テストをおこなうことをお勧めします。

初めての公開で失敗した場合のトラブルシューティング:公開設定の検証

公開設定を検証するには、次のようにします。

  1. エラーログを確認します。
  2. レプリケーションエージェントが作成されているかを確認します。
  3. 接続をテストします。

Cloud Service 作成時のテールログ

直近のログを確認します。レプリケーションエージェントが作成されているかを確認します。レプリケーションエージェントの作成が失敗している場合は、クラウドサービスに小さな変更を加えることでクラウドサービスを編集します。検証をおこない、レプリケーションエージェントが作成されているかをもう一度確認します。作成されていない場合は、サービスを再編集します。

クラウドサービスを何度か編集しても適切に設定されない場合は、Daycare チケットを発行してください。

レプリケーションエージェントとの接続テスト

ログを参照して、レプリケーションログにエラーが記録されている場合は、次のようにします。

  1. アドビサポートに問い合わせてください。

  2. クリーンアップを再試行し、公開設定をもう一度作成します。

既存の Brand Portal 公開設定のクリーンアップ

公開がうまくいかない場合によくある原因は、公開を実行するユーザー(例:mac-<tenantid>-replication)が最新の秘密鍵を持っていないことです。そのため、公開が「401 Unauthorized」エラーで失敗し、レプリケーションエージェントログに他のエラーは記録されません。その場合は、トラブルシューティングをおこなうのではなく、新しい設定を作成することをお勧めします。新しい設定を正しく機能させるには、AEM オーサーインスタンスのセットアップから以下をクリーンアップします。

  1. localhost:4502/crx/de/ に移動します(localhost:4502 でオーサーインスタンスを実行していると仮定)。
    i. /etc/replication/agents.author/mp_replication を削除します。
    ii.次を削除します。
    /etc/cloudservices/mediaportal/<config_name>

  2. localhost:4502/useradmin に移動します。
    i. ユーザー mac-<tenantid>replication を検索します。
    ii.このユーザーを削除します。

これによってシステム全体がクリーンアップされます。これで新しい クラウドサービス設定の作成を試せるようになります。あるいは、https://legacy-oauth.cloud.adobe.io/ 内の既存の JWT アプリケーションを引き続き使用することもできます。新しいアプリケーションを作成する必要はなく、新しく作成したクラウド設定から公開鍵を更新するだけで構いません。

Developer Connection の JWT アプリケーションテナントの可視性の問題

https://legacy-oauth.cloud.adobe.io/ 上であれば、現在のユーザーがシステム管理者を抱えているすべての組織(テナント)が一覧表示されます。ここに組織名が表示されない場合や、必要なテナントのアプリケーションを作成できない場合は、そのための十分な(システム管理者の)権限を持っているかを確認してください。

このユーザーインターフェイスには、既知の問題が 1 つあります。つまり、どのテナントでも上位 10 件のアプリケーションしか表示されないことです。アプリケーションを作成したら、そのページにとどまり、URL をブックマークしてください。アプリケーションの一覧ページに移動して、自分が作成したアプリケーションを探す必要はありません。ブックマークした URL に直接アクセスして、いつでも必要なときにアプリケーションを更新または削除できます。

作成した JWT アプリケーションが適切にリストされない場合があります。そのため、JWT アプリケーションの作成中に URL をメモするかブックマークすることをお勧めします。

機能していた設定が動作を停止した場合

それまで問題なく Brand Portal への公開をおこなっていたレプリケーションエージェントが公開ジョブの処理を停止した場合は、レプリケーションログを確認してください。AEM には自動再試行の機能が組み込まれているので、特定のアセットの公開が失敗しても、自動的に再試行されます。ネットワークエラーなどの問題が断続的に発生している場合でも、再試行するうちに公開が成功することがあります。

公開エラーが引き続き発生し、キューがブロックされる場合は、接続テスト​の結果を確認し、報告されるエラーの解決を試みてください。

エラーの内容に基づき、サポートチケットを発行することもできます。その場合は Brand Portal のエンジニアリングチームが問題解決をお手伝いします。

接続タイムアウトエラーを回避するためのレプリケーションエージェントの設定

ジョブの公開がタイムアウトエラーで失敗する場合は、通常、レプリケーションキューに保留中のリクエストが複数あります。この問題を解決するには、タイムアウトを回避するようにレプリケーションエージェントを設定します。

レプリケーションエージェントを設定するには、次の手順を実行します。

  1. AEM Assets オーサーインスタンスにログインします。
  2. ツール​パネルで、デプロイメントレプリケーション​に移動します。
  3. レプリケーションページで、「作成者のエージェント」をクリックします。Brand Portal テナントの 4 つのレプリケーションエージェントを表示できます。
  4. レプリケーションエージェントの URL をクリックして、エージェントの詳細を開きます。
  5. 編集」をクリックして、レプリケーションエージェントの設定を変更します。
  6. エージェントの設定で「拡張」タブをクリックします。
  7. 接続を閉じる」チェックボックスをオンにします。
  8. 手順 4~7 を繰り返して、4 つのレプリケーションエージェントをすべて設定します。
  9. サーバーを再起動します。

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