AEM as a Cloud Service の用語 terminology
オンボーディングジャーニーのこのパートでは、AEM as a Cloud Serviceの用語と基本構造を説明します。
目的 objective
オンボーディングの準備のドキュメントを読んで、オンボーディングプロセスに至るまでの作業を理解したので、ログインする前に、システムの用語と基本構造を理解しておくと役に立ちます。
AEM as a Cloud Service は強力かつ柔軟なツールです。どのようなツールであれ、使用するには、ツールの構成とツールの説明に使用される用語および言語を理解しておく必要があります。このドキュメントでは、システムの使用を開始する前に理解しておく必要がある主な用語をまとめています。
このドキュメントを読むと、次の点を理解できるようになります。
- AEMaaCS を構成する様々なレイヤー
- 各レイヤーの基本的機能
AEMaaCS の構造 structure
このオンボーディングジャーニーでは、AEM as a Cloud Service の構造を完全に理解する必要はありません。ただし、次の概念を理解しておくと、後でジャーニーを進めやすくなります。
- テナント - すべての顧客にテナントがプロビジョニングされます。テナントは IMS 組織とも呼ばれます(IMS の詳細については、このジャーニーで後ほど説明します)。
- プログラム - 各テナントには 1 つ以上のプログラムがあります。これらは、多くの場合、顧客がライセンスを取得したソリューションを反映しています。
- 環境 - 各プログラムには複数の環境があります。ライブコンテンツ用の実稼働環境、ステージングの環境、開発目的の環境などです。
- リポジトリ - 環境には 1 つ以上の Git リポジトリがあり、アプリケーションとフロントエンドコードがそこで維持管理されています。
- ツールとワークフロー - パイプラインは、リポジトリから環境へのコードのデプロイメントを管理します。
多くの場合、この階層を具体的に説明するうえで例が役に立ちます。
-
WKND Travel and Adventure Enterprises は、旅行関連のメディアに重点を置いた テナント とします。
-
WKND Travel and Adventure Enterprises テナントには、次の 2 つの プログラム が含まれている可能性があります。
- WKND Magazine 部門用の 1 つの Sites プログラム
- WKND Media 部門用の 1 つの Assets プログラム
-
WKND Magazine プログラムにも WKND Media プログラムにも、開発、ステージングおよび実稼動の各 環境 があります。
-
リポジトリ は、WKND Magazine と WKND Media のカスタムコードおよびアプリケーションを維持管理するために使用されます。
-
様々な ツールとワークフロー がリポジトリ全体で機能して、CI/CD パイプラインを使用したコードのデプロイ、ログへのアクセス、AEM へのアクセスなどを行います。
次の手順 what-is-next
これで AEM オンボーディング ジャーニーのこの部分を完了したので、次のことを理解しました。
- AEMaaCS を構成する様々なレイヤー
- 各レイヤーの基本的機能
この知識を踏まえて、Admin Console へのアクセスのドキュメントを次に参照しながら、AEM オンボーディングジャーニーを続けてください。このドキュメントでは、コンソールにアクセスしてシステム管理者としてのステータスを確認する方法について説明します。