Adobe Campaign では、E メール、SMS、LINE メッセージ、プッシュ通知およびダイレクトメールを含むクロスチャネルキャンペーンを送信し、各種の専用レポートを使用してそれらの有効性を評価できます。これらのメッセージは、デザインし、配信を介して送信します。また、受信者ごとにパーソナライズすることができます。
コア機能には、ターゲティング、メッセージの定義とパーソナライゼーション、通信の実行、関連する運用可能なレポートなどがあります。機能への主なアクセスポイントは、配信ウィザードです。ここから、Adobe Campaign で提供される複数の機能にアクセスします。
Adobe Campaign は、配信品質を監視し E メール送信を最適化するための一連のツールを備えています。詳しくは、 この節を参照してください。
配信の送信は、ワークフローのプロセスの中で配信を準備または送信することによって自動化できます。ワークフロー内の配信タイプのアクティビティについて詳しくは、この節を参照してください。
Adobe Campaign は次の配信チャネルを提供します。
E メールチャネル:E メール配信によって、ターゲット母集団にパーソナライズされた E メールを送信できます。E メールチャネルについてを参照してください。
ダイレクトメールチャネル:ダイレクトメール配信によって、ターゲット母集団に関するデータを含む抽出ファイルを生成できます。ダイレクトメールチャネルについてを参照してください。
モバイルチャネル:モバイルチャネル経由の配信によって、ターゲット母集団にパーソナライズされた SMS または LINE メッセージを送信できます。SMS チャネルを参照してください。
モバイルアプリケーションチャネル:モバイルアプリ配信では通知を iOS システムおよび Android システムに送信できます。モバイルアプリチャネルの章を参照してください。
その他のチャネルについて詳しくは、このページを参照してください。
使用可能なチャネルの数は、契約によって異なります。使用許諾契約書を確認してください。
配信は、オンライン(E メール、いずれかのモバイルチャネルおよびプッシュ通知)およびオフライン(ダイレクトメールチャネル)で実行できます。
チャネルに応じて、配信モードは次のようになります。
外部アカウントは、管理/プラットフォーム/外部アカウントノードで設定できます。この設定は、エキスパートユーザーのみが実行するようにしてください。
E メールチャネルは、Adobe Campaign のコアチャネルの 1 つで、パーソナライズされた E メールをスケジュールし、特定のターゲットに送信できます。
異なるタイプの E メールを送信できます。
配信の使用と推奨事項については、Campaign の配信のベストプラクティスを参照してください。
配信のタイプについて詳しくは、この節を参照してください。
Adobe Campaign では、モバイルデバイスに SMS および LINE メッセージを配信できます。
SMS メッセージの場合、テキスト形式のメッセージのみを作成、変更およびパーソナライズできます。SMS メッセージは、送信前にプレビューすることもできます。
LINE メッセージの場合は、テキストまたは画像とリンクを送信できます。
SMS または LINE メッセージを携帯電話に配信するには、以下が必要です。
Adobe Campaign では、専用アプリを通じて iOS および Android モバイルデバイスにパーソナライズおよびセグメント化されたプッシュ通知を送信できます。設定および統合手順を実行すると、iOS および Android 配信を作成および送信できます。画像またはビデオを含むリッチな通知をデザインすることもできます。
ダイレクトメールは、ダイレクトメールプロバイダーから求められるファイルのパーソナライズおよび生成を可能にするオフラインチャネルです。ダイレクトメールにより、カスタマージャーニーにオンラインチャネルとオフラインチャネルを混在させることができます。
オンラインチャネルでは、メッセージ(E メール、SMS、モバイルアプリ配信など)を作成し、Adobe Campaign から直接オーディエンスにメッセージを送信できます。オフラインチャネルの場合は異なります。ダイレクトメール配信を準備すると、Adobe Campaign により、すべてのターゲットプロファイルと選択した連絡先情報(例えば、郵便の宛先)を含むファイルが生成されます。その後、このファイルを実際の発送処理をおこなうダイレクトメールプロバイダーに送信できます。
Adobe Campaign は電話配信テンプレートを備えています。これは、外部配信の作成に使用されます。このチャネルを使用する場合、出力ファイルを処理するための専用の方法を設定することになります。設定の手順は、ダイレクトメールチャネルの場合と同じです。
電話チャネルは標準では使用できません。 実装には、Adobe コンサルティングまたは Adobe パートナーの関与が必要です。 詳しくは、アドビ担当者にお問い合わせください。
さらに、「その他」タイプの配信は、プロセスを実行しない特定の専門的なテンプレートを使用します。これによって、Adobe Campaign プラットフォーム以外で実行されたマーケティングアクションを管理できます。
このチャネルには特定のメカニズムはありません。これは汎用チャネルで、Adobe Campaign で使用できる他のコミュニケーションチャネルと同様に、独自の外部アカウントルーティングオプション、配信テンプレートタイプ、キャンペーンワークフローアクティビティがあります。
このチャネルは、説明のためにのみ設計されています。例えば、Adobe Campaign 以外のツールで実行されたキャンペーンのターゲットをトレースするための配信を定義する場合などです。
Campaign には 3 つのタイプの配信オブジェクトがあります。
配信は、一度だけ実行されるスタンドアロン配信オブジェクトです。レプリケートし、再度準備済みにすることはできますが、最終状態(キャンセル、停止、完了)になっている場合は再利用できません。
配信は、配信リストから作成したり、ワークフロー内で配信アクティビティを介して作成したりできます。
ワークフローには、使用するチャネルのタイプに応じた特定の配信アクティビティも用意されています。これらのアクティビティについて詳しくは、この節を参照してください。
繰り返し配信では、アクティビティを実行するたびに新しい配信を作成できます。これにより、繰り返しタスクのために新しい配信を手動で作成する必要がなくなります。
例えば、このタイプのアクティビティを月に 1 回実行した場合、1 年後の配信の数は 12 個です。
繰り返し配信は、ワークフロー内で繰り返し配信アクティビティを介して作成されます。このアクティビティの使用例については、ターゲティングワークフローでの繰り返し配信の作成の節で説明しています。
連続配信では、既存の配信に新しい受信者を追加できるので、アクティビティを実行するたびに新しい配信を作成する必要がありません。
配信の情報(コンテンツ、名前など)を変更すると、配信の実行時に新しい配信オブジェクトが作成されます。情報を変更しなかった場合は、同じ配信オブジェクトが再利用され、同じオブジェクトに配信ログとトラッキングログが追加されます。
例えば、このタイプのアクティビティを月に 1 回実行した場合、1 年後の配信数は 1 個です(ただし、配信に変更を加えなかった場合)。
連続配信は、ワークフロー内で連続配信アクティビティを介して作成されます。