グローバル mbox にパラメーターを渡す
JavaScript targetPageParams
関数は、Adobe Target のグローバル mbox にパラメーターを渡すために使用されます。 これは、追加のターゲティングやコンテキストの情報を Target に渡す必要があるすべてのシナリオで必要です。
例えば、Recommendations アクティビティでは、表示されている現在の製品またはカテゴリを示すために、これらのパラメーターを使用します。
JavaScript関数を呼び出すコードは、グローバル mbox が at.js の一部として呼び出されるか、ページコードに手動で含まれているかに関係なく、ページ上のグローバル mbox の前に置く必要があります。
次のいずれかの方法で、targetPageParams()
関数を使用して target-global-mbox
にパラメーターを渡せます。
- 配列
- JSON オブジェクト
- アンパサンド区切りのリスト
これら 3 つの方法を使用して、パラメーターが正しく渡されていることを確認できます。また、Adobe Experience Cloud デバッガーを使用して、パラメーターの受け渡しを確認することもできます。
ページにグローバル mbox を追加する前に、JavaScript 関数を定義する必要があります。名前は targetPageParams
とします。
クエリ文字列
p1=v1&p2=v2&p3=hello%20world
-
名前:
targetPageParams
-
戻り値:パラメーターの値が URL エンコードされた、「&」文字で区切られた一連のパラメーター
例:
この例では、p3 の値は
hello world
です。この値は、URL エンコードされています。
次のページコードの例について考えてみます。
<html>
<head>
<title>Title here..</title>
<script type="text/javascript">
function targetPageParams() {
return "p1=v1&p2=v2&p3=hello%20world";
}
</script>
<script src="mbox.js" type="text/javascript"></script>
</head>
<body>Body here...
</body>
</html>
この例では、次のデータを mbox エッジに送ります。
- p1=v1
- p2=v2
- p3=hello world
配列
<!--window.-->targetPageParams = function() {
return ["a=1", "b=2", "c=hello world"];
};
値を URL エンコードする必要はありません。例えば、値にスペースが含まれている場合でも、スペースをエンコードする必要はありません。
この例では、次のデータを mbox エッジに送ります。
- a=1
- b=2
- c=hello world
JSON
JSON は、パラメーターを渡すための強力な機能を備えています。Target では、JSON オブジェクトキーを使用して、複雑な構造を単純なパラメーターに統合します。
<!--window.-->targetPageParams = function() {
return {
"a": 1,
"b": 2,
"profile": {
"memberStatus": Gold,
"country": {
"city": "San Francisco"
}
}
};
};
値を URL エンコードする必要はありません。例えば、「San Francisco」という値でも、スペースをエンコードする必要はありません。普通にスペースを挿入するだけです。
この例では、次のデータを mbox エッジに送ります。
- a=1
- b=2
profile.memberStatus
=Goldprofile.country.city
=San Francisco