レターとインタラクティブ通信の後処理 :headding-anchor:post-processing-of-letters-and-interactive-communications
後処理 :headding-anchor:post-processing
エージェントはレターおよびインタラクティブ通信上で後処理のワークフローを関連付けて実行できます。実行する後処理は、レターテンプレートのプロパティビューで選択できます。最終レターをメールで送信したり、印刷したり、ファックスしたり、あるいはアーカイブしたりするための後処理を設定できます。
後処理をレターとインタラクティブ通信に関連付けるには、まず後処理を設定する必要があります。送信済みのレターに対しては、次の 2 つのタイプのワークフローが実行できます。
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Forms Workflow: AEM Forms on JEE のプロセス管理ワークフローです。Forms Workflow の設定手順。
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AEM Workflow: AEM Workflow は、送信済みレターに対する後処理として使用することもできます。AEM Workflow の設定手順。
Forms のワークフロー :headding-anchor:formsworkflow
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AEM で次の URL を使用して、ご使用のサーバーの Adobe Experience Manager web コンソール設定を開きます:
https://<server>:<port>/<contextpath>/system/console/configMgr
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このページで AEM Forms Client SDK Configuration を探し、それをクリックして展開します。
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サーバーの URL で、AEM Forms on JEE サーバーの名前とログインの詳細を入力し、「保存」をクリックします。
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ユーザー名とパスワードを指定します。
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sun.util.calendar がファイアウォールのデシリアライゼーション設定に追加されていることを確認します。
デシリアライゼーションファイアウォール設定に移動し、パッケージ接頭辞の許可リスト登録済みクラスに sun.util.calendar を追加します。
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これで、サーバーのマッピングが行われ、レターの作成時に、AEM Forms on JEE 内の後処理が AEM ユーザーインターフェイスで使用できるようになります。
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処理/サービスを認証するには、処理の名前をコピーし、Adobe Experience Manager Web Console Configurations ページ/AEM Forms Client SDK Configuration に戻ってこのプロセスを新しいサービスとして追加します。
例えば、レターのプロパティページのドロップダウンに、処理の名前が Forms Workflow -> ValidCCPostProcess/SaveXML として表示されている場合は、サービス名を
ValidCCPostProcess/SaveXML
として追加します。 -
JEE 上の AEM Forms Workflow を使用して後処理を行うには、必要なパラメーターと出力を設定します。パラメーターのデフォルト値を以下に示します。
Adobe Experience Manager web コンソール設定ページの「Correspondence Management の設定」に移動して、以下のパラメーターを設定します。
- inPDFDoc(PDF ドキュメントパラメーター): PDF ドキュメントを入力とします。この入力はレンダリングされたレターを入力として含みます。示されたパラメーター名は設定可能です。これらのパラメーター名は、「設定」の「Correspondence Management の設定」で編集することができます。
- inXMLDoc(XML データパラメーター): XML ドキュメントを入力とします。この入力には、XML 形式でユーザーが入力したデータが含まれます。
- inXDPDoc(XDP ドキュメントパラメーター): XML ドキュメントを入力とします。この入力には、基になるレイアウト(XDP)が含まれます。
- inAttachmentDocs(添付ドキュメントパラメーター): リスト入力パラメーター。この入力には、すべての添付ファイルが入力として含まれます。
- redirectURL(リダイレクト URL 出力): リダイレクト先の URL を示す出力タイプ。
フォームワークフローでは、「Correspondence Management の設定」で指定した名前を使用して、PDF ドキュメントパラメーターまたは XML データパラメーターのいずれかを入力値として指定する必要があります。これは、後処理ドロップダウンにリスト表示する処理に対しては必須です。
パブリッシュインスタンスでの設定 :headding-anchor:settings-on-the-publish-instance
https://localhost:publishport/aem/forms
にログインします。- 「レター」に移動して、パブリッシュインスタンスで使用可能な公開済みレターを表示します。
- AEM DS の設定を行います。詳しくは、AEM DS の設定を参照してください。
レターインスタンスの取得 :headding-anchor:letter-instances-retrieval
保存されたレターインスタンスに対しては、LetterInstanceService 内で定義されている次の API を使用して、レターインスタンスの取得やレターインスタンスの削除といった作業を実行できます。
後処置をレターに関連付け :headding-anchor:associating-a-post-process-with-a-letter
CCR ユーザーインターフェイスで、次の手順を実行して後処理をレターに関連付けます。
- レターの上にマウスカーソルを置き、「プロパティを表示」を選択します。
- 「編集」を選択します。
- 基本のプロパティで、後処理ドロップダウンを使って、レターに関連付ける後処理を選択します。AEM および Forms 関連の両方の後処理がドロップダウンに表示されます。
- 「保存」を選択します。
- 「後処理」でのレターの設定が完了したら、レターを発行します。必要な場合は、パブリッシュインスタンスの AEM DS 設定サービスで、処理 URL を指定します。これにより、後処理が処理インスタンス上で実行されるようになります。
ドラフトレターインスタンスを再読み込み :headding-anchor:reloaddraft
ドラフトレターインスタンスは、次の URL を使ってユーザーインターフェイス内で再読み込みできます。
https://<server>:<port>/aem/forms/
createcorrespondence.html?/random=$&cmLetterInstanceId=$<LetterInstanceId>
LetterInstaceID:送信済みレターインスタンスの一意の ID。
ドラフトレターの保存について詳しくは、ドラフトの保存とレターインスタンスの送信を参照してください。