Insightサーバークラスターは、Insightおよびレポートのユーザーが処理し、アクセスできるようにするデータの量が、単一のInsightサーバーの容量を超える場合に必要です。
Insight Serverクラスターを設定すると、1つの分析データセットをクラスター内の複数のマシンに配布し、複数のInsight Serversの処理能力を活用できます。
Insight Serverクラスターの実装で最初に行うのは、クラスター内のInsight Serverマシンを割り当てることです。 最初に設定したInsight Serverマシンは、マスターInsight Serverです(プライマリInsight Serverと呼ばれる場合もあります)。
Insight Server File Server Unit(FSU;ファイルサーバーユニット)を使用している場合、AdobeはFSUをマスターInsight Serverとして設定することを推奨します。 FSUの設定について詳しくは、『データセット設定ガイド』を参照してください。
マスターInsight Serverは、クラスター内の他のInsight Servers (処理サーバー、クエリサーバーと呼ばれる場合もあります)と、InsightとReportのインスタンスとの間の通信を管理します。 特定のデータセットに対して、ログファイル処理は、Insight Server設定ファイルに指定されたInsight Servers(マスターまたは処理)に対して行われます。 クラスター環境で作業する場合、InsightのインストールはマスターInsight Serverにアクセスするように構成されますが、クエリはクラスター内のInsight Serversで処理できます。
PAServer.cfg ファイル:Insight Server に予測分析クラスタリングジョブを送信する場合は、サーバー側でクラスタリング送信を処理するように PAServer.cfg ファイルを設定する必要があります。カスタムプロファイルは、予測分析プロファイル(Server\Profiles\Predictive Analytics\Dataset)からPAServer.cfgを継承する必要があります。 このファイルにマスターサーバーを設定し、PAServer.cfgを導入サイトに保存します。
PAServer = PAServerConfig:
Master Server = serverInfo:
Address = string:
Port = int: 80
Use SSL = bool: false
この章の説明は、5個を超えるInsight Serversから成るInsight Serverクラスターの作成には適用されません。 Adobeに問い合わせて、システム要件と、5 Insight Serversを超えるクラスターのプロファイル構成の推奨事項を入手してください。