リソースプールの概要
リソースマネージャは、リソースプールにユーザーを追加することにより、リソースを管理することができます。
効率的なリソース管理は、リソースプールにユーザーを追加し、プロジェクトに添付することなしには実現できません。これは、リソースプランニング機能を使用するための前提条件です。
リソースプランニングの使用を開始する前に必要な前提条件について詳しくは、「リソースプランナーの概要 の記事の「リソースプランナーで作業するための前提条件」の節を参照しください。
リソースプールの作成と管理について詳しくは、以下の記事を参照してください。
リソースプールの概要
- リソースプールとは、プロジェクトの完了に同時に必要なユーザーのコレクションです。
- リソースプールは、プログラムとポートフォリオ内のすべてのプロジェクトに関連付けられている場合、複数のプロジェクト、プログラムやポートフォリオ間で共有することができます。
- 「リソースプールを作成して、その作成時に既存のユーザーを追加する」か、「ユーザーの作成または編集時にリソースプールを作成して既存のユーザーや新しいユーザーに関連付ける」かのいずれかを実行することができます。
- リソースプールにユーザーを追加した後、リソースプールをプロジェクトとテンプレートに関連付け、プロジェクトへのユーザー割り当てをより効率的に管理することができます。
- 必要な数のリソースプールをプロジェクト、テンプレートやユーザーに関連付けることができます。
ユーザーをリソースプールに関連付けるための基準
リソースプールは複数の方法で構築することができます。
以下のアプローチをお勧めします。
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同じリソースプール内のすべてのユーザーを同じチームに所属させることができます。
例えば、マーケティングチームのすべてのユーザーをプロジェクトに参加できるようにする場合は、そのチームのすべてのユーザーを追加するマーケティングリソースプールが必要になります。そうすれば、マーケティングリソースプールを、そのチームのメンバーが割り当てられているプロジェクトに関連付けることができます。
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特に役割の需要が高く、個別に予算計上する必要がある場合には、同じリソースプール内のすべてのユーザーに同様の役割を実行させることができます。
例えば、コンサルタントとして働く外部リソースがプロジェクトに随時対応できるようにしたい場合があります。プロジェクトに添付できるコンサルタント用のリソースプールを作成し、これに内部コンサルタントや外部コンサルタントの両方のユーザーを配置することができます。
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部門別またはコストセンター別にリソースプールを作成することもできます。
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多数のユーザーがいる場合や、多数のプロジェクトのリソースを一度に管理する場合は、システム内のすべてのユーザーを 1 つのリソースプールに追加することはお勧めしません。