Data Integration Library(DIL)について

Audience Manager DIL コードライブラリの概要、導入方法、使用可能なコードメソッドについて説明します。

重要

バージョン 8.0(2018 年 8 月にリリース)より、DIL は、Adobe Experience Platform ID サービスのバージョン 3.3 以降に強く依存しています。ID Service を利用して、ID 同期や URL 宛先を有効にします。ID Service が見つからない、古い、または設定されていない場合は、エラーが発生します。

DILおよび Adobe Experience Platform Identity Service ライブラリの実装と管理には、Adobe Experience Platform Tags を使用することをお勧めします。

ただし、アドビの GitHub ページから Experience Cloud および DIL の最新リリースをダウンロードすることもできます。以下のダウンロードリンクを参照してください。

DIL の目的

DIL は API ライブラリです。これは、Adobe Audience Manager のヘルパーコードの集まりと見なすことができます。Audience Manager を使用するのに必要なわけではありませんが、DIL にメソッドや関数が用意されているので、Audience Manager にデータを送信するためのコードを独自に開発する必要はありません。さらに、DIL は、Adobe Experience Platform ID サービスで提供される API とは異なります。このサービスは、各種の Experience Cloud ソリューションにわたって訪問者 ID を管理することを目的としています。これに対して、DIL は以下を目的としています。

DIL コードの取得と実装

DIL コードは​こちら でダウンロードできます。バージョン 8.0(2018 年 8 月にリリース)より、DIL は、Adobe Experience Platform ID サービスのバージョン 3.3 以降に強く依存していることに注意してください。ID Service を利用して、ID 同期やURL destinationsを有効にします。ID Service が見つからない、古い、または設定されていない場合は、エラーが発生します。

DIL を操作して Audience Manager を手動でセットアップするのではなく、Adobe Experience Platform タグ を使用することをお勧めします。Adobe Experience Platform Tags を使用するとコードのデプロイメント、配置、バージョン管理が簡単になるので、実装ツールとして導入することをお勧めします。詳しくは、Adobe Experience Platform Tags の Audience Manager 拡張機能を参照してください。

サンプル呼び出し

DIL では、データをイベント呼び出しで Audience Manager に送信します。ページからの XML HTTP リクエストがイベント呼び出しになります。POST メソッドを使用して、データをリクエストの本文に入れて送信します。

イベント呼び出しの構成要素 説明
URL DIL イベント呼び出しでは、https://adobe.demdex.net/event?_ts = UNIX UTC timestamp という構文を使用します。
本文 以下のサンプルで示すように、DIL ではデータをキー値ペアとして渡します。特別な接頭辞文字で、これらのキー値ペアは Audience Manager 変数またはパートナー変数として識別されます。
d_dst=1
d_jsonv=1
d_ld=_ts=1473693143821
d_mid=54192285857942994142875423154873503351
d_nsid=0
d_rtbd=json

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