デフォルト設定を変更
新しく作成したソースに適用する Adobe PDF 設定、セキュリティ設定およびファイルタイプ設定のデフォルト値を変更できます。デフォルトを変更しても、既存のソースの設定への影響はありません。
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管理コンソールで、サービス/PDF Generator をクリックします。
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Adobe PDF 設定、ファイルタイプ設定、セキュリティ設定 のいずれかのページで、「デフォルト設定の調整」をクリックします。
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適切なデフォルト設定を選択します。デフォルト設定の調整ページでは、次の設定を 1 つ以上使用できます。
Adobe PDF の設定:最初のデフォルト設定は、「標準」(Acrobat 6)です。
セキュリティの設定:最初のデフォルト設定は、「セキュリティなし」(Acrobat 5)です。
ファイルタイプの設定:最初のデフォルト設定は、「標準」です。
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「保存」をクリックします。
ファイルタイプ設定の削除
不要になったファイルタイプ設定は削除できます。
- 管理コンソールで、「サービス/PDF Generator/ファイルタイプごとの設定」をクリックします。
- 削除する設定の隣にあるチェックボックスを選択します。複数のソースを選択できます。横にチェックボックスがない設定は、PDF Generator に必ず含まれているものなので削除できません。
- 「削除」をクリックし、削除の確認ページで「削除」をクリックします。
画像から PDF の設定
次のオプションでは、画像ファイルを PDF に変換する方法を決定します。これらの設定へのアクセス方法については、ファイルタイプ設定を作成または編集を参照してください。
ファイル名拡張子: 変換可能なファイル名拡張子のコンマ区切りリスト。
フォールバックコンバーターを試す: PDF Generator では、Java™ または Acrobat を使用して画像ファイルを PDF に変換できます。このオプションを選択している場合に、変換が失敗するかまたは指定のタイムアウト制限に達すると、PDF Generator は、変換を別の方法で試行します。別の方法が失敗または指定のタイムアウト制限に達すると、ログファイルに例外が書き込まれます。
OCR を使用: PDF に OCR(光学式文字認識)を適用するかどうかを指定します。OCR ソフトウェアを使用すると、PDF 内のテキストを検索、修正およびコピーできます。
注意:OCR PDF(検索可能な PDF)の機能は Microsoft Windows でのみサポートされています。
プライマリ OCR 言語: OCR エンジンが文字を識別するために使用する言語を指定します。
PDF Output スタイル: 生成する PDF のタイプを決定します。どの形式でも、テキスト画像に対して OCR およびフォントとページ認識が適用され、通常のテキストに変換されます。
検索可能な画像: テキストが検索および選択可能であることを確認します。このオプションを選択すると、元の画像が保持され、必要に応じてゆがみが補正され、その上に非表示のテキストレイヤーが配置されます。「画像のダウンサンプル」オプションは、画像をどの程度ダウンサンプルするかを指定します。
検索可能な画像(完全): テキストが検索および選択可能であることを確認します。このオプションを選択すると、元の画像が保持され、その上に非表示のテキストレイヤーが配置されます。元の画像に対して最大限の再現性が求められる場合に推奨されるオプションです。
ClearScan: 元の画像と非常に近似する Type 3 フォントを新しく合成し、低解像度のコピーを使用してページの背景を保持します。
画像のダウンサンプル: OCR が完了した後に、カラー、グレースケール、白黒の各画像のピクセル数を減らします。適用するダウンサンプリングのレベルを選択します。オプションの数値が大きくなると、ダウンサンプリングは低下し、より高解像度の PDF が生成されます。
Adobe PDF の書き出し設定(Windows のみ)
PDF ファイルを別の形式に変換するには、「Adobe PDF の書き出し」設定セクションの「書き出すファイルタイプ」を使用します。デフォルトは、カスケーディングスタイルシート(CSS)1.0 を使用した HTML 4.01(.htm、.html)です。
この設定へのアクセス方法については、ファイルタイプ設定を作成または編集を参照してください。
HTML から PDF の設定
次のオプションでは、HTML ファイルを PDF に変換する方法を決定します。これらのオプションへのアクセス方法については、ファイルタイプ設定を作成または編集を参照してください。
フォールバックコンバーターを試す: PDF Generator では、Java™ または Acrobat を使用して HTML ファイルを PDF に変換できます。このオプションを選択している場合に、変換が失敗するかまたは指定のタイムアウト制限に達すると、PDF Generator は、変換を別の方法で試行します。別の方法が失敗または指定のタイムアウト制限に達すると、ログファイルに例外が書き込まれます。
デフォルトのエンコーディング: オペレーティングシステムと文字体系のメニューから、ファイルテキストの入力エンコーディングを設定します。「デフォルトのエンコーディング」オプションに表示された選択項目は、HTML ソースファイルでエンコーディングの種類を指定していない場合のみ使用します。
選択したエンコーディングの強制: HTML ソースファイルで指定されているエンコーディングを無視して、「デフォルトのエンコーディング」オプションに表示されている選択項目を使用します。
スパイダリング設定
「スパイダリング」は、web ページをスキャンして、他の web ページへのリンクがないか確認します。他の web ページへのリンクが見つかると、そのページが取り込まれて、生成される PDF ドキュメントに組み込まれます。取り込んで PDF に変換するレベル数を設定するには、次のオプションを有効にします。
X レベルのみを取得: ベースページの URL から、指定したレベルの深さまで、ページをスパイダリングして変換します。1 を指定すると、指定した URL のみが変換されます。
サイト全体を取得: 指定した URL から始まるサイト全体を変換します。
同じパスにとどまる: ベース URL と同じ相対パスにないページを指すリンクは、スパイダリング中に変換されません。
同じサーバーにとどまる: 別のサーバー上のページを指すリンクは、スパイダリング中に変換されません。指定した URL と同じサーバーを指すリンクのみが変換されます。
ページ変換設定
HTML ページの変換方法を指定するには、次のオプションを有効にします。ページサイズに基づいて、幅、高さおよび余白の値を適切に調整します。
ページサイズ: カスタムを選択して幅と高さを入力するか、事前に定義された寸法を選択します。
向き: 変換後の PDF ドキュメントが縦向きか横向きかを選択します。
余白: 生成された PDF ドキュメントの余白(上、下、左、右)を指定します。
ブックマークを PDF に追加: ブックマークを PDF ドキュメントに追加します。
タグ付き PDF を有効にする: タグを PDF ドキュメントに埋め込みます。
初期表示設定の指定: ドキュメントのオプション、ウィンドウのオプション、ユーザーインターフェイスのオプションを設定できます。これらの設定では、コンテンツを最初に表示する方法を指定します。
ドキュメントのオプション
コンテンツの表示方法や、PDF ドキュメントでのページの表示方法を指定したり、表示倍率を指定したりするには、これらのオプションを有効にします。
表示: PDF ドキュメントを開いたときに Acrobat で開くペインを選択します。
ページレイアウト: PDF ドキュメントのページレイアウトの種類を選択します。
拡大: PDF ドキュメントの初期表示のプリセット倍率を選択するか、カスタム値を選択します。デフォルト設定を選択すると、Acrobat のデフォルト倍率が使用されます。
開封ページ番号: PDF を開くページ番号を指定します。
ウィンドウのオプション
ウィンドウの表示サイズと表示方法を指定するには、これらのオプションを有効にします。
ウィンドウのサイズを最初のページに変更: Acrobat ウィンドウのサイズを最初のページのサイズに変更します。
画面中央のウィンドウ: 画面の中央でウィンドウを開きます。
フルスクリーンモードで開く: ウィンドウをフルスクリーンモードで開きます。
表示: ウィンドウにドキュメントのタイトルまたはファイル名が表示されます。
ユーザーインターフェイスのオプション
ウィンドウの表示方法を指定するには、これらのオプションを有効にします。
メニューバーを非表示: PDF ドキュメント内のメニュー バーを非表示にします。
ツールバーを非表示: PDF ドキュメント内のツールバーを非表示にします。
ウィンドウコントロールを非表示: PDF ドキュメント内のウィンドウコントロールを非表示にします。
Flash Video から PDF の設定
PDF Generator では、Adobe Flash 用のビデオ(SWF または FLV ファイル)を送信したり、Adobe Flash 用のビデオを埋め込んだ PDF ファイルを作成したりできます。この変換を行うために、Forms サーバー上に Adobe Flash Player をインストールする必要はありません。このオプションへのアクセス方法については、ファイルタイプ設定を作成または編集を参照してください。
ファイル名の拡張子:変換可能なファイル名拡張子のコンマ区切りリスト。
XPS から PDF の設定
XML Paper Specification(XPS)は、Windows Printing のマシンで使用されます。XPS は Microsoft の形式であり、Microsoft Office アプリケーションで作成できます。AEM Forms には、XPS ファイルから PDF への変換機能があります。
ファイル名拡張子: 変換可能なすべての XPS ファイル名拡張子のコンマ区切りリスト。現時点で指定できる形式は 1 つ(.xps)です。
PDF の最適化設定
PDF Generator では、PDF ファイルのサイズを低減することができます。これらの設定をすべて使用するか、または一部のみを使用するかは、ファイルの使用目的と、ファイルに設定する必要がある基本的なプロパティによって異なります。ほとんどの場合、デフォルト設定が適しています。デフォルト設定にすると、埋め込みフォントの削除と画像圧縮によって領域を節約でき、不要になったアイテムがファイルから削除されるので、非常に効率的です。
この設定へのアクセス方法については、ファイルタイプ設定を作成または編集を参照してください。
ターゲット PDF バージョン: PDF と互換性のある Acrobat のバージョンを指定します。
フォント
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「フォント」を選択します。
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次のいずれかのオプションを選択します。
すべてのフォントの埋め込みを解除: すべての埋め込みフォントの埋め込みを解除します。
フォントを埋め込み解除しない: すべてのフォントの埋め込みを解除しません。
一部のフォントの埋め込みを解除:指定したフォントのみ埋め込みを解除します。埋め込みを解除するフォントを指定するには、次の手順を実行します。
- 必要に応じて、フォントソース ドロップダウンメニューで、別のフォントディレクトリを選択します。このドロップダウンメニューには、ホーム/設定/コアシステム/コア設定 で指定したフォントディレクトリが表示されます。
- 使用可能なフォント リストから 1 つ以上のフォントを選択し、「追加」をクリックします。これらのフォントは、埋め込み解除するフォント リストに追加されます。
- Forms サーバーに存在しないいくつかのフォントの埋め込みを解除する場合、それらのフォントの名前を「埋め込み解除するフォントを追加」ボックスに入力します。「追加」をクリックします。
NOTE
ドキュメントにサブセットが埋め込まれているフォントの埋め込みを解除する場合、+ 記号をフォント名のプレフィックスとして指定します。例えば、「+Helvetica」とします。 -
埋め込まれたフォントの使用中のサブセットのみを埋め込む場合、「すべての埋め込まれたフォントをサブセット化」を選択します。
NOTE
このオプションを「いくつかのフォントの埋め込みを解除」と組み合わせて使用すると、埋め込み解除するフォントを追加 リストのフォントは、完全に埋め込みが解除されたままになります。NOTE
フォントのサブセット化は、フォントの一部のみを埋め込む方法です。フォントのサブセットには、ドキュメントで使用される文字のみが含まれます。
透明効果
透明効果を使用したアートワークが PDF 文書に含まれている場合、PDF の最適化設定を使用して透明効果を平坦化し、ファイルサイズを小さくすることができます。
PDF 文書の最適化で透明効果を設定するには、「透明効果」を選択します。
透明レベル:保存するベクトル情報の量を指定します。高い値に設定すると、より多くのベクトルオブジェクトが保存され、低い値に設定すると、より多くのベクトルオブジェクトがラスタライズされます。中間の値に設定すると、ベクトル形式の簡単な部分が保存され、複雑な部分がラスタライズされます。すべてのアートワークをラスタライズするには、最低値を選択します。
ラインアートとテキスト:画像、アートワーク内のベクトル部分、テキストおよびグラデーションを含む、すべてのオブジェクトがラスタライズされる解像度です。サポートされる値は、1 ppi(ピクセル/インチ)~9600 ppi です。
グラデーションとメッシュ:グラデーションとメッシュがラスタライズされる解像度。サポートされる値は、1 ~ 1200 ppi です。
すべてのテキストをアウトラインに変換:すべてのタイプオブジェクト(ポイントタイプ、エリアタイプ、パスタイプ)をアウトラインに変換しし、透明度を含むページ上のすべてのタイプグリフ情報を破棄します。このオプションを選択すると、分割・統合処理によるテキストへの影響が抑制されます。このオプションを有効にすると、Acrobat で表示した場合や低解像度のデスクトッププリンターで印刷した場合に、小さなフォントが少し太く表示されるので注意してください。高解像度のプリンターやイメージセッターで印刷された文字の品質は影響を受けません。
すべての線をアウトラインに変換:透明度を含むページで、すべての線を単純な塗りつぶしパスに変換します。このオプションを選択すると、分割・統合処理による線幅への影響が抑制されます。このオプションを有効にすると、細い線が少し太く表示され、分割・統合のパフォーマンスが低下する場合があるので注意してください。
複雑な領域をクリップ:アートワーク内のベクトル部分とラスタライズ部分の境界線が、オブジェクトのパスに重なるように処理されます。このオプションを選択すると、og の一部であるときに発生するステッチアーティファクトを軽減します。
オーバープリントを保持:透明なオブジェクトのカラーと背景色をブレンドして、オーバープリントの効果を作成します。
次の表に、一般的なプリンターの解像度(dpi)、デフォルトのスクリーン線数(lpi)、および画像をリサンプルする解像度(ppi)を示します。例えば、600 dpi のレーザープリンターで印刷する場合は、画像をリサンプルする解像度を 170 ppi に設定します。
画像:カラー画像、グレースケール画像およびモノクロ画像の圧縮および再サンプリングオプションを指定するには、「画像」を選択します。これらのオプションを試して、ファイルサイズと画質のバランスを適切に調整することができます。カラー画像とグレースケール画像の解像度の設定は、そのファイルを印刷するときの画面のスクリーン線数の 1.5〜2 倍が適当です。モノクロ画像の解像度は、出力デバイスと同じにする必要がありますが、1500 dpi を超える解像度でモノクロ画像を保存すると、ファイルサイズだけが大きくなり、画質は大幅には向上されません。地図などの拡大される画像に高解像度が必要な場合があります。