Fusion の API の概要
アプリケーション プログラミング インターフェイス (API)は、アプリケーションとサービスが相互に通信するための手段です。 Fusion は API を使用して、接続先のアプリケーションと通信します。
API の作成と制御は、アプリケーションの所有者が行います。 例えば、Workfront API はAdobeのWorkfront チームが所有し、Microsoft Graph API はMicrosoftが所有しています。 API の所有者は、API を通じて使用できるアクションを定義します。
考慮事項
API が Fusion ではなく所有者によって定義されるという事実は、次の重要な考慮事項を伴います。
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Fusion を使用して、パブリック API を持つ任意のアプリやサービスに接続できます。Fusion がそのアプリやサービスに専用のコネクタを提供しているかどうかにかかわらず接続できます。 Fusion のユニバーサルコネクタを使用して、これらのアプリやサービスをシナリオに取り込むことができます。
ユニバーサルコネクタの一覧については、「 ユニバーサルコネクタ 」を参照してください。
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所有者がアプリケーションの API に加えた変更は、Fusion の機能に影響を与える可能性があります。 変更が非常に重大な場合、Fusion はモジュールや接続タイプを更新する必要がある場合や、極端な場合にはアプリケーション用の新しいコネクタを作成する場合があります。
「変更の反映」と呼ばれるこれらの極端な状況について詳しくは、この記事の 変更の反映 を参照してください。
重大な変更
変更が中断される一般的な原因は、API 所有者が API の一部またはすべてを可用性から削除した場合の非推奨(廃止予定)です。 これが発生すると、Fusion チームは、Fusion の機能を新しいバージョンのアプリケーションの API にすばやく再調整するためにあらゆる努力を払います。 通常は、新しいモジュール、接続タイプまたはコネクタの形式を取ります。
Fusion シナリオは特定のデータで設定されているので、シナリオを更新する必要がある場合があります。
- 変更が認証または承認に関連していた場合は、そのアプリケーションの接続を更新する必要がある場合があります。
- 変更が API の特定のアクション(エンドポイント)に関連していた場合、そのアクションに関連するモジュールをモジュールの新しいバージョンに更新する必要がある場合があります。
- Fusion で使用される API バージョン全体が非推奨(廃止予定)の場合は、そのコネクタのすべてのモジュールをコネクタの新しいバージョンに更新する必要がある可能性があります。
多くの場合、モジュールを再設定しなくても、新しいバージョンのモジュールにアップグレードできます。
モジュールのアップグレードの詳細と手順については、「 新しいバージョンへのモジュールのアップグレード 」を参照してください。