コンテンツの追加

Experience Manager Assets に公開する場合は、公開リストにさらにコンテンツ(アセットやフォルダー)を追加できます。DAM リポジトリ全体からリストにアセットやフォルダーをさらに追加できます。コンテンツをさらに追加するには、「コンテンツを追加」ボタンをクリックします。

フォルダーから複数のアセットを一度に追加したり、複数のフォルダーを一度に追加したりできます。しかし、複数のフォルダーからアセットを一度に追加することはできません。

コンテンツの追加

フォルダー設定を含む

デフォルトでは、Experience Manager Assets にフォルダーを公開すると、その中のすべてのアセット、サブフォルダーおよびそれらの参照が公開されます。

公開するフォルダー内容をフィルタリングする場合は、「フォルダー設定を含む」をクリックします。

  • Include folder contents

    • 有効:選択したフォルダーのすべてのアセット、サブフォルダー(サブフォルダーのすべてのアセットを含む)および参照が公開されます。
    • 無効:選択したフォルダー(空)と参照のみ公開されます。選択したフォルダーのアセットは公開されません。
  • Include folder contents および Include only immediate folder contents

    両方のオプションを選択した場合は、選択したフォルダーのすべてのアセット、サブフォルダー(空)および参照が公開されます。サブフォルダーのアセットは公開されません。

フォルダー設定を含む

フィルターの適用後、「OK」をクリックしてから「公開」をクリックします。「公開」ボタンをクリックすると、「Resource(s) have been scheduled for publication」という確認メッセージが表示されます。確認後、定義した宛先に、スケジュール(「Now」または「Later」)に基づいて、選択したアセットやフォルダーが公開されます。使用しているパブリッシュインスタンスにログインして、アセットやフォルダーが正常に公開されていることを確かめます。

AEM に公開

上図で、「公開ターゲット」属性の値が異なることがわかります。Experience Manager Assets への公開(Destination: Publish)を選択したことを思い出してください。表示では、フォルダーと 1 つのアセットのみ AEM に公開され、他の 2 つのアセットは AEMDynamic Media の両方に公開されますが、これはなぜでしょうか。

ここで、フォルダープロパティの役割を理解しておく必要があります。フォルダーの Dynamic Media パブリッシングモード ​プロパティは、公開において重要な役割を果たします。フォルダーのプロパティを表示するには、フォルダーを選択し、ツールバーの「プロパティ」をクリックします。アセットの場合は、アセットの親フォルダーのプロパティを参照します。

定義されている​ 宛先 ​と Dynamic Media 公開モード ​に応じて公開がどのように行われるかを次の表に示します。

宛先Dynamic Media 公開モード公開ターゲット公開できる内容
公開選択的公開AEMアセットやフォルダー
公開即時AEM および Dynamic Mediaアセットやフォルダー
公開アクティベーション時AEM および Dynamic Mediaアセットやフォルダー
Dynamic Media選択的公開Dynamic Mediaアセット
Dynamic Media即時Noneアセットを公開できない
Dynamic Mediaアクティベーション時Noneアセットを公開できない
NOTE
Dynamic Media にはアセットのみ公開されます。
Dynamic Media へのフォルダーの公開はサポートされていません。
フォルダー(Selective Publish)を選択し、公開先として Dynamic Media を選んだ場合、「公開ターゲット」属性には None が表示されます。

次に、上記のユースケースで​ 宛先 ​を Dynamic Media に変更して、結果を確かめてみましょう。この場合は、Selective Publish フォルダーのアセットのみ Dynamic Media.に公開されます。Immediate および Upon Activation フォルダーのアセットは公開されず、前述の属性には None が表示されます。

Dynamic Media に公開

NOTE
Experience Manager Assets インスタンスで Dynamic Media が設定されておらず、「宛先」が「公開」の場合、アセットやフォルダーは常に AEM に公開されます。
Brand Portal への公開はフォルダープロパティとは無関係です。Brand Portal には、すべてのアセット、フォルダーおよびコレクションを公開できます。Brand Portal へのアセットの公開を参照してください。
NOTE
Manage Publication ウィザードをカスタマイズしてある場合、カスタマイズ部分は既存の機能で引き続き動作します。
ただし、既存のカスタマイズ部分を削除して、新しい Manager Publication 機能を使用することができます。

後からのアセットの公開

アセットの公開ワークフローを後の日時にスケジューリングするには:

  1. Experience Manager Assets コンソールで、親フォルダーに移動し、公開スケジュールを設定するアセットまたはフォルダーをすべて選択します。

  2. ツールバーの「公開を管理」オプションをクリックします。

  3. アクション」の「公開」をクリックしたあと、コンテンツを公開するル「宛先」を選択します。

  4. スケジュール」から「後で」を選択します。

  5. アクティベート日」を選択し、日時を指定します。「次へ」をクリックします。

    「公開を管理」ワークフロー

  6. 範囲」タブで、「コンテンツを追加」をクリックします(必要な場合)。「次へ」をクリックします。

  7. ワークフロー」タブで、ワークフロータイトルを指定します。「後で公開する」をクリックします。

    ワークフロータイトル

    公開先のインスタンスにログインして、公開されたアセットを確認します(スケジュールを設定した日時によって異なります)。

Dynamic Media へのアセットの公開

Dynamic Media にはアセットのみ公開されます。ただし、公開動作はフォルダープロパティによって異なります。フォルダーの Dynamic Media 公開モード ​を選択的公開向けに設定することができます。設定できるのは次のいずれかです。

  • Selective Publish
  • Immediate
  • Upon Activation

公開プロセスは、「即時」および「アクティベーション時」モードの場合は一致していますが、「選択的公開」の場合は異なります。詳しくは、Dynamic Media のフォルダーレベルでの選択的公開の設定を参照してください。フォルダーで選択的公開を設定した後、次の操作を行うことができます。

Brand Portal へのアセットの公開

アセット、フォルダーおよびコレクションを Experience Manager Assets Brand Portal インスタンスに公開できます。

公開をリクエスト

Request Publication オプションは、AEM Assets 環境で公開する前に、アセットのワークフローを認証する際に役立ちます。AEM は、様々なユーザーに異なるレベルの権限を提供します。アセットをアップロードする​ 投稿者 ​になることもできますが、アップロードが確認されるまでアセットを公開できません。また、管理者 ​であれば、アセットの読み取りワークフローと書き込みワークフローを管理できます。

「公開をリクエスト」オプションは、次のユーザーが使用できます。

  • 投稿者: ​AEM Assets に投稿できるユーザーの場合、AEM Assets ワークフローへのアクセスが制限されています。「Manage publication」ボタンが非表示になっています。投稿者は、アセットを追加することによって投稿のみできますが、アセットを公開したり、ワークフローへの読み取りアクセス権を持つことはできません。

  • ワークフローユーザー: ​このユーザーはアセットを公開できませんが、ワークフローに対する読み取りアクセス権があります。ワークフローユーザーは、次の操作を実行できます。

    • 公開をリクエスト
    • Manage publication」ボタンを表示
    • ワークフローのスケジュールを設定し、オプション schedule nowschedule later を確認
  • 管理者: ​管理者タイプのユーザーは、アセットの全体的なワークフローステップを管理できます。「Manage publication」ボタンが表示されます。宛先 publish が選択されている場合、後でアセットをワークフローステップ用にスケジュールできます。

NOTE
Dynamic Media が宛先として選択されている場合、ワークフローユーザー ​および​ 管理者 ​ユーザーではワークフローステップは無効になります。

制限事項とヒント

  • Manage publication は、ワークフローに対して少なくとも読み取り権限を持つユーザーが使用できます。
  • 空のフォルダーは公開されません。
  • 処理中のアセットを公開した場合は、オリジナルのコンテンツのみが公開されます。処理中のレンディションは失われます。処理が完了するまで待ってから公開するか、処理の完了後にアセットを公開し直してください。
  • 複雑なアセットを非公開にする場合は、アセットだけを非公開にします。参照は他の公開済みアセットから参照されている可能性があるので、非公開にしないでください。

Experience Manager