HTML5 フォームのカスタムプロファイルの作成 creating-a-custom-profile-for-html-forms

プロファイルは Apache Sling のリソースノードです。それは HTML5 フォームレンダリングサービスのカスタマイズされたバージョンを表します。HTML5 フォームレンダリングサービスを使用して、HTML5 フォームの外観、動作、インタラクションをカスタマイズできます。Profile ノードは JCR リポジトリーの /content フォルダーにあります。ノードは /content フォルダー直下か、/content フォルダーのサブフォルダーに入れることができます。

Profile ノードには xfaforms/profile のデフォルト値を持つ sling:resourceSuperType プロパティがあります。このノードのレンダリングスクリプトは、/libs/xfaforms/profile にあります。

Sling スクリプトは JSP スクリプトです。JSP スクリプトはリクエストされたフォームと必要な JS/CSS アーティファクトの HTML を組み立てるためのコンテナとして機能します。これらの Sling スクリプトは​ プロファイルレンダラースクリプト ​とも呼ばれます。プロファイルレンダラーは要求されたフォームをレンダリングするために Forms OSGi サービスを呼び出します。

GET と POST リクエストのためのプロファイルスクリプトは html.jsp と html.POST.jsp 内にあります。これらのファイルをコピーして変更することで、上書きして独自のカスタマイズを追加できます。インプレースでの変更はおこなわないでください。このような変更は、パッチのアップデートによって上書きされてしまいます。

プロファイルにはさまざまなモジュールが含まれています。これらのモジュールは、formRuntime.jsp、config.jsp、toolbar.jsp、formBody.jsp、nav_footer.jsp、および footer.jsp です。

formRuntime.jsp formruntime-jsp-br

formRuntime.jsp モジュールには、クライアントライブラリの参照が含まれています。これは、リクエストからロケール情報を抽出し、ローカライズしたメッセージをリクエストに含めるなどのための方法も示します。formRuntime.jsp に独自のカスタム javascript ライブラリやスタイルを含めることができます。

config.jsp config-jsp

config.jsp モジュールには、ログ、プロキシサービス、動作バージョンなど、様々な設定が含まれています。独自の設定およびウィジェットカスタマイズを config.jsp モジュールに追加できます。カスタムウィジェット登録などの設定を config.jsp モジュールに追加することもできます。

toolbar.jsp toolbar-jsp

toolbar.jsp は、カラーのツールバーを作成するためのコードを含みます。ツールバーを削除するには、toolbar.jsp を HTML.jsp から削除します。

formBody.jsp formbody-jsp

formBody.jsp モジュールは、XFA フォームの HTML 表現のためのものです。

最初に、HTML5 フォームはフォームの最初のページのみをレンダリングします。ユーザーがフォームをスクロールすると、フォームの残りの部分が読み込まれます。こうすることで読み込みのエクスペリエンスが高速になります。nav_footer.jsp コンポーネントには、すべてのスタイルとスクロール時のページの読み込みを支援するために必要な要素が含まれます。

footer.jsp footer-jsp

footer.jsp モジュールは空です。これにより、ユーザーインタラクションのみに使用するスクリプトを追加できます。

カスタムプロファイルの作成 creating-custom-profiles

カスタムプロファイルを作成するには、次の手順を実行します。

プロファイルノードの作成 create-profile-node

  1. URL:https://'[server]:[port]'/crx/de で CRX DE インターフェイスに移動し、管理者の資格情報でインターフェイスにログインします。

  2. 左のペインで /content/xfaforms/profiles に移動します。

  3. default ノードをコピーし、hrform という名前で別のフォルダー(/content/profiles)にそのノードをペーストします。

  4. 新しいノード、hrform を選択し、hrform/demo の値を持つ文字列プロパティ sling:resourceType を追加します。

  5. ツールバーメニューで「すべて保存」をクリックして、変更を保存します。

プロファイルレンダラースクリプトを作成 create-the-profile-renderer-script

カスタムプロファイルの作成後、このプロファイルにレンダラーの情報を追加します。新しいプロファイルのリクエストを受け取る際に、CRX はレンダリングする JSP ページの /apps フォルダーの存在を確認します。JSP ページを /apps フォルダーに作成します。

  1. 左のペインで、/apps フォルダーに移動します。

  2. /apps フォルダーを右クリックして選択し、「hrform」という名前のフォルダーを作成します。

  3. hrform フォルダー内で、「demo」という名前のフォルダーを作成します。

  4. すべて保存」ボタンをクリックします。

  5. /libs/xfaforms/profile/html.jsp に移動して、html.jsp のノードをコピーします。

  6. html.jsp ノードを同じ名前「html.jsp」で /apps/hrform/demo フォルダーに貼り付けて、「保存」をクリックします。

  7. プロファイルスクリプトのその他のコンポーネントがある場合は、手順 1 から 6 に従って、/apps/hrform/demo フォルダーにそのコンポーネントをコピーします。

  8. プロファイルの作成を確認するには、URL(https://'[server]:[port]'/content/xfaforms/profiles/hrform.html)を開きます。

フォームを検証するには、ローカルファイルシステムから AEM Forms にフォームをインポートし、AEM サーバーオーサーインスタンスでフォームをプレビューします。

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