ページプロパティ page-properties
ページに使用できる様々なプロパティと、ページの動作を制御する方法およびページを管理する方法について説明します。
概要とプロパティの可用性 overview
ページプロパティでは、ページのタイトルやブランディングから権限まで、ページの多くの側面を制御できます。プロパティは複数のタブに分散され、ページのタイプによっては一部のタブが非表示になる場合があります。AEM のほとんどのプロパティと同様に、ページプロパティは継承できます。
「基本」タブ basic
タイトルとタグ title-tags
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タイトル - SEO 目的のページメタタイトルと、ページコンテンツに表示されるタイトルを定義します(上書きしない場合)。
- ページのタイトルは、Sites コンソールの Sites カード/リスト表示など、AEM UI の様々な場所に表示されます。
- このフィールドは必須です。
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タグ - SEO 目的のページメタタグを定義します。
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選択ボックスのリストを更新して、ページのタグの追加や削除を行うことができます。
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ドロップダウンを使用して、既存のタグから選択します。
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タグを選択すると、選択ボックスの下に表示されます。このリストからタグを削除するには、x を使用します。
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空の選択ボックスに名前を入力すると、完全に新しいタグを入力できます。
- Enter キーを押すと、新しいタグが作成されます。
- 新しいタグが表示され、その右側に新しいタグであることを示す小さな星が表示されます。
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選択ボックスのタグエントリの上にマウスポインターを合わせると、x が表示されます。この x を使用すると、対象のタグをこのページから削除できます。
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タグについて詳しくは、タグの使用を参照してください。
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ナビゲーションに非表示 - 結果のサイトのページナビゲーションにページが表示されるかどうかを示します。
ブランディング branding
各ページタイトルにブランド見出しを追加して、ページ間で一貫したブランドアイデンティティを適用します。この機能では、コアコンポーネントのリリース 2.14.0 以降に含まれているページコンポーネントを使用する必要があります。
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ブランドスラッグ
- オーバーライド - このページにブランド見出しを定義する場合にオンにします。
- 子ページにも オーバーライド 値が設定されている場合を除き、値はすべての子ページに継承されます。
- 値をオーバーライド - ページタイトルに追加するブランドスラッグのテキストです。
- この値は、
Cycling Tuscany | Always ready for the WKNDのように、ページタイトルの末尾にパイプ文字に続けて追加されます。
- この値は、
- オーバーライド - このページにブランド見出しを定義する場合にオンにします。
HTML ID html-id
- ID - コンポーネントに適用する HTML ID です。
他のタイトルと説明 more-titles
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ページタイトル - ページで使用されるタイトルです。
- これは通常、タイトルコンポーネントで使用されます。
- 空の場合は、タイトル が使用されます。
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ナビゲーションタイトル - ナビゲーション内で使用する別のタイトルを指定できます(より簡潔にする場合など)。
- 空の場合は、ページタイトル が使用されます。
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サブタイトル - ページで使用されるサブタイトルです。
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説明 - ページの説明です。ページの目的やその他必要な追記事項を入力します。
オン / オフタイム on-off-time
ページのオン/オフタイムは、既に公開済みのコンテンツを一時的に非表示にするのに便利な方法です。オフの場合、コンテンツはパブリッシュインスタンスに残ります。ページをオフにしても、コンテンツは非公開になりません。
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オンタイム - 公開されたページがパブリッシュ環境で表示(レンダリング)される日時。ページは、手動または事前設定の自動レプリケーションで公開する必要があります。
- 既に公開されている場合、このページは、パブリッシュインスタンスで使用できますが、指定された時間にレンダリングされるまで休止(非表示)状態に保たれます。
- 公開されておらず、自動レプリケーション用に設定されている場合、ページは指定された時間に自動的に公開され、レンダリングされます。
- 公開されておらず、自動レプリケーション用に設定されていない場合、ページは自動的に公開されないので、ページへのアクセスを試みると 404 が表示されます。
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オフタイム - オンタイム と似ており、オンタイムと組み合わせて使用されることが多く、公開されたページがパブリッシュ環境で非表示になる日時を定義します。
公開して即座に使用でき、非アクティブ化されるまで公開環境で使用できるページでは、これらのフィールド(オンタイム、オフタイム)を空のままにしておきます(通常のシナリオ)。
バニティ URL vanity-url
このプロパティを使用すると、このページのバニティ URL を入力でき、短くより表現力のある URL にすることができます。例えば、Web サイト http://example.com のパス /v1.0/startpage で特定されるページに対して、バニティ URL が welcome に設定されている場合、http://example.com/content/v1.0/startpage のバニティ URL は http://example.com/welcome となります。
- 一意にする必要があります。
- 正規表現パターンはサポートしていません。
- 既存のページには設定しないでください。
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追加 - 選択すると、ページのバニティ URL を定義するフィールドが表示されます。
- 複数を追加するには、再度選択します。
- 「削除」アイコンを選択して、バニティー URL を削除します。
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バニティー URL をリダイレクト - ページでバニティー URL を使用するか、ページの実際の URL にリダイレクトするかを示します。
詳細 advanced
設定 settings
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言語 - ページの言語です。
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言語ルート - ページが言語コピーのルートである場合、オンにする必要があります
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リダイレクト - このページが HTML
302 Foundステータスで自動的にリダイレクトされるページを示します。- 永続的なリダイレクト - オンにすると、ページは指定したターゲットパスにリダイレクトされ、HTML
301 Moved Permanentlyステータスが返ります。
- 永続的なリダイレクト - オンにすると、ページは指定したターゲットパスにリダイレクトされ、HTML
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デザイン
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エイリアス - このページで使用するエイリアスを指定します。
- 例えば、
/content/wknd/us/en/magazine/members-onlyページにprivateというエイリアスを定義した場合、このページは/content/wknd/us/en/magazine/privateからもアクセスできます。 - エイリアスを作成すると、ページノードに
sling:aliasプロパティが設定されます。これは、リポジトリパスではなく、リソースにのみ影響を与えます。 - エディターでエイリアスによってアクセスされたページは公開できません。エディターの「公開」オプションは、実際のパスを介してアクセスしたページでのみ使用できます。
- 詳しくは、SEO と URL 管理のベストプラクティスに基づくローカライズされたページ名を参照してください。
- 例えば、
設定 configuration
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<path> から継承 - ページの クラウド設定 の継承を有効/無効にします。
- クラウド設定 の可用性を編集用に切り替えます。
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クラウド設定 - 選択した設定のパス
テンプレート設定 template-settings
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許可されたテンプレート - このサブブランチ内で使用できるテンプレートのリストを定義します。
- 各値は、テンプレートへの絶対パスにする必要があります。
/.*を使用して、このパスの下にあるすべてのテンプレートを許可します。
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ページをテンプレートとして使用 - 現在のページに基づいて新しいテンプレートを作成します。
- Edge Delivery Services を活用するユニバーサルエディターで使用するために作成されたページにのみ適用されます。
認証要件 authentication
- 有効にする - ページにアクセスするための認証の使用を有効にします。
- ログインページ - ログインに使用されるページです
書き出し export
- 設定を書き出し - 書き出しの設定を指定します
SEO seo
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正規 URL - ページの正規 URL を上書きするために使用されます。
- 空白にした場合、ページの URL はそのページの正規 URL になります。
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ロボットタグ - ドロップダウンを使用して、検索エンジンクローラーの動作を制御するロボットタグを選択します。
- 一部のオプションは互いに競合し、その場合は、より許容度の高いオプションが優先されます。
-
サイトマップを生成 - 選択すると、このページとその子孫に対して
sitemap.xmlが生成されます。
画像 images
アイキャッチ画像 featured-image
このセクションは、取り上げる画像を選択し、設定するために使用されます。これは、ページを参照するコンポーネントで使用されます。例えば、ティーザー、ページリストなどです。
- 画像 - アセットを 選択 するか、アップロードするファイルを参照して、選択した画像を 編集 または 消去 できます。
- 代替テキスト - 画像の意味や機能を表すために使用されるテキスト。スクリーンリーダーでよく使用されます。
- 継承 - DAM アセットから取得した値 - オンにすると、DAM の
dc:descriptionメタデータの値が代替テキストに入力されます。
サムネール thumbnail
このセクションは、ページの画像サムネイルを選択し、設定するために使用されます。これは、ページを参照するコンポーネントで使用されます。例えば、ティーザー、ページリストなどです。
- プレビューを生成 - サムネールとして使用するページのプレビューを生成します
- 画像をアップロード - サムネールとして使用する画像をアップロードします。
- 画像を選択 - サムメイルとして使用する既存のアセットを選択します。
- 元に戻す - このオプションは、サムネールを変更した後で使用できるようになります。変更を維持しない場合は、保存前にその変更を元に戻すことができます。
クラウドサービス cloud-services
- クラウドサービス設定 - ページのクラウドサービスに使用する設定を定義します。
- 継承元 - ライブコピーおよび言語コピーの場合、クラウド設定はデフォルトでブループリントから継承されます。
- 継承を上書きする場合はオフにします
パーソナライズ機能 personalization
ContextHub 設定 contexthub-config
- ContextHub のパス - ContextHub 設定を定義します
- セグメントのパス - セグメントのパスを定義します
ターゲティング設定 targeting-config
- ブランド - ターゲティングの範囲を指定するブランドを定義します。
- このオプションを使用するには、ユーザーアカウントが
Target Administratorsグループに属している必要があります。
- このオプションを使用するには、ユーザーアカウントが
権限 permissions
「権限」タブを使用して、ページにアクセスまたは変更できるユーザー、グループ、クローズドユーザーグループ(CUG)を定義します。
- 権限を追加
- 閉じられたユーザーグループを編集
- 有効な権限 を表示
ブループリント blueprint
このタブは、ブループリントとして機能するページの場合にのみ表示されます。ブループリントはライブコピーの基盤となるもので、マルチサイト管理の要素です。
- ロールアウト:ライブコピーへのブループリントコンテンツのロールアウトを開始します。
- ライブコピーの概要 - ウィンドウを開き、ライブコピーページ構造を参照します。
- 現在のライブコピー - 選択したブループリントページに基づくページ(選択したブループリントページのライブコピーであるページ)のリスト
ライブコピー live-copy
このタブは、ライブコピーとして設定されたページに対してのみ表示されます。ブループリントと同様、ライブコピーはマルチサイト管理の要素です。
- 同期 - ローカルでの変更内容を保持して、ライブコピーをブループリントと同期します。
- リセット - ローカルでの変更内容を削除して、ライブコピーをブループリントの状態にリセットします。
- 休止 - ライブコピーを休止し、ロールアウト変更の影響を受けないようにします
- 分離 - ライブコピーをブループリントから分離します。
ソース source
- このライブコピーのブループリントのパスを表示します
ステータス status
- ページの現在のライブコピーのステータスを一覧表示します
設定 live-copy-config
- ライブコピーの継承 - オンにした場合、ライブコピー設定がすべての子で有効になります。
- ロールアウト設定を親から継承 - オンにすると、ロールアウト設定がページの親から継承されます。
- ロールアウト設定を選択 - 変更がブループリントから反映される条件を定義します。「ロールアウト設定を親から継承」が選択されていない場合にのみ使用できます。
- 除外されたパスのリスト
プレビュー preview
プレビュー環境が有効になっている場合、次の詳細を使用できます。
- プレビュー URL - プレビュー環境でコンテンツへのアクセスに使用される URL
プログレッシブ web アプリ progressive-web-app
シンプルな設定で、コンテンツ作成者が AEM Sites で作成されたエクスペリエンスに対してプログレッシブ web アプリケーション(PWA)機能を有効にすることができます。これにより、訪問者のデバイスのホーム画面にインストール可能で、オフラインで使用できるようになるので、サイトをネイティブアプリのように動作させることができます。
インストール可能なエクスペリエンスを設定 config-pwa
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PWA を有効にする - 有効にすると、ページの訪問者はサイトを PWA としてインストールできます。
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起動 URL - ユーザーが web アプリを起動した際に読み込まれる URL
- URL が相対 URL の場合、マニフェスト URL が解決するためのベース URL として使用されます。
- 空の場合は、アプリのインストール元のページの URL が使用されます。
- 値を設定することをお勧めします。
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表示モード - ブラウザーを非表示にする方法や、ローカルデバイス上のユーザーに表示する方法
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画面の向き - PWA がデバイスの向きを処理する方法
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テーマカラー - ローカルユーザーのオペレーティングシステムがネイティブの UI ツールバーとナビゲーションコントロールを表示する方法に影響するアプリケーションの色
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背景色 - アプリケーションの読み込み時に表示される、アプリケーションの背景色
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アイコン - PWA のインストール時にユーザーのデバイス上に表示される、アプリケーションを表すアイコン
キャッシュ管理 (詳細) cache-management
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コンテンツ更新のキャッシュ方法と頻度 - PWA のキャッシュモデルを定義します。
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オフラインで使用するようキャッシュするファイル
- ファイルの事前キャッシュ(テクニカルプレビュー) - AEM でホストされているファイルは、サービスワーカーのインストール時および使用前に、ローカルブラウザーのキャッシュに保存されます。
- クライアントサイドのライブラリ - オフラインエクスペリエンス用にキャッシュするクライアントサイドのライブラリ
- パスの包含 - 定義されたパスに対するネットワークリクエストが捕捉され、設定されたキャッシュ方法とコンテンツ更新の頻度に従ってキャッシュされたコンテンツが返されます。
- パスの除外 - これらのファイルは、ファイルの事前キャッシュ設定およびパスの包含設定に関係なくキャッシュされません。