画像カタログ image-catalogs
この節では、画像カタログの機能と構文について説明します。
画像カタログには、次の機能が用意されています。
-
特定のメタデータおよび修飾子コマンドを使用して、画像を永続的に関連付けることができます。
画像カタログのエントリは、ショートカット表記
*
rootId/objId*
を使用して参照されます。ここで*
rootId*
は画像カタログを識別し、*
objId*
はカタログ内のデータレコードを識別します。 -
透かしの品質やJPEGを適用するかどうかなど、特定のリクエスト属性のデフォルトを指定します。
-
フォント、ICC プロファイル、マクロ定義およびリクエストテンプレートの管理
特定の画像カタログが定義されていない場合でも、画像カタログのすべての機能はデフォルトのカタログ(default.ini)を介して使用できます。
リクエストの URL パスの *
rootId*
が特定の画像カタログの attribute::RootId
と一致する場合、そのカタログがこのリクエストのメインカタログになります。 メインカタログには、リクエスト全体のデフォルトの属性と設定が用意されています。 一致するものが見つからない場合、代わりにデフォルトのカタログが使用されます。
src=
または mask=
コマンドで識別されるカタログは、次のカタログ属性とデータを現在の画層に提供します。
同じレイヤー内で、src=
と mask=
は同じ画像カタログ(存在する場合)を参照する必要があります。
icc=
コマンドで識別されるカタログは、カタログの ICC プロファイルテーブルからエントリを検索するためにのみ使用されます。 他のカタログ属性やデータは含まれません。
*
rootId*
がカタログに解決され、*
objId*
がこのカタログ内の catalog::Id
と一致した場合、*
rootId/objId*
は実質的に次のようなカタログエントリに置き換えられます。
src=attribute::RootPath/catalog::Path& mask=attribute::RootPath/catalog::MaskPath& anchor=catalog::Anchor& catalog::Modifier& catalog::PostModifier