ドキュメントフラグメントは再利用可能な通信のパーツ/コンポーネントで、これらを使用してレター/通信を構成できます。ドキュメントフラグメントには、次の種類があります。
テキストアセットは、1 つまたは複数の段落で構成される 1 つのコンテンツです。段落は静的または動的にすることができます。動的段落にはデータ要素への参照が含まれます。データ要素の値は実行時に設定されます。例えば、レターのあいさつ文に含める顧客名を動的データ要素にし、実行時に値が設定されるようにできます。この値を変更すると、同じレターテンプレートを使用して異なる顧客向けにレターを生成できます。
Correspondence Management Solution は、動的データアイテム(可変データ)に対して 2 種類の要素をサポートしています。
Correspondence Management テンプレートはプレースホルダーの作成時に一意の名前を作成するように求めません。テキストと条件など、2 つのプレースホルダーを作成して同じ名前にし、両方ともレターテンプレートで使用すると、最後に挿入したプレースホルダーの値が両方のプレースホルダーに使用されます。2 つのプレースホルダーの名前が同じ場合、タイプが比較されます。タイプが異なる場合、タイプは文字列になります。ただし、モジュール内では同じ名前を持つプレースホルダーを複数作成することはできません。
フォーム/ドキュメントフラグメントを選択します。
作成/テキストをタップ、またはテキストアセットを選択して、編集をタップします。
テキストの次の情報を指定します。
次へをタップします。テキストの段落やデータ要素をテキストに追加できるエディターページが、Correspondence Management によって表示されます。
ブラウザーのデフォルトのスペルチェッカーにより、テキストエディターのスペルチェックが行われます。スペルチェックや文法チェックを管理するにはブラウザーのスペルチェッカーの設定を編集するか、スペルチェックや文法チェックのためのブラウザーのプラグインまたはアドオンをインストールします。
また、テキストエディターでは、様々なキーボードショートカットを使用して、テキストの管理、編集や書式設定を行うこともできます。テキストエディターキーボードショートカットについて詳しくは、「Correspondence Management キーボードショートカット」を参照してください。
テキストエディターが開くので、テキストを入力します。ページの最上部にあるツールバーを使用して、テキストの書式設定や、条件、リンク、改ページの挿入を行います。
テキストエディターが開きます。テキストを入力します。段落、整列、リストなど、編集のタイプによってツールバーが変わります。
ツールバーのタイプの選択:段落、整列、またはリスト
リストツールバー(クリックすると拡大画像が開きます)
別のアプリケーション(MS Word や HTML ページなど)から複数の段落のテキストを再利用するには、テキストをコピーしてテキストエディタに貼り付けます。コピーされたテキストの書式設定は、テキストエディタでも保持されます。
編集可能なテキストモジュールでは、1 つ以上のテキスト段落をコピーして貼り付けることができます。たとえば、次のような居住証明書の箇条書きリストを含む MS Word 文書があるとします。
編集可能なテキストモジュールでは、MS Word 文書からテキストを直接コピーして貼り付けることができます。箇条書きリスト、フォント、テキストの色などの書式は、テキストモジュールでも保持されます。
ただし、貼り付けられたテキストの書式設定にはいくつかの制約があります。
必要に応じて、ドキュメントフラグメントに特殊文字を挿入します。例えば、特殊文字パレットを使用して、以下の特殊文字を挿入することができます。
Correspondence Management では、210 種類の特殊文字に初期状態から対応しています。管理者は、カスタマイズすることで特殊文字を増やしたり、カスタムの特殊文字を追加したりすることができます。
編集可能なインラインモジュールのテキストの一部をハイライト表示または強調するには、テキストを選択して「ハイライト表示の色」をタップします。
基本色パレットに表示されている基本色 **[A]**
を直接タップすることも、スライダー **[B]**
を使用して、その色の適切な網掛けを選択した後で選択をタップすることもできます。
オプションで、「詳細」タブに移動して、適切な色相、明度、彩度 **[C]**
を選択して正確な色を作成し、「選択 **[D]**
」をタップして、その色を適用してテキストをハイライト表示することもできます。
データディクショナリ要素とプレースホルダー要素をデータパネルからテキストにドラッグ&ドロップします。
To:
データディクショナリのサンプルデータファイルで指定されたプレースホルダー要素
サンプルデータファイルで指定したデータディクショナリ変数によって入力された、CCR ビュー内のプレースホルダー要素値
@ 記号を使用し、データディクショナリとプレースホルダー要素を検索してテキストエディターに追加することもできます。要素を挿入する位置にカーソルを置きます。@ の後に検索文字列を入力します。テキストエディターは、テキストドキュメントフラグメントで使用可能なすべてのデータディクショナリとプレースホルダー要素に対して検索操作を実行します。検索操作は、検索文字列を含む要素を検索し、ドロップダウンリストとして表示します。検索結果間を移動し、カーソル位置で挿入する要素をクリックします。検索結果を非表示にするには、Esc キーを押します。
インライン条件と繰り返しを使用して、文脈性の高い、構成力のあるレターにすることができます。インライン条件と繰り返しについて詳しくは、レターのインライン条件と繰り返しを参照してください。
保存をタップします。
テキストアセット内にハイパーリンクを作成するには、次の手順を実行します。
テキストエディターで、テキストまたはデータモデルオブジェクトを選択します。
リンクをタップします。代替テキストフィールドをタップして、既存のデータモデルオブジェクトの名前またはテキストを削除します。
URL を指定して、をタップします。
大量のテキストを含むテキスト要素で作業する際、特定のテキスト文字列を検索する必要があります。また、特定のテキスト文字列を別の文字列と置換する必要がある場合もあります。
「検索と置換」機能はテキスト要素内にある任意の文字列の検索(および置換)を可能にします。この機能には、強力な正規表現検索も含まれています。
テキストエディターでテキストモジュールを開きます。
「検索と置換」をタップします。
検索するテキストを「検索」テキストボックスに入力して、「検索」を押します。テキストモジュールで検索テキストがハイライト表示されます。
テキストの次のインスタンスを検索するには、再び「検索」を押します。
「検索」ボタンを押し続けると、ページの下方に検索が継続されます。テキストの最後のインスタンスが見つかった後に表示される「モジュールの最後に達しました」のメッセージは、検索結果がそれ以上見つからないことを示します。
ただし、テキストモジュールで検索テキストのインスタンスが見つからない場合は、一致が見つかりませんでしたというメッセージが表示されます。
「検索」を再び押すと、検索はページの一番上から続行されます。
大文字/小文字の一致:検索は、大文字/小文字が一致する結果のみを返します。
単語全体:単語全体が一致する結果のみを返します。
「検索」テキストボックスに特殊文字を入力すると、「単語全体」オプションは無効になります。
Reg ex:正規表現を使用して検索します。例えば、次の正規表現はテキストモジュール内の電子メールアドレスを検索します。
[a-zA-Z0-9._%+-]+@[a-zA-Z0-9.-]+\.[a-zA-Z]{2,4}
テキストエディターでテキストモジュールを開きます。
「検索と置換」をタップします。
「検索」テキストボックスに検索するテキスト、および見つかったテキストと置換するためのテキストを入力し、「置換」を押します。
検索テキストが見つかると、テキストは置換テキストと置換されます。
「検索」を再び押すと、検索はページの一番上から続行されます。
「すべて置換」オプションを使用して、テキストモジュール内のすべてのインスタンスを置換します。us`` を行うと、「検索と置換」ダイアログで置換の数がメッセージとして表示されます。
重複を回避するために、一貫性のある命名規則を使用します。
テキストモジュールで適切なデータディクショナリの連結を使用します。
テキストアセットを変更するときにテキストエディターを使用する場合、次のルールが適用されます。
リストは、テキスト、(その他の)リスト、条件、画像を含む、一連のドキュメントフラグメントです。リスト要素の順番は固定または編集可能にできます。レターを作成する際は、リスト要素の一部またはすべてを使用して、再利用可能な要素のパターンを複製することができます。リストは基本的に、他のターゲット内でネスト可能なターゲットとして動作します。
リストの実装は次の 2 つの手順から構成されます。
リストは、レターテンプレートで単一のユニットとして使用できる、関連するコンテンツのグループです。任意の種類のコンテンツをリストに追加できます。リストは入れ子にすることもできます。リストモジュールは次のように指定できます。
「フォーム/ドキュメントフラグメント」を選択します。
「作成/リスト」を選択します。
リストの次の情報を指定します。
「次へ」をタップします。
「アセットを追加」をタップします。
リストにアセットを追加するには、アセット選択ページでアセットを選択して「完了」をタップします。
アセットがリスト項目ページに追加されます。
リスト内のアセットの順序を変更するには、矢印アイコン()を長押しして、ドラッグ&ドロップします。ユーザーが通信を作成ユーザーインターフェイスでレターテンプレートを開くと、ここで定義した順にコンテンツがアセンブリされます。
CCR ユーザーインターフェイスでのリストの動作を指定するには、次のオプションを選択します。
ライブラリアクセス:ライブラリにアクセスしてアセットを追加するには、「ライブラリアクセス」をタップします。「ライブラリアクセス」を有効にすると、要求処理担当者はリストにコンテンツを追加できます。有効にしない場合、要求処理担当者はリスト用に定義したコンテンツのみに使用を制限されます。
順序をロック:要求処理担当者が順序を変更できないようにリストのアセット順をロックするには、「順序をロック」をタップします。このオプションを選択しない場合、要求処理担当者はリスト項目の順序を変更できます。
箇条書き記号を追加:モジュールに箇条書きスタイルまたは段落番号スタイルを適用するには、このオプションを使用します。事前設計されたリストスタイルまたはカスタムのリストスタイルのどちらかを使用できます。また、各リスト項目の前後に表示するテキストを指定することもできます。
改ページ:リストのコンテンツに改ページを追加するには、このオプション()を選択します。このオプション(
)を選択しない場合、リストのコンテンツが次のページにオーバーフローすると、リストの間でページを区切らずにリスト全体が次のページに移動します。
割り当て設定:リストに追加できるアセットの最小数と最大数を指定するには、このオプションを使用します。
リスト内にある各アセットの実行時の動作を指定するには、次のオプションを選択します。
「保存」をタップします。
重複を回避するために、一貫性のある命名規則を使用します。
適切なデータディクショナリの連結を使用します。
リストを変更するときにリストエディターを使用する場合、次のルールが適用されます。
条件を使用すると、提示されたデータに基づいて通信/レターの作成時に含めるコンテンツを定義できます。制御変数を使用して条件を記述します。条件を追加するときに、制御変数の値に基づいてアセットを含めることもできます。
選択したオプションに基づき、true と判断された最初の式のみまたはすべての条件が、現在の条件変数に基づいて評価されます。通信の作成(CCR)でのレターへの入力時、条件は「ホワイトボックス」のように機能します。条件の結果がリストになる場合、リストのすべての必須アイテムと事前に選択されたアイテムが出力されます。これらのアイテム自体が条件やリストになる場合、その結果のコンテンツも、テキストと画像のコンテンツのフラットリストとしてトップダウン式の深さ優先順で出力されます。条件結果のタイプは任意です(テキスト、リスト、条件、画像)。
条件エディターでは式ビルダーのユーザーインターフェイスも提供され、複数のプレースホルダーとデータディクショナリ要素を使用した式の作成がサポートされています。この式には、共通のオペランドとローカル関数およびグローバル関数が使用できます。式はそれぞれコンテンツと関連付けることができます。オプションとして、true の評価がない場合はデフォルトのセクションにすることができます。各式を定義された順番に評価し、最初に true を返した式が選択され、その式に関連付けられたコンテンツがその条件モジュールによって返されます。
例えば、レターの条項を顧客が住んでいる州によって異なり、データディクショナリに「state」という要素が含まれている場合は、次のような条件を追加できます。
• state = NY, select T&C_NY text paragraph
• state = NC, select T&C_NC text paragraph
条件エディターを使用すると、デフォルト条件を指定できます。制御変数の値がいずれの条件とも一致しない場合、デフォルト条件に関連付けられたコンテンツが使用されます。前述の例の後に、次の条件の行を追加できます。
• Default, select T&C_Rest
「フォーム/ドキュメントフラグメント」を選択します。
「作成/条件」を選択します。
リストの次の情報を指定します。
「次へ」をタップします。
「アセットを追加」をタップします。
アセットを条件に追加するには、アセットを選択ページでアセットを選択し、「完了」をタップします。アセットが式ウィンドウに追加されます。
条件の実行時の動作を指定するには、次のオプションを選択します。
条件内のアセットの順序を変更するには、矢印アイコン()を長押しして、ドラッグ&ドロップします。ユーザーが通信の作成ユーザーインターフェイスでレターテンプレートを開くと、ここで定義した順にコンテンツがアセンブルされます。
行を削除するには、「削除」をタップします。デフォルトの行で「削除」をタップすると、アセット情報のみがクリアされます。
「コピー」をタップし、行を複製します。
「編集」をタップし、アセットを変更するか、式を編集します。
詳細情報:
検索を容易にし、重複を回避するため、一貫性のある命名規則を使用します。
条件はケース文のように動作するので、条件の順序は重要です。最初の一致が返されます。
適切なデータディクショナリの連結を使用します。
条件を編集するときに条件エディターを使用する場合、次のルールが適用されます。
レイアウトフラグメントは Designer で作成された XDP に基づいています。レイアウトフラグメントを作成するには、XDP を作成し、それを AEM Forms にアップロードする必要があります。
1 つ以上のレイアウトフラグメントによってレターのパーツを形成し、これらのパーツのグラフィカルレイアウトを定義できます。レイアウトフラグメントには、「アドレス」、「参照番号」、ターゲット領域を指定する空のサブフォームなど、一般的なフォームフィールドを含めることができます。また、レイアウトフラグメントを使用してテーブルを作成し、テーブルをレターに挿入できます。
一般的には、再利用可能なレイアウトパターンをレターで見つけて、これらのパターンを使用してレイアウトフラグメントを作成します。例えば、複数のレターで同じ順に表示される挨拶、住所、レターの件名を使用します。または、複数のレターで使用されている行数と列数が同じテーブルなどを使用します。
レイアウトフラグメントは既存の XDP に基づいて作成できます。レイアウトフラグメントはフィールドとターゲット領域を使用するか、1 つ以上のテーブルを使用して作成できます。レイアウト内のテーブルは静的または動的にすることができます。XDP は Designer で作成され、AEM Forms にアップロードされます。XDP はレイアウトフラグメントまたはレターの構造を形成できます。詳しくは、レイアウトデザインを参照してください。
ターゲット領域に連結されているフラグメントを使用することで、作成時にレターを変更できます。異なるサイズのレイアウトフラグメントを作成し、適切なフラグメントをターゲット領域に連結できます。レイアウトフラグメントでは、次のように一部のテーブルプロパティをカスタマイズすることもできます。
この手順を実行する前に、Designer を使用して XFA フラグメントを作成します。フラグメントには、フィールドとターゲット領域の構成するためのテーブルを含めることができます。Designer では、静的と動的の 2 つのタイプのテーブルを作成できます。静的テーブルの行数は固定されています。静的テーブルには、ターゲット領域とフィールドを含めることができます。これらのターゲット領域とフィールドを、繰り返し DDE に連結することはできません。動的テーブルにも 1 つの行を含めることができます。動的テーブルの行数は、テーブルセルに連結されるデータによって決まります。動的テーブルには、フィールドのみを含めることができます。DDE は、繰り返しでも繰り返しなしでも連結できます。
テーブルをデザインする際は、次のポイントを考慮します。
プレースホルダーテーブルの場合、フラグメントの作成時に次のプロパティをカスタマイズできます。
プレースホルダー以外のテーブルでは、次のプロパティをカスタマイズできます。
レターではフラグメントをネストできます。これはフラグメント内にフラグメントを追加できることを意味します。Correspondence Management ソリューションは最大 4 レベルのネストをレター内でサポートします。レター>フラグメント>フラグメント>フラグメント>フラグメント
レイアウトフラグメントで静的および動的テーブルを使用する例について詳しくは、サンプルファイルの使用例:レター内での静的および動的テーブルの使用を参照してください。
「作成/レイアウトフラグメント」を選択します。
Correspondence Management に利用可能な XDP が表示されます。レイアウトフラグメントのベースとする XDP を選択し、「次へ」をタップします。
レイアウトの次の情報を指定します。
「テーブル」タブをタップし、レイアウトの次の情報を指定します。
設定:設定するテーブルを選択します。ドロップダウン内のテーブル名のサフィックスは、テーブルが静的な場合は「Static」、テーブルが動的な場合は「Dynamic」になります。静的テーブルの行数は固定されています。静的テーブルには、ターゲット領域とフィールドを含めることができます。これらのターゲット領域とフィールドを、繰り返し DDE に連結することはできません。動的テーブルの行数は、テーブルセルに連結されるデータによって決まります。
行:レイアウトの行数を選択します。元の行数以上に設定する必要があります。
列:レイアウトの列数を選択します。元の列数以上に設定する必要があります。
列ごとに、次の内容を設定する必要があります。
レイアウトフラグメントで静的および動的テーブルを使用する例について詳しくは、サンプルファイルの使用例:レター内での静的および動的テーブルの使用を参照してください。
「保存」をタップします。
Correspondence Management に XDP をアップロードする/読み込む手順については、「AEM Forms におけるアセットの読み込みと書き出し」を参照してください。
Designer でターゲット領域を作成する場合、すべての新しいサブフォームのデフォルトの連結を簡単に「なし」に設定できます。
デフォルトの連結を設定するには、次の手順を実行します。
Designer で、ツール/オプション/データ連結/サブフォームの連結をタップします。
「新規サブフォーム」リストの「デフォルトの連結」で、「データ連結なし」を選択します。
「挿入/サブフォーム」コマンドを使用するか、オブジェクトパレットからドラッグ&ドロップして挿入したサブフォームは、デフォルトで「なし」の連結があります。つまり、すべての新しいサブフォームはデフォルトで、コンテンツを追加するか、連結設定を変更するか、サフィックスが「_int」の名前をサブフォームに付けるという操作をしない限り、ターゲット領域になります。
通信を作成ユーザーインターフェイスで作成したレターを、今後のワークフローで入力に使用する場合、レイアウトの際には、米国リハビリテーション法第 508 条に関連する次の推奨事項に従います。そうしないと、レター PDF は単に表示用になり、これらの推奨事項を無視することになる可能性があります。
/field/assist/speak@priority="toolTip"
を設定し、/field/assist/toolTip
でツールヒントのテキストを指定します。
Designer でレイアウトをデザインするとき、日付フィールドの形式が、Correspondence Management 設定プロパティの日付の表示形式で指定した日付形式と一致していることを確認します。詳しくは、Designer ヘルプの「フィールド値の形式設定とパターンの使用」を参照してください。
startDate ~ endDate など、日付の組み合わせを処理する場合、単一のサブフォームを使用して、完成したレターの配置が正しいことを確認し、フィールドの数を最小限に抑えます。
レイアウトに、単一の XML 要素にマッピングされるフィールドとターゲット領域が多数ある場合、フォームレベルの連結を使用し、各要素に個別のノードを作成します。Correspondence Management でデータをマッピングするときに、フォームレベルで連結されるフィールドは無視されます。
マスターページのサブフォームのターゲット領域は、アセットを管理ユーザーインターフェイスで表示されません。また、データをマッピングできません。
レイアウトをデザインする場合、サブフォームの選択には注意が必要です。レイアウトに含まれるサブフォームが単一の場合、フロータイプにすることができます。サブフォームにフィールドを配置した後に、別のサブフォームでラップできます。その結果、ラップされたサブフォームもフローするようになり、レイアウトが乱れません。
マスターページにフィールドを配置する場合は、次の点に注意する必要があります。
レターテンプレートの多くにテーブルが含まれます。テーブルには静的テーブルがあります。例えば契約条件のテーブルでは、行ごとに 1 つずつ条件が示され、個別の列に各パーツが表示されます。動的テーブルもあります。例えばアカウント情報のテーブルには、顧客の名前、アカウント ID、取引番号および取引金額などの情報が含まれます。
DD には Nominee_details コレクション要素があります。このコレクション要素には 1 つの複合要素と、Nominee_name、Nominee_address、Nominee_gender という 3 つのプリミティブ要素があります。動的 XDP にも同じヘッダーがあります。このため、上記の DD フィールドを使用して、動的 XDP フィールドをマッピングできます。
この例では、動的および静的テーブルを 1 つずつ作成し、動的テーブルを DDE に連結して、これらの 2 つのテーブルを含むレターを作成する方法を示します。この例を使用すると、ファイルを最初から作成するか、手順を実行するために用意されている入力ファイルを使用できます。
図に示すように、例で使用するデータディクショナリ(DD)を作成します。
次に、DD を選択してサンプルデータを書き出します。提供される XML ファイルには従業員データと、Nominee_details の 3 つのインスタンスが含まれています(デフォルトでは 3 つのインスタンスがダウンロードされますが、必要に応じて追加または削除できます)。値を更新し、テストデータを DD に読み込みます。CMP ファイルはパッケージになっていて、DD が含まれています。DD を Correspondence Management に読み込みます。
データディクショナリとテストデータの使用について詳しくは、「データディクショナリ」を参照してください。
Designer で、2 つの XDP(レイアウトフラグメント)、つまり動的テーブルと静的テーブルを 1 つずつ作成します。両方のレイアウトに対して次の操作を実行します。
または、この手順を実行するために用意されている静的および動的 XDP を使用します。
レイアウトフラグメントの使用について詳しくは、レイアウトフラグメントを参照してください。
レイアウトのデザインについて詳しくは、Designer ヘルプを参照してください。
XDP を AEM Forms にアップロードします。
動的 XDP に基づいてレイアウトフラグメントを作成します。プロパティの「テーブル」タブに、テーブルが動的であることが示されます(「設定対象フィールド」)。行数(1)および列数(3)は、XDP/レイアウトフラグメントから派生します。
このレイアウトのフィールドは読み込んだ DD に後で連結されます。また、レターでは、行数がテストデータファイル(DD に付属している XML データファイル)のレコード数に基づいて動的に作成されます。
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静的 XDP に基づいてレイアウトフラグメントを作成します。プロパティの「テーブル」タブにテーブルが静的であることが示されます(「設定対象フィールド」)。行数(1)および列数(3)は、XDP/レイアウトフラグメントから派生します。
ここで列数と行数を変更できます。画面での選択内容に応じて、静的テーブルの行数と列数は、後でこのレイアウトを使用して作成されるレターで固定されます。
両方のレイアウトフラグメントを使用してレターを作成します。動的 XDP をレターに挿入する際、フィールドの連結をデータディクショナリのコレクション要素に設定します。
レターおよびレターテンプレートの作成について詳しくは、「レターの作成」を参照してください。
レターを保存してプレビューします。レターをプレビューすると、データディクショナリの値がレターに表示されます。動的テーブルには、行が 3 つあります。テストデータには 3 つのレコードがあり、それぞれ行ごとに含まれていたためです。
静的テーブルには、レイアウトフラグメントの作成中に指定した数だけ行と列があります。
動的テーブルには、テストデータファイル内のレコード数に基づいて 3 つの行が表示されます。これは、レイアウトをレターに追加する際に、動的テーブルのフィールドとデータディクショナリのコレクション要素間に連結を作成したためです。名前、住所、性別の値は、使用したテストデータファイルによって入力されます。
フラグメントをコピーして貼り付けることで、既存のドキュメントフラグメントに類似したプロパティとコンテンツを持つドキュメントフラグメントをすばやく作成できます。