フォームのローカライズにより、様々な地域の幅広い対象者に向けてフォームを提供できるようになります。アダプティブフォームおよびレコードのドキュメントをローカライズするには、Adobe Experience Manager 翻訳ワークフローが役立ちます。アダプティブフォームのローカライズには、機械翻訳または人による翻訳を使用することができます。
この記事では、アダプティブフォームおよびレコードのドキュメントに対する AEM 翻訳ワークフローの使用手順を説明します。
機械翻訳サービスを使用すると、アダプティブフォームおよびレコードのドキュメントを即座に翻訳することができます。AEM Forms では、機械翻訳に Microsoft Translator の体験版を使用することが事前に定義されています。アダプティブフォームおよびレコードのドキュメントの機械翻訳を有効にするには、次の手順を実行します。
AEM Forms UI 上でフォームを選択し、「辞書の追加」オプションをタップします。
辞書を翻訳プロジェクトに追加画面で、「新しい翻訳プロジェクトを作成」または「既存の翻訳プロジェクトを追加」オプションを選択します。
「プロジェクトタイトル」フィールドでタイトルを指定します。例:Government Reference Site - German locale.
「ターゲット言語」フィールドでロケールを指定し(例えば German(de)
と入力します)、「完了」をクリックします。ロケールは複数指定できます。フォームが「ターゲット言語」フィールドで指定されたすべてのロケールに翻訳されます。
辞書が追加された際のダイアログボックスで、「プロジェクトを開く」をクリックします。プロジェクト画面で、新しく作成されたプロジェクトを開きます。
翻訳の概要タイルの下部にある「三点リーダー」をクリックします。翻訳の概要画面が開きます。
翻訳の概要画面の上部にある「編集」アイコンをクリックします。「翻訳」タブを開き、 翻訳方法 画面で機械翻訳を選択します。適切な 翻訳プロバイダー と クラウド設定 を選択します。画面の上部にある「完了」アイコンをクリックします。
翻訳ジョブタイルで アイコンをクリックし、「開始」をクリックします。タイルのステータスがドラフトに変わります。翻訳を完了すると、ステータスはレビューへの準備完了に変わります。数分待ってからページを更新し、ステータスを確認してください。
翻訳ジョブタイルのステータスがレビューへの準備完了に変わったことを確認できたら、ブラウザーウィンドウでフォームを開きます。ローカライズバージョンのフォームが表示されます。
アダプティブフォームと共に、自動生成されるレコードのドキュメントもローカライズされます。
レコードのドキュメントの設定と構成について詳しくは、以下を参照してください。
人による翻訳を使用すると、コンテンツは翻訳プロバイダーに送信され専門の翻訳者によって翻訳が行われます。完了すると、翻訳コンテンツが返され、AEM に読み込まれます。翻訳プロバイダーが AEM と統合されると、AEM と翻訳プロバイダーとの間でコンテンツが自動的に送信されます。
翻訳の際には、専門の翻訳者各自の間で XLIFF 形式のファイルが含まれている辞書が共有されます。この辞書には、各ロケールに対して個別の XLIFF ファイルが含まれます。各 XLIFF には、エンドユーザーに表示されるテキストと、対応するローカライズ済みのテキストのプレースホルダ―が含まれます。
人による翻訳を使用してフォームとレコードのドキュメントをローカライズするには、次の手順を実行します。
翻訳サービスとフレームワークの設定に言語マスターのページを関連付けます。
翻訳するコンテンツのタイプを特定します。
翻訳するコンテンツを準備します。そのためには、言語マスターをオーサリングして、言語コピーのルートページを作成します。
翻訳プロジェクトを作成して、翻訳するコンテンツを収集し、翻訳プロセスを準備します。
翻訳プロジェクトを使用して、コンテンツの翻訳プロセスを管理します。