Data Workbench サーバーのファイルサーバーユニットの設定

Insight サーバーのファイルサーバーユニットとファイルサーバー設定プロセスについて取り上げます。

Log Processing.cfgファイルの​Log Sources > Log Server​ノードでパラメーターを指定することで、Data Workbenchサーバー(InsightServer64.exe)をファイルサーバーユニット(FSU)として実行するように設定できます。 FSUとして実行するようにData Workbenchサーバーを設定すると、複数の処理サーバー(DPU)からすばやくアクセスできるソースファイル( .vslファイル、テキストファイル、またはXMLファイル)が格納されます。 Data Workbench サーバークラスター内の複数の DPU が FSU にアクセスしてログファイルを読み取るとき、DPU 間でログファイルが分割され、同じファイルが複数回処理されることはありません。

メモ

5 ~ 10個のDPUから成るData Workbenchサーバークラスターを提供するFSUを設定する場合は、クラスターのマスターサーバーをFSUにする必要があります。

Data Workbench サーバークラスターをインストールする方法について詳しくは、『サーバー製品のインストールと管理に関するガイド』を参照してください。

データセットのログソースが離れた場所にある場合、そのデータを処理する Data Workbench サーバーコンピューターは、指定されたリモートコンピューターに接続してログを読み取ります。

FSU として実行するように指定された Data Workbench サーバーコンピューターは、Access Control.cfg ファイルによって DPU からの接続を受け入れるとともに、Communications.cfg ファイルによってリモートデータファイルの場所をマッピングします。FSU を設定するための作業手順を次に示します。

  1. マスター Data Workbench サーバー上の Log Processing.cfg ファイルに、データソースのタイプと場所を指定します。データソースの指定を参照してください。

  2. FSU 上の Access Control.cfg ファイルで権限を編集し、ログデータを読み取る DPU からの接続を許可します。ファイルサーバーユニット上の権限の編集を参照してください。

  3. FSU 上の Communications.cfg ファイルで LoggingServer エントリと FileServer エントリの設定を編集し、ログファイルの場所を指定します。ログファイルの場所の指定を参照してください。

  4. Data Workbench サーバークラスター上で実行するようにデータセットプロファイルを設定する場合はさらに、クラスターの FSU が、そのプロファイルのすべてのディメンションを構築するサーバーとなるように設定する必要があります。(Data Workbench サーバークラスターのみ)FSU 上の Communications.cfg ファイルと cluster.cfg ファイルに「normalize server」のエントリを追加し、すべてのディメンションが構築されるクラスター内のサーバーとして、その FSU を指定します。クラスターにおける中央の正規化サーバーの作成を参照してください。

Data Workbench サーバークラスターで処理されるデータセットプロファイルを設定する手順については、『サーバー製品のインストールと管理に関するガイド』を参照してください。

メモ

以下の手順では、すべてのログファイルがデフォルトのディレクトリに存在することを前提としています。 別のディレクトリにログを保管する場合やログのパスを複数設ける必要がある場合は、具体的な設定内容をアドビ システムズ社コンサルティングサービスにご相談ください。

データソースの指定

データセットに使用するリモートデータソースを指定するときは、マスター Data Workbench サーバーでデータソースのタイプとログファイルの場所を指定する必要があります。

データソースとその場所を指定するには

  1. Log Processing.cfgファイルを開きます。 ログ処理設定ファイルの編集を参照してください。

  2. Sensor、ログファイルまたは XML データソースを追加します。ログファイルを参照してください。

  3. Log Paths パラメーターを設定します。詳しくは、 Sensorファイルログファイル、または XMLログソースを参照してください。有効な URI を必ず指定してください。

  4. 次の表に記載した Log Server のパラメーターを設定します。

パラメーター 説明
名前 リモートファイルサーバーを識別する名前。
SSL Server Common Name

ファイルサーバーの SSL 証明書にリストされているサーバー共通名

Use SSL が false に設定されている場合、このパラメーターは省略可能です。

Address

ファイルサーバーコンピューターのアドレス。NameSSL Server Common Name と同じである場合は空欄で構いません。

例:visual.mycompany.com、192.168.1.90 など

Port Data Workbench サーバーコンピューターがファイルサーバーとの通信に使用するポート。
SSL Client Certificate Data Workbench サーバーに使用する SSL 証明書ファイルの名前(server_cert.pem)。
Use SSL true または false。true は、ファイルサーバーで SSL が使用されていることを示します。

DPU から FSU に接続するためにプロキシサーバーが必要な場合は、次のパラメーターも設定する必要があります。

パラメーター 説明
Proxy Address Data Workbench サーバーがファイルサーバーにアクセスするときに使用するプロキシサーバーのアドレス。
Proxy Password (オプション)プロキシサーバーへのパスワード。
Proxy Port プロキシサーバーのポート。デフォルトは 8080 です。
Proxy User Name (オプション)プロキシサーバーのユーザー名。

次に、Log Processing.cfgファイルで定義されたLog Serverの例を示します。 Log Source 1 は LogFile ソースです。その場所として、FSU01 というコンピューター上の Logs というディレクトリ(Log Paths パラメーターに指定された URI に注目)が指定されています。

ファイルサーバーユニット上の権限の編集

従来は、FSU からログファイルを読み取るように特定のデータセットのプロファイルを設定していました。今後は、FSU 上の権限を編集して、プロファイルを実行している DPU からの接続を許可する必要があります。以下の手順で、権限ファイルである Access Control.cfg の編集方法を説明します。

FSU 上の権限を編集するには

  1. FSUとして設定するData WorkbenchサーバーコンピューターのServer Files Managerを開き、 Access Control​をクリックしてその内容を表示します。

    Server Files Managerを開いて使用する方法については、『Data Workbenchユーザーガイド』を参照してください。

  2. Server Files Managerウィンドウで、Access Control​をクリックして内容を表示します。 Access Control.cfg ファイルは、このディレクトリ内に格納されています。

  3. Access Control.cfgのサーバー名列のチェックマークを右クリックし、Make Local​をクリックします。 Access Control.cfgのTemp列にチェックマークが表示されます。

  4. Temp列の下に新しく作成されたチェックマークを右クリックし、Open / in Workstation​をクリックします。

  5. Access Controlウィンドウで、Access Control Groups​をクリックして内容を表示します。

  6. リスト内の最後のAccessGroupの数値ラベルを右クリックし、Add new / Group​をクリックします。

  7. 新しいAccessGroupにNameと入力します。 (例:Connecting Servers)。

  8. 新しいAccessGroupの下の​Member​を右クリックし、Add new / Member​をクリックします。

  9. このファイルサーバーに接続する、Data Workbench サーバーの DPU の IP アドレスを入力します。

  10. ログファイルへのアクセスが必要となるクラスター内の Data Workbench サーバー DPU を含め、この FSU に接続する他の Data Workbench サーバー DPU についても、手順 4 と手順 5 を繰り返します。

  11. 新しいAccessGroupの下の​Read-Only Access​を右クリックし、Add new / URI​をクリックします。

  12. ファイルサーバーコンピューター上に保存されるログファイルの場所を入力します。パスの指定にはスラッシュ(/)を使用してください。デフォルトの場所は /Logs/ です。

  13. ウィンドウ上部の​(modified)​を右クリックし、「Save」をクリックします。

  14. Server Files Managerウィンドウで、Temp列のAccess Control.cfgのチェックマークを右クリックし、Save to / server name​をクリックして、Data WorkbenchサーバーのFSUに対してローカルに適用した変更を保存します。

ログファイルの場所の指定

ログファイルの場所を指定するには、FSU 上の Communications.cfg ファイルを編集する必要があります。

ログファイルの場所を指定するには

  1. Server Files Managerウィンドウで、Components​をクリックして内容を表示します。 Communications.cfg ファイルは、このディレクトリ内に格納されています。

  2. Communications.cfgのサーバー名列のチェックマークを右クリックし、Make Local​をクリックします。 Communications.cfgのTemp列にチェックマークが表示されます。

  3. Temp列の下に新しく作成されたチェックマークを右クリックし、Open / in Workstation.​をクリックします。

  4. Communications.cfgウィンドウで、component​をクリックして内容を表示します。

  5. Communications.cfgウィンドウで、Servers​をクリックして内容を表示します。 場合によっては、FileServer、LoggingServer、InitServer、StatusServer、SendServer、ReplicateServer など、複数のサーバーが表示されます。

  6. (Sensor ログソースのみ)LoggingServer(Data Workbench サーバーによって処理される Sensor のログファイルが書き込まれる場所)を探し、その番号をクリックしてメニューを表示します。Log Directory パラメーターを編集して、ログファイルの適切な場所を反映します。デフォルトのログディレクトリは、Data Workbench サーバーのインストールディレクトリにある Logs フォルダーです。

    LoggingServer のパラメーター以外は編集しないでください。

  7. ログファイルの場所を指定する FileServer を探します。Servers に複数の FileServer が列挙される場合があるので、目的のサーバーを見つけるには、その内容を順に(サーバー番号をクリックして)確認する必要があります。

  8. FileServer の Local Path パラメーターと URI パラメーターを編集して、ログファイルの場所を反映します。次の例では、Data Workbench サーバーのインストールディレクトリ内の Logs フォルダーにログファイルが存在します。

    メモ

    Local PathパラメーターとURIパラメーターが図のように設定されている場合は、 Server Files ManagerのLogsをクリックして、任意のData WorkbenchサーバーからFSU上のログファイルにアクセスできます。

  9. 設定ウィンドウの上部にある​(modified)​を右クリックし、「Save」をクリックします。

  10. Server Files Managerウィンドウで、Temp列のCommunications.cfgのチェックマークを右クリックし、Save to / <server name​をクリックして、Data WorkbenchサーバーのFSUに対してローカルに適用した変更を保存します。

クラスターにおける中央の正規化サーバーの作成

Data Workbench サーバークラスター上で実行するようにデータセットプロファイルを設定する場合は、そのプロファイルのすべてのディメンションを構築するサーバーとして、クラスターの FSU を設定する必要があります。

クラスターの FSU をクラスターのマスターサーバーおよび中央の正規化サーバーとして使用することを強くお勧めします。

FSU を中央の正規化サーバーとして使用するには、その FSU 上の Communications.cfg ファイルと Cluster.cfg ファイルを開いて編集する必要があります。

FSU を中央の正規化サーバーとして設定するには

  1. NormalizeServerエントリをFSU上のCommunications.cfgファイルに追加します。

    メモ

    Data Workbenchサーバーv5.0以降の完全なリリースパッケージをインストールした場合は、FSU上のCommunications.cfgファイルに既にNormalizeServerエントリが存在する必要があります。 該当するエントリが存在するかどうかは、以下の手順で確認できます。

    1. Communications.cfgログファイルの場所の指定の説明に従い、Data Workbench で ファイルを開きます。

    2. component をクリックしてその内容を表示します。

    3. Servers​を右クリックし、Add New / Centralized Normalization Server​をクリックします。

    4. NormalizeServerのURIパラメーターに/Cluster/と入力します。

    5. ウィンドウ上部の​(modified)​を右クリックし、「Save」をクリックします。

    6. Server Files Managerウィンドウで、Temp列のCommunications.cfgのチェックマークを右クリックし、Save to / <server​名をクリックして、Data WorkbenchサーバーのFSUに対してローカルに適用した変更を保存します。

  2. Data Workbench サーバークラスターのマスターサーバー上にある Cluster.cfg ファイルで中央の正規化サーバーを定義します。

    メモ

    中央の正規化サーバーを設定するFSUが、クラスター内のマスターData Workbenchサーバーではない場合は、クラスター内のDPUのIPアドレスをFSUのAccess Control.cfgファイルのCluster Serversアクセスグループに追加する必要があります。 Cluster Servers グループにサーバーを追加する手順については、『サーバー製品のインストールと管理に関するガイド』の「クラスターのアクセス制御ファイルの更新」の節を参照してください。

    1. データセットプロファイル内でProfile Managerを開き、「Dataset」をクリックして内容を表示します。 Cluster.cfg ファイルは、このディレクトリ内に格納されています。

    2. Cluster.cfgの横のチェックマークを右クリックし、Make Local​をクリックします。 このファイル用のチェックマークが User 列に表示されます。

    3. 新しく作成されたチェックマークを右クリックし、Open / in Notepad​をクリックします。

    4. 次のファイルフラグメントでハイライトされているテキストを追加します。

      Cluster = ClusterConfig:

      Normalize Server = serverInfo:

      Address = string:

      Port = int: 80

      SSL Server Common Name = string: server common name

      Use SSL = bool: false

      メモ

      SSL Server Common NameパラメーターにFSUの共通名を入力すると、FSUは.addressファイルを使用して共通名を解決します。 .addressファイルについて詳しくは、『サーバー製品のインストールと管理に関するガイド』を参照してください。

    5. ファイルを保存します。

    6. Profile Managerで、User列のCluster.cfgのチェックマークを右クリックし、Save to / dataset profile name​をクリックして、データセットプロファイルに対してローカルに適用した変更を保存します。

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