Journey Orchestration について concept_nd3_mqt_52b
イベントやデータソースに保存されたコンテキストデータを活用して、リアルタイムオーケストレーションのユースケースを構築できます。
Journey Orchestration は、Adobe Experience Platform と統合されたアプリケーションサービスです。
Journey Orchestration を使用すると、イベントからのコンテキストデータ、Adobe Experience Platform からの情報、またはサードパーティの API サービスからのデータを利用したリアルタイムオーケストレーションが可能になります。サードパーティのシステムを使用してメッセージを送信する場合は、カスタムアクションを設定できます。Adobe Campaign Standard を利用している場合は、Adobe Campaign Standard のトランザクションメッセージング機能を使用して、メール、プッシュ通知、SMS を送信できます。
「イベント設定」タブで、技術ユーザー がジャーニーで予想されるイベントを設定します。受信イベントのデータは、Adobe Experience Data Model(XDM)に従って正規化されます。イベントは、認証済みイベントと未認証イベント(Adobe Mobile SDK イベントなど)のストリーミング取り込み API から取り込みます。
「データソース設定」タブで、技術ユーザー は次の設定をおこないます。
- 条件の作成とパーソナライゼーションを目的として、ジャーニーデザイナーで Adobe Experience Platform から公開される様々なフィールド。
- ジャーニーデザイナーで使用する追加のカスタムデータソース。カスタムデータソースとは、Journey Orchestration と、サードパーティのシステムや API を介したサービスとの接続です。ロイヤルティシステムなどのサードパーティのシステムを接続できます。サードパーティのサービスには、天気予報 API などがあります。
ジャーニーデザイナーを使用すると、ビジネスユーザー は、エントリイベントのドラッグ&ドロップ、条件の追加、実行するアクションの指定を容易におこなえます。
その後、次の条件に基づいて条件を作成します。
- 時間
- イベントペイロードからのデータ
- データソースからの情報:リアルタイム顧客プロファイルデータソースまたはカスタムデータソース
条件分岐を使用すると、ジャーニーの訪問者を別の方向に送ることができます。
アクションアクティビティを使用すると、サードパーティのシステムを介してメッセージを送信できます。Adobe Campaign Standard を使用している場合は、パーソナライズされたリアルタイムの SMS、プッシュ通知またはメールを送信します。
Journey Orchestration は多段階式なので、高度なシナリオを作成できます。例えば、最初のイベントとアクションの後に、他のイベントをドラッグできます。次に、2 つ目のアクションを追加し、待機アクティビティを設定してしばらく待機して、2 つの異なるパスにユーザーをプッシュする条件分岐を追加して、別々のメッセージを送信します。