概念的には、アドレスファイルは、ネットワーク接続されたマシン上のETC\HOSTSファイルと同じ目的を果たします。
ただし、名前の単一のコレクションを表すHOSTSファイルとは異なり、アドレスファイルにはネットワークロケーションと呼ばれる名前の集合が複数含まれます。
ネットワークの場所は、アドレス定義の名前付きコレクションです。 コレクション内の各アドレス定義は、共通名とIPアドレスを関連付けます。
アドレスファイルでは、NetworkLocationと呼ばれる構造体にネットワークの場所が定義されています。 次の例のNetworkLocationは、「MyCorporate Intranet」という名前のネットワークの場所を定義します。 共通名をIPアドレス「10.2.1.70」 VS01.myCompany.com にマップするアドレス定義が含まれます。
0 = NetworkLocation:
Addresses = vector: 1 items
0 = AddressDefinition:
Address = string: 10.2.1.70
Name = string: VS01.myCompany.com
Name = string: MyCorporateIntranet
Parent = string:
上の例に示すように、NetworkLocation構造は、3つの主なパラメーターで構成されています。
パラメーター | 説明 |
---|---|
住所 | 0個以上のAddressDefinitionsを定義します。 各AddressDefinitionは、共通名をIPアドレスに関連付けます。 |
名前 | NetworkLocationに名前を割り当てます。 NetworkLocationに割り当てる名前は、アドレスファイル内で一意である必要があります。 |
Parent | このNetworkLocationにメンバが含まれる別のNetworkLocationの名前を指定します。 このパラメーターは、あるNetworkLocationで別のNetworkLocationを拡張できるようにします。 Parentパラメーターを"DNS"に設定して、NetworkLocationをクライアントの通常のDNSシステムに拡張できます。 例:Parent = string:DNS DNSが親の場合、クライアントはNetworkLocationを介して名前を解決できない場合に、クライアントコンピューターのDNSシステムを使用して共通名を解決しようとします。 |