Adobe Dynamic Tag Management との統合 integrating-with-adobe-dynamic-tag-management
Adobe Dynamic Tag Management と AEM を統合すると、Dynamic Tag Management Web プロパティを使用して AEM Sites を追跡できます。マーケターは、Dynamic Tag Management を使用して、データ収集のためのタグを管理し、複数のデジタルマーケティングシステムにデータを配信できます。例えば、Dynamic Tag Management を使用して、AEM web サイトの使用状況データを収集し、そのデータを Adobe Analytics または Adobe Target に配信して分析します。
統合する前に、AEM サイトのドメインを追跡する Dynamic Tag Management web プロパティを作成します。AEM が Dynamic Tag Management ライブラリにアクセスできるように、web プロパティのホスティングオプションを設定する必要があります。
統合を設定した後は、Dynamic Tag Management デプロイメントツールおよびルールを変更しても、AEM の Dynamic Tag Management 設定を変更する必要はありません。変更内容は AEM で自動的に有効になります。
デプロイメントオプション deployment-options
次のデプロイメントオプションは、Dynamic Tag Management との統合の設定に影響を与えます。
Dynamic Tag Management のホスティング dynamic-tag-management-hosting
AEM は、クラウドまたは AEM でホストされている Dynamic Tag Management をサポートします。
- クラウドホスト型:Dynamic Tag Management の JavaScript ライブラリはクラウド内に保存されており、AEM ページはそれを直接参照します。
- AEM ホスト型:Dynamic Tag Management が JavaScript ライブラリを生成します。AEM はワークフローモデルを使用してライブラリを取得し、インストールします。
実装で使用するホスティングのタイプによって、実行する設定タスクおよび実装タスクの一部が決定されます。ホスティングオプションについて詳しくは、Dynamic Tag Management ヘルプのホスティング - 「埋め込み」タブを参照してください。
ステージングおよび実稼動ライブラリ staging-and-production-library
AEM オーサーインスタンスで Dynamic Tag Management のステージング用コードを使用するか実稼動用コードを使用するかを決定します。
一般的に、オーサーインスタンスでは Dynamic Tag Management のステージングライブラリを使用し、実稼動インスタンスでは実稼動ライブラリを使用します。このシナリオでは、オーサーインスタンスを使用して、未承認の Dynamic Tag Management 設定をテストできます。
必要に応じて、オーサーインスタンスで実稼動ライブラリを使用できます。ライブラリがクラウドホスト型の場合は、テスト目的でステージングライブラリを使用するよう切り替えられる web ブラウザープラグインを利用できます。
Dynamic Tag Management デプロイメントフックの使用 using-the-dynamic-tag-management-deployment-hook
AEM が Dynamic Tag Management ライブラリをホストしている場合は、Dynamic Tag Management デプロイメントフックサービスを使用して、ライブラリの更新を AEM に自動的にプッシュできます。Dynamic Tag Management web プロパティのプロパティが編集されるなど、ライブラリに変更が加えられると、ライブラリの更新がプッシュされます。
デプロイメントフックを使用するには、Dynamic Tag Management がライブラリをホストしている AEM インスタンスに接続できなければなりません。Dynamic Tag Management サーバーが AEM にアクセスできるようにしてください。
AEM がファイアウォールの背後にある場合など、環境によっては AEM に到達できないことがあります。そのような場合には、AEM のポーリングインポーターオプションを使用して、ライブラリを定期的に取得できます。cron ジョブ式でライブラリダウンロードのスケジュールを決定します。
デプロイメントフックサービスへのアクセスの有効化 enabling-access-for-the-deployment-hook-service
Dynamic Tag Management デプロイメントフックサービスによる AEM へのアクセスを有効にして、このサービスが AEM ホスト型ライブラリを更新できるようにします。必要に応じて、ステージングライブラリと実稼動ライブラリを更新する Dynamic Tag Management サーバーの IP アドレスを指定します。
- ステージング:
107.21.99.31
- 実稼動:
23.23.225.112
および204.236.240.48
Web コンソールまたは sling:OsgiConfig
ノードを使用して、設定を実行します。
- Web コンソールでは、設定ページの Adobe DTM デプロイフック設定項目を使用します。
- OSGi 設定の場合、サービス PID は
com.adobe.cq.dtm.impl.servlets.DTMDeployHookServlet
です。
次の表に、設定するプロパティを示します。
dtm.staging.ip.whitelist
dtm.production.ip.whitelist
Dynamic Tag Management 設定の作成 creating-the-dynamic-tag-management-configuration
AEM インスタンスが Dynamic Tag Management で認証され、web プロパティとやり取りできるようにするクラウド設定を作成します。
一般設定 general-settings
セルフホスティングプロパティ - ステージングと実稼動 self-hosting-properties-staging-and-production
Dynamic Tag Management 設定の次のプロパティによって、AEM は Dynamic Tag Management ライブラリをホストできます。AEM は、これらのプロパティを使用してライブラリをダウンロードし、インストールできます。オプションで、ライブラリを自動的に更新し、Dynamic Tag Management 管理アプリケーションで行われたすべての変更を反映させることができます。
一部のプロパティは、Dynamic Tag Management web プロパティの「埋め込み」タブの「ライブラリのダウンロード」セクションから取得した値を使用します。詳しくは、Dynamic Tag Management ヘルプのライブラリダウンロードを参照してください。
Dynamic Tag Management ライブラリを AEM にホスティングしている場合は、設定に従って、AEM が web プロパティの一部のプロパティを自動的に設定します。次の表の説明を参照してください。
クラウドホスティングプロパティ - ステージングと実稼動 cloud-hosting-properties-staging-and-production
Dynamic Tag Configuration がクラウドホスト型の場合は、Dynamic Tag Management 設定の次のプロパティを設定します。
以下の手順では、タッチ操作向け UI を使用して、Dynamic Tag Management との統合を設定します。
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パネルで、ツール/操作/クラウド/クラウドサービスをクリックします。
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Dynamic Tag Management の領域に、設定を追加する次のリンクのどちらかが表示されます。
- 初めて設定を追加する場合は「今すぐ設定」をクリックします。
- ひとつ以上の設定が作成されている場合は、「設定を表示」をクリックし、「利用可能な設定」の横の「+」リンクをクリックします。
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設定のタイトルを入力して、「作成」をクリックします。
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「API トークン」フィールドに、Dynamic Tag Management ユーザーアカウントの API トークンプロパティの値を入力します。
API トークンの値については、DTM のクライアントケアにお問い合わせください。
note note NOTE API トークンは、Dynamic Tag Management ユーザーが明示的にリクエストするまで有効期限切れになりません。 -
「DTM に接続」をクリックします。AEM が Dynamic Tag Management で認証され、アカウントが関連付けられている会社のリストを取得します。
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会社を選択し、AEM サイトの追跡に使用するプロパティを選択します。
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オーサーインスタンスでステージング用コードを使用する場合は、「作成者に対して実稼動用のコードを含める」の選択を解除します。
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必要に応じて「ステージング設定」タブおよび「実稼動設定」タブのプロパティに値を設定し、「OK」をクリックします。
Dynamic Tag Management ライブラリの手動ダウンロード manually-downloading-the-dynamic-tag-management-library
Dynamic Tag Management ライブラリを手動でダウンロードして、AEM 上でただちに更新します。例えば、ライブラリを自動ダウンロードするようにポーリングインポーターをスケジュール設定する前に更新されたライブラリをテストする場合は、手動でダウンロードします。
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パネルで、ツール/操作/クラウド/クラウドサービスをクリックします。
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「Dynamic Tag Management」領域で、「設定を表示」をクリックし、設定をクリックします。
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「ステージング設定」領域または「実稼動設定」領域で、「ダウンロードワークフローをトリガー」ボタンをクリックして、ライブラリバンドルをダウンロードおよびデプロイします。
/etc/clientlibs/dtm/my config/companyID/propertyID/servertype
に保存されます。myconfig
companyID
propertyID
servertype
Dynamic Tag Management 設定とサイトの関連付け associating-a-dynamic-tag-management-configuration-with-your-site
AEM が必要なスクリプトをページに追加できるよう、Dynamic Tag Management 設定と web サイトのページを関連付けます。サイトのルートページと設定を関連付けます。そのページのすべての子ページが関連付けを継承します。必要に応じて、子ページの関連付けを上書きできます。
次の手順を実行して、ページとその子ページを Dynamic Tag Management 設定に関連付けます。
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サイトのルートページをクラシック UI で開きます。
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サイドキックを使用して、ページのプロパティを開きます。
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「クラウドサービス」タブで、「サービスを追加」をクリックし、「Dynamic Tag Management」を選択して、「OK」をクリックします。
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Dynamic Tag Management ドロップダウンメニューを使用して設定を選択し、「OK」をクリックします。
次の手順を実行して、ページに対する継承された設定の関連付けを上書きします。上書きは、ページとすべての子ページに影響を与えます。
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クラシック UI でページを開きます。
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サイドキックを使用して、ページのプロパティを開きます。
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「クラウドサービス」タブで、「継承元」プロパティの横の鍵アイコンをクリックし、確認ダイアログボックスで「はい」をクリックします。
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Dynamic Tag Management 設定を削除するか、別の Dynamic Tag Management 設定を選択して、「OK」をクリックします。