OSGi サービス
OSGi サービスは、Java クラスまたはサービスインターフェイスと、多数のサービスプロパティ（名前と値のペア）で構成されます。サービスプロパティは、同じサービスインターフェイスを持つサービスを提供する様々なサービスプロバイダーを区別します。
OSGi サービスは、そのサービスインターフェイスによって意味的に定義され、サービスオブジェクトとして実装されます。 サービスの機能は、サービスが実装するインターフェイスによって定義されています。 したがって、異なるアプリケーションが同じサービスを実装することができます。 サービスインターフェイスを使用すると、バンドルは実装ではなくインターフェイスをバインドしてやり取りすることができます。 サービスインターフェイスは、できるだけ少ない実装詳細で指定する必要があります。
インターフェイスの定義
データと XDP テンプレートを結合するための 1 つのメソッドを備えたシンプルなインターフェイス。
package com.mysite.samples;
import com.adobe.aemfd.docmanager.Document;
public interface MyfirstInterface
{
public Document mergeDataWithXDPTemplate(Document xdpTemplate, Document xmlDocument);
}
インターフェイスの実装
com.mysite.samples.impl という名前の新しいパッケージを作成して、インターフェースの実装を保持します。
package com.mysite.samples.impl;
import org.osgi.service.component.annotations.Component;
import org.osgi.service.component.annotations.Reference;
import org.slf4j.Logger;
import org.slf4j.LoggerFactory;
import com.adobe.aemfd.docmanager.Document;
import com.adobe.fd.output.api.OutputService;
import com.adobe.fd.output.api.OutputServiceException;
import com.mysite.samples.MyfirstInterface;
@Component(service = MyfirstInterface.class)
public class MyfirstInterfaceImpl implements MyfirstInterface {
@Reference
OutputService outputService;
private static final Logger log = LoggerFactory.getLogger(MyfirstInterfaceImpl.class);
@Override
public Document mergeDataWithXDPTemplate(Document xdpTemplate, Document xmlDocument) {
com.adobe.fd.output.api.PDFOutputOptions pdfOptions = new com.adobe.fd.output.api.PDFOutputOptions();
pdfOptions.setAcrobatVersion(com.adobe.fd.output.api.AcrobatVersion.Acrobat_11);
try {
return outputService.generatePDFOutput(xdpTemplate, xmlDocument, pdfOptions);
} catch (OutputServiceException e) {
log.error("Failed to merge data with XDP Template", e);
}
return null;
}
}
10 行目の注釈 @Component(...) は、この Java クラスを OSGi コンポーネントとしてマークすると共に、OSGi サービスとして登録します。
この @Reference 注釈は、OSGi 宣言型サービスの一部であり、Outputservice の参照を変数 outputService に挿入するために使用されます。
バンドルのビルドとデプロイ
- コマンドプロンプトウィンドウ を開きます。
c:\aemformsbundles\mysite\coreに移動します。- コマンド
mvn clean install -PautoInstallBundleを実行します。 - 上記のコマンドは、自動的にバンドルをビルドして、localhost:4502 で動作している AEM インスタンスにデプロイします。
バンドルは、C:\AEMFormsBundles\mysite\core\target でも入手できます 。このバンドルは、Felix web コンソールを使用して AEM にデプロイすることもできます。
サービスの使用
これで、JSP ページでサービスを使用することができます。 次のコードスニペットは、サービスにアクセスし、サービスによって実装されたメソッドを使用する方法を示しています。
MyFirstAEMFormsService myFirstAEMFormsService = sling.getService(com.mysite.samples.MyFirstAEMFormsService.class);
com.adobe.aemfd.docmanager.Document generatedDocument = myFirstAEMFormsService.mergeDataWithXDPTemplate(xdp_or_pdf_template,xmlDocument);
JSP ページを含んだサンプルパッケージは、こちらからダウンロードできます。
パッケージのテスト
パッケージマネージャー を使用して、パッケージを AEM に読み込み、インストールします。
Postman を使用してPOST 呼び出しを行い、入力パラメーターを指定します（以下のスクリーンショットを参照）。
