フォームデータモデルの作成 create-form-data-model
AEM Forms データ統合は、フォームデータモデルを作成して操作するための直感的なユーザーインターフェイスを提供します。フォームデータモデルでは、データソースを使用してデータが交換されますが、データソースを使用せずにフォームデータモデルを作成することも、設定済みのデータソースを使用してフォームデータモデルを作成することもできます。フォームデータモデルを作成する方法には、以下の 2 つがあります。データソースが既に設定されているかどうかに応じて、いずれかの方法を選択してください。
-
事前に設定されたデータソースを使用する場合:「データソースの設定」の説明に従ってデータソースが既に設定されている場合は、フォームデータモデルを作成する際に、それらのデータソースを選択できます。この方法の場合、選択したデータソースのすべてのデータモデルオブジェクト、プロパティ、サービスをフォームデータモデル内で使用することができます。
-
データソースが設定されていない場合:フォームデータモデル用のデータソースが設定されていない場合であっても、データソースを使用することなくフォームデータモデルを作成できます。フォームデータモデルを使用して、アダプティブフォームとインタラクティブ通信を作成し、サンプルデータを使用してテストを行うことができます。データソースが使用可能な状態になっている場合は、フォームデータモデルをそのデータソースに連結すると、関連するアダプティブフォームとインタラクティブ通信内でその連結内容が自動的に反映されます。
フォームデータモデルの作成 data-sources
フォームデータモデル内で使用するデータソースが、データソースの設定の説明に従って設定されていることを確認してください。設定されているデータソースに基づいてフォームデータモデルを作成するには、以下の手順を実行します。
-
AEM オーサーインスタンスで、フォーム/データ統合 に移動します。
-
作成/フォームデータモデル を選択します。
-
フォームデータモデルの作成ダイアログで、以下の操作を実行します。
- フォームデータモデルの名前を指定します。
- (オプション)フォームデータモデルのタイトル、説明およびタグを指定します。
- (オプション、データソースが既に設定されている場合のみ)「データソース設定」フィールドの横にあるチェックマークアイコンを選択し、使用するデータソース用のクラウドサービスが存在する設定ノードを選択します。この操作により、選択した設定ノード内の有効なデータソースだけが、以下のページに選択可能なデータソースとして表示されます。ただし、JDBC データベースと AEM ユーザープロファイルのデータソースは、デフォルトで表示されます。設定ノードを選択しなかった場合、すべての設定ノード内のデータソースが表示されます。
「次へ」を選択します。
-
(データソースが既に設定されている場合のみ)データソースを選択 画面に、使用可能なデータソースが表示されます(有効なデータソースが存在する場合)。フォームデータモデルで使用するデータソースを選択します。
-
「作成」を選択し、確認ダイアログで「開く」を選択して、フォームデータモデルエディターを開きます。
ここで、フォームデータモデルエディターの UI の様々なコンポーネントを確認してみましょう。
A. データソース フォームデータモデルのデータソースをリストします。データソースを展開すると、データモデルオブジェクトとサービスが表示されます。
B. データソース定義を更新 データソース定義内の変更内容が設定済みデータソースから取得され、フォームデータモデルエディターの「データソース」タブでその変更内容が反映されます。
C. モデル 追加されたデータモデルオブジェクトのコンテンツ領域が表示されます。
D. サービス 追加したデータソースの操作やサービスのコンテンツ領域が表示されます。
E. ツールバー フォームデータモデルを操作するためのツールです。選択したフォームデータモデルのオブジェクトに応じて、追加のオプションがツールバーに表示されます。
F. 選択 選択したデータモデルオブジェクトとサービスをフォームデータモデルに追加します。
フォームデータモデルエディターの詳細と、フォームデータモデルエディターを使用してフォームデータモデルの編集と設定を行う方法については、フォームデータモデルの操作 を参照してください。
データソースの更新 update
既存のフォームデータモデルにデータソースを追加するには(または、既存のフォームデータモデルのデータソースを更新するには)、以下の手順を実行します。
-
フォーム/データ統合 に移動し、データソースを追加または更新するフォームデータモデルを選択して、「プロパティ」を選択します。
-
フォームデータモデルのプロパティで、「ソースを更新」タブに移動します。
「ソースを更新」タブで、以下の操作を実行します。
-
「コンテキスト認識設定」フィールドで参照アイコンを選択し、追加するデータソースのクラウド設定が存在する設定ノードを選択します。ノードを選択しなかった場合、「ソースを追加」を選択すると、
global
ノード内のクラウド設定だけが表示されます。 -
新しいデータソースを追加する場合は、「ソースを追加」を選択し、フォームデータモデルに追加するデータソースを選択します。
global
ノード内で設定されているデータソースと、選択した設定ノード内で構成されているデータソースが、すべて表示されます。 -
既存のデータソースを、同じタイプの別のデータソースで置き換える場合は、置き換え前のデータソースの「編集」アイコンを選択し、有効なデータソースのリストで、置き換え後のデータソースを選択します。
-
既存のデータソースを削除する場合は、目的のデータソースの「削除」アイコンを選択します。データソース内のデータモデルオブジェクトがフォームデータモデルに追加されている場合、「削除」アイコンは無効になります。
-
-
「保存して閉じる」を選択して、変更内容を保存します。
次の手順 next-steps
これで、データソースが追加されたフォームデータモデルが作成されました。この状態で、フォームデータモデルを編集してデータモデルオブジェクトとサービスの作成と設定を行ったり、データモデルオブジェクト間の関連付けを行ったり、プロパティを編集したり、カスタムのデータモデルオブジェクトとプロパティを追加したり、サンプルデータを生成したりできます。
詳しくは、「フォームデータモデルの操作」を参照してください。