Data Workbench 提供終了のお知らせ.
設定ファイルを編集することで、データセットの構築ルールを変更できます。
構築されたデータセットの物理的な格納場所は Data Workbench サーバーコンピューター上の temp.db ファイルですが、そのデータセットの設定ファイルは、プロファイルのディレクトリ内に存在します。プロファイルには、特定の分析を目的としたデータセット(拡張ディメンションを含む)の構築に使用される一連の設定ファイルが含まれています。加えて、指標、派生ディメンション、ワークスペース、レポート、ビジュアライゼーションなど、アナリストがデータセットを対話的に操作して情報を得るためのエンティティの定義もプロファイルに含まれています。
ユーザーが編集することになるデータセット設定ファイルの従属先プロファイルを「データセットプロファイル」と呼びます。データセットプロファイルは、様々な継承プロファイルを参照します。分析のニーズに応じてアドビのアプリケーションを設定するために自分が作成、保守しているあらゆるプロファイルを参照することが可能です。アプリケーションに付属している(アプリケーションに備わっている様々な機能の前提となる)内部プロファイルをデータセットプロファイルから参照することもできます。
各種プロファイルについて詳しくは、『Data Workbench ユーザーガイド』を参照してください。
データセットプロファイルは、Insight サーバーコンピューター上の以下の設定ファイルを必要とします。
Profile.cfg:継承プロファイルと、そのプロファイルの処理サーバーをリストします。処理サーバーは、プロファイルのデータを処理する Insight サーバーの DPU です。Insight サーバークラスターをインストール済みである場合は、単一のプロファイルを実行する Insight サーバーコンピューターを複数指定できます。
データセットプロファイルの Profile.cfg ファイルに継承プロファイルを追加する手順については、『サーバー製品のインストールと管理に関するガイド』を参照してください。Insight サーバークラスターのインストール方法と Insight サーバークラスター上で実行するデータセットプロファイルの設定方法について詳しくは、『サーバー製品のインストールと管理に関するガイド』を参照してください。
Dataset\Log Processing.cfg:データセット構築プロセスのログ処理段階を制御します。詳しくは、 ログ処理. 詳しくは、 Log Processing.cfg ファイル: ログ処理設定ファイル.
Dataset\Transformation.cfg:データセット構築プロセスの変換段階を制御します。詳しくは、 変換. プロファイル固有の分析に使用するデータセットは通常、Transformation.cfg ファイルで設定します。詳しくは、 Transformation.cfg ファイル: 変換設定ファイル.
データセットインクルードファイル: A dataset include ファイルには、 Log Processing.cfg または Transformation.cfg データセットプロファイル用のファイルですが、継承されたプロファイル内で保存および管理されます。 Dataset include ファイルは、メインのデータセット設定ファイルを補完します。 詳しくは、 データセットインクルードファイル.
Adobeアプリケーションの実装時に提供されるデータセットプロファイルには、 Profile Manager.
詳しくは、 Profile Managerを参照し、 Insight ユーザーガイド.
これらは必須ではありませんが、これらのファイルを使用することで、より細かくデータセット構築プロセスを制御することができます。
**:**Log Processing Mode.cfgデータセットに組み入れるデータの処理を一時停止したり、オフラインソースを指定したりすることができます。Data Workbench サーバーの状態ファイルが保存される頻度を指定することもできます。詳しくは、 追加の設定ファイル.
**:**Server.cfgData Workbench サーバーに接続する Data Workbench コンピューターのデフォルトのデータキャッシュサイズ(バイト単位)を指定します。詳しくは、 追加の設定ファイル.
Transform.cfg と Transform Mode.cfg:データ変換機能を使用するためのライセンスを持っている場合にのみ、これらのファイルを利用できます。Transform.cfg ファイルには、変換機能で使用されるデータ変換とログのソースを定義するパラメーターが含まれています。そこで定義した変換によってソースデータが加工され、指定した形式で出力されます。Insight Transform Mode.cfg ファイルでは、データセットに組み入れるデータの処理を一時停止したり、オフラインソースを指定したりすることができます。変換機能を実行する Insight サーバーの状態ファイルが保存される頻度を指定することもできます。詳しくは、 変換機能.
具体的なデータセット設定作業については、次の表で目的に合った節を参照してください。
目的 | ... |
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ログソースを定義する |
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ログ処理時にデータセットに含めるログエントリを決める |
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大量のイベントデータを伴った追跡 ID の分割を有効にする |
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ファイルサーバーユニットとして実行するように Insight サーバーを設定する |
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中央の正規化サーバーとして実行するように Insight サーバーを設定する |
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時間ディメンションの作成と時刻の変換に使用するタイムゾーンを設定する |
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アドビから提供される内部プロファイルに付属のデータセット設定ファイルに小さな変更を加える |
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ログ処理から変換に渡すデータに対し新しいフィールドを指定する |
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変換を定義する |
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拡張ディメンションを作成する |
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ログ処理全体または変換全体で使用するパラメーターを定義する |
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データセットを監視し管理する |
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特定の拡張ディメンションが Insight のディメンションメニューに表示されないようにする |
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変更できない(または変更したくない)データセット設定ファイルがプロファイルに存在する場合にそのファイルを無効にする |
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データセットを再処理する |