SPA ページコンポーネント spa-page-component
SPA では、ページコンポーネントは子コンポーネントの HTML 要素を提供せず、代わりに SPA フレームワークに委任します。このドキュメントでは、これにより SPA のページコンポーネントがどのように一意になるかを説明します。
はじめに introduction
SPA のページコンポーネントは、JSP ファイルまたは HTL のファイルやリソースオブジェクトを介して子コンポーネントの HTML 要素を提供しません。この処理は SPA フレームワークに委任されます。子コンポーネントの表現は、JSON データ構造(モデル)として取得されます。次に、指定された JSON モデルに従って SPA コンポーネントがページに追加されます。そのため、ページコンポーネントの初期本文の構成は、その対応するプリレンダリング HTML とは異なります。
ページモデルの管理 page-model-management
ページモデルの解決と管理は、指定の モジュールに委任されます。PageModelManager
SPA は、初期化時に PageModelManager
モジュールとやり取りして、初期ページモデルを取得し、モデル更新の登録をおこなう必要があります。これは主に、作成者がページエディターを使用してページを編集しているときに生成されます。PageModelManager
は、npm パッケージとして SPA プロジェクトからアクセスできます。PageModelManager
は、AEMとSPAとの間のインタープリターなので、SPAに付随するものです。
ページを作成できるようにするには、cq.authoring.pagemodel.messaging
という名前のクライアントライブラリを追加して、SPA とページエディターの間の通信チャネルを提供する必要があります。SPA ページコンポーネントがページ wcm/core コンポーネントから継承している場合は、次のオプションを使用して、cq.authoring.pagemodel.messaging
クライアントライブラリカテゴリを使用可能にします。
- テンプレートが編集可能な場合は、クライアントライブラリカテゴリをページポリシーに追加します。
- ページコンポーネントの
customfooterlibs.html
を使用したクライアントライブラリカテゴリを追加します。
cq.authoring.pagemodel.messaging
カテゴリの組み込みをページエディターのコンテキストに制限することを忘れないでください。
通信データタイプ communication-data-type
通信データタイプは、data-cq-datatype
属性を使用して AEM ページコンポーネント内に HTML 要素を設定します。通信データタイプが JSON に設定されると、GET リクエストにより、コンポーネントの Sling Model エンドポイントにヒットします。ページエディターで更新が実行されると、更新されたコンポーネントの JSON 表現がページモデルのライブラリに送信されます。次に、ページモデルのライブラリから、SPA に更新が警告されます。
SPA ページコンポーネント -body.html
<div id="page"></div>
DOM の生成を遅延させないことは基本ですが、それに加えて、SPA フレームワークは本文の末尾にスクリプトを追加する必要があります。
SPA ページコンポーネント -customfooterlibs.html
<sly data-sly-use.clientLib="${'/libs/granite/sightly/templates/clientlib.html'}"></sly>
<sly data-sly-test="${wcmmode.edit || wcmmode.preview}"
data-sly-call="${clientLib.js @ categories='cq.authoring.pagemodel.messaging'}"></sly>
<sly data-sly-call="${clientLib.js @ categories='we-retail-journal-react'}"></sly>
SPA コンテンツを記述するメタリソースプロパティです。
SPA ページコンポーネント -customheaderlibs.html
<meta property="cq:datatype" data-sly-test="${wcmmode.edit || wcmmode.preview}" content="JSON"/>
<meta property="cq:wcmmode" data-sly-test="${wcmmode.edit}" content="edit"/>
<meta property="cq:wcmmode" data-sly-test="${wcmmode.preview}" content="preview"/>
<meta property="cq:pagemodel_root_url" data-sly-use.page="com.adobe.cq.sample.spa.journal.models.AppPage" content="${page.rootUrl}"/>
<sly data-sly-use.clientlib="/libs/granite/sightly/templates/clientlib.html">
<sly data-sly-call="${clientlib.css @ categories='we-retail-journal-react'}"/>
</sly>
メタプロパティ meta-properties
-
cq:wcmmode
:エディターの WCM モード(ページ、テンプレートなど) -
cq:pagemodel_root_url
:アプリのルートモデルの URL。子ページモデルはアプリのルートモデルのフラグメントなので、子ページに直接アクセスする場合に重要です。次に、PageModelManager
は、アプリケーションの初期モデルを、そのルートエントリポイントからアプリケーションに入るときに体系的に再構成します。 -
cq:pagemodel_router
:PageModelManager
ライブラリのModelRouter
を有効化または無効化 -
cq:pagemodel_route_filters
:ModelRouter
が無視する必要があるルートを指定するための、カンマ区切りのリストまたは正規表現。
ページエディターオーバーレイの同期 page-editor-overlay-synchronization
オーバーレイの同期は、cq.authoring.page
カテゴリが提供するのと同じミューテーションオブザーバーが保証されます。
Sling Model JSON が書き出した構造設定 sling-model-json-exported-structure-configuration
ルーティング機能を有効にすると、AEM ナビゲーションコンポーネントの JSON 書き出しによって、SPA の JSON 書き出しにアプリケーションの複数のルートが含まれるという前提になります。AEM ナビゲーションコンポーネントの JSON 出力は、次の 2 つのプロパティを使用し、SPA のルートページのコンテンツポリシーで設定することができます。
structureDepth
:書き出されたツリーの深度に対応する数字。structurePatterns
:書き出すページに対応する Regex の Regex 配列。
これは、/conf/we-retail-journal/react/settings/wcm/policies/we-retail-journal/react/components/structure/page/root
にある SPA サンプルコンテンツで確認できます。