テスト 1:標準の再生 test-standard-playback
このテストケースは、一般的な再生およびシーケンスを検証します。
Media Analytics 実装には、次の 2 つのタイプのトラッキングコールが含まれています。
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Adobe Analytics(AppMeasurement)サーバーに対して直接おこなわれる呼び出し - これらの呼び出しは、「メディア開始」および「広告開始」イベント時に発生します。
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Media Analytics(ハートビート)サーバーに対しておこなわれる呼び出し - これらには、帯域内および帯域外呼び出しが含まれます。
- 帯域内 - SDK は、時間設定された再生呼び出しまたは「ping」を、コンテンツ再生中は 10 秒間隔、広告中は 1 秒間隔で送信します。
- 帯域外 - これらの呼び出しは、どの時点でも発生する可能性があり、一時停止、バッファリング、エラー、コンテンツ完了、広告完了などを含む可能性があります。
テスト手順
次の操作を(順番に)実行して記録します。
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ページまたはアプリを読み込む
トラッキングサーバー(すべての Web サイトおよびモバイルアプリ):
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Adobe Analytics(AppMeasurement)サーバー - Experience Cloud 訪問者 ID サービスを使用するには、RDC トラッキングサーバー、または RDC サーバーに解決される CNAME が必要です。Adobe Analytics トラッキングサーバーは「
.sc.omtrdc.net
」で終わるか CNAME である必要があります。 -
Media Analytics(ハートビート)サーバー - このサーバーは、常に「
[namespace].hb.omtrdc.net
」形式になります([namespace]
は会社名を指定します)。この名前は、アドビから提供されます。
すべてのトラッキングコールで共通の、特定のキー変数を検証する必要があります。
Adobe 訪問者 ID(
mid
):mid
変数は、AMCV Cookie に設定される値をキャプチャするために使用されます。mid
変数は、Web サイトとモバイルアプリの両方で識別のための主要な値となると共に、Experience Cloud 訪問者 ID サービスが適切に設定されていることを示します。Adobe Analytics(AppMeasurement)と Media Analytics(ハートビート)呼び出しの両方で使用されます。-
Adobe Analytics Start 呼び出し
table 0-row-2 1-row-2 2-row-2 パラメーター 値(サンプル) pev2
ms_s mid
30250035503789876473484580554595324209 -
Web サイトページ呼び出し
table 0-row-2 1-row-2 パラメーター 値(サンプル) mid
30250035503789876473484580554595324209 -
ライフサイクル呼び出し
table 0-row-2 1-row-2 2-row-2 パラメーター 値(サンプル) pev2
ADBINTERNAL:Lifecycle mid
30250035503789876473484580554595324209 -
Media Analytics Start 呼び出し
table 0-row-2 1-row-2 パラメーター 値(サンプル) s:event:type
start note note NOTE Media Analytics Start 呼び出し( s:event:type=start
)時にmid
値が存在しないことがあります。これは問題ありません。Media Analytics Play 呼び出し(s:event:type=play
)までは表示されないことがあります。 -
Media Analytics Play 呼び出し
table 0-row-2 1-row-2 2-row-2 パラメーター 値(サンプル) s:event:type
play s:user:mid
30250035503789876473484580554595324209
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メディアプレーヤーを開始する
メディアプレーヤーの開始時に、メディア SDK は、次の順番で 2 つのサーバーにキー呼び出しを送信します。
- Adobe Analytics サーバー - Start 呼び出し
- Media Analytics サーバー - Start 呼び出し
- Media Analytics サーバー - 「Adobe Analytics Start call requested」
上記の最初の 2 つの呼び出しには、追加のメタデータおよび変数が含まれます。呼び出しパラメーターおよびメタデータについては、テスト呼び出しの詳細を参照してください。
上記の 3 番目の呼び出しは、Adobe Analytics サーバーに送信される Adobe Analytics Start 呼び出し(
pev2=ms_s
)をメディア SDK がリクエストしたことを Media Analytics サーバーに伝えます。 -
広告ブレークを視聴する(可能な場合)
- 広告開始
広告の開始時に、次の順番でキー呼び出しが送信されます。
- Adobe Analytics サーバー - Ad Start 呼び出し
- Media Analytics サーバー - Ad Start 呼び出し
- Media Analytics サーバー - 「Adobe Analytics Ad Start call requested」
最初の 2 つの呼び出しには、追加のメタデータおよび変数が含まれます。呼び出しパラメーターおよびメタデータについては、テスト呼び出しの詳細を参照してください。
3 番目の呼び出しは、Adobe Analytics サーバーに送信される Adobe Analytics Start 呼び出し(
pev2=msa_s
)をメディア SDK がリクエストしたことを Media Analytics サーバーに伝えます。-
広告再生
広告の再生中、Media Analytics SDK は、1 秒ごとにタイプ「ad」の再生イベントを Media Analytics サーバーに送信します。
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広告完了
広告の 100%の時点で、Media Analytics Complete 呼び出しが送信される必要があります。
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広告再生を 30 秒間一時停止します(可能な場合)。 広告一時停止
広告の一時停止時、1 秒ごとに Media Analytics ハートビートまたは「ping」呼び出しが SDK によって Media Analytics サーバーに送信されます。
note note NOTE 一時停止中は、再生ヘッド値が一定である必要があります。 呼び出しパラメーターおよびメタデータについては、テスト呼び出しの詳細を参照してください。
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メインコンテンツを中断せずに 10 秒間再生します。 コンテンツの再生
メインコンテンツの再生中、メディア SDK は、10 秒ごとにハートビート(Play 呼び出し)を Media Analytics サーバーに送信します。
メモ:
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再生ヘッドの位置は、1 回の Play 呼び出しにつき 10 秒ずつ増やす必要があります。
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l:event:duration
の値は、前回のトラッキングコールからのミリ秒数を表し、10 秒の呼び出しのたびにほぼ同じ値である必要があります。呼び出しパラメーターおよびメタデータについては、テスト呼び出しの詳細を参照してください。
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再生中に 30 秒以上一時停止します。 メディアプレーヤーの一時停止時、10 秒ごとに一時停止イベント呼び出しが SDK によって Media Analytics サーバーに送信されます。一時停止が終わったら、再生イベントを再開する必要があります。
呼び出しパラメーターおよびメタデータについては、テスト呼び出しの詳細を参照してください。
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メディアをシーク/スクラブします。 メディア再生ヘッドのスクラビング時には、特別なトラッキングコールが送信されることはありません。ただし、スクラビング後にメディア再生が再開されたときに、メインコンテンツ内の新しい位置が再生ヘッドの値に反映される必要があります。
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メディアを再生します(VOD のみ)。 メディアが再生されたら、メディア開始呼び出しの新しいセットが送信される必要があります(新しく開始するかのように)。
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プレイリスト内の次のメディアを視聴します。 プレイリスト内の次のメディアのメディア開始時に、メディア開始呼び出しの新しいセットが送信される必要があります。
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メディアまたはストリームを切り替えます。 ライブストリームを切り替える際に、最初のストリームの Media Analytics Complete 呼び出しを送信しないでください。メディア開始呼び出しと再生呼び出しは、新しい番組とストリームの名前、新しい番組の適切な再生ヘッドと期間の値を使用して開始される必要があります。