管理者の役割
Adobe Admin Console を使用することで、組織は柔軟な管理階層を定義し、アドビ製品へのアクセスと使用をきめ細かく管理することができます。企業オンボーディングプロセス中にプロビジョニングされた 1 人以上のシステム管理者が階層の最上部に存在します。これらのシステム管理者は、全体的な制御を維持しながら、他の管理者に責任を委任することができます。
管理者の役割は、企業に以下のような主なメリットを提供します。
- 管理責任の分散
- ユーザー別および製品別の製品割り当てのクイックビュー
- 製品管理者に分担を割り当てる機能
管理階層
適用先:Adobe の企業顧客。
管理階層は、企業固有の要件に合わせて使用することができます。例えば、企業は、Adobe Creative Cloud および Adobe Marketing Cloud 製品の使用権限を管理する様々な管理者を指定することができます。また企業においては、異なるビジネスユニットに属するユーザーの使用権限を担当する管理者が異なる場合もあります。
管理者の役割の階層
以下の管理機能を他のユーザーに委任する権限も持っています。製品管理、製品プロファイル管理、ユーザーグループ管理、デプロイメント管理、およびサポート管理。
管理者に割り当てられている製品と、関連するすべての管理機能を管理します。これには以下が含まれます。
- 製品プロファイルを作成
- ユーザーおよびユーザーグループを組織に追加、ただし削除はしない
- 製品プロファイルにユーザーおよびユーザーグループを追加または削除
- 製品プロファイル管理者を製品プロファイルに追加または削除
- 他の製品管理者を製品に追加または削除
- グループ管理者をグループに追加または削除
その管理者に割り当てられた製品プロファイルの説明と、関連するすべての管理機能を管理します。これには以下が含まれます。
- ユーザーおよびユーザーグループを組織に追加、ただし削除はしない
- 製品プロファイルにユーザーおよびユーザーグループを追加または削除
- 製品権限を、製品プロファイルからユーザーおよびユーザーグループに割り当てまたは削除
- 製品プロファイルに関する、ユーザーおよびユーザーグループの製品の役割を管理
その管理者に割り当てられたユーザーグループの説明と、関連するすべての管理機能を管理します。これには以下が含まれます。
- ユーザーをグループに追加、またはグループから削除
- ユーザーグループ管理者をグループに追加またはグループから削除
それぞれの管理者の役割と権限の詳細なリストについては、権限を参照してください。
企業管理者の役割を追加 add-enterprise-role
適用先:Adobe の企業顧客。
管理者として、他のユーザーに管理者の役割を割り当て、自分と同じ権限を与えたり、上記のような階層内で自分の管理者の役割の下の役割の権限を与えたりすることができます。例えば、製品管理者は製品管理者権限または製品プロファイル管理者権限をユーザーに付与できますが、デプロイメント管理者権限は付与できません。Admin Console の権限については、権限マトリックスを参照してください。
管理者を追加または招待するには、
-
Admin Console で、ユーザー/管理者 を選択します。
または、関連する製品、製品プロファイル、ユーザーグループに移動し、「管理者」タブをクリックしてください。
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管理者を追加 をクリックします。
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名前または電子メールアドレスを入力します。有効な電子メールアドレスを指定し、画面に情報を入力することで、既存のユーザーを検索したり、新しいユーザーを追加したりすることができます。
-
次へ をクリックします。管理者の役割リストが表示されます。
- この画面上のオプションは、アカウントと管理者の役割によって異なります。同じ特権を与えることと、階層内で自分の下の役割に対する特権を与えることの、どちらかができます。
- チームのシステム管理者として、ただ 1 つの管理者の役割のみ、すなわちシステム管理者の役割のみを割り当てることができます。
- 1 つ以上の管理者の役割を選択します。
- 管理者タイプ(製品管理者、製品プロファイル管理者、およびユーザーグループ管理者)で、特定の製品、プロファイル、グループをそれぞれ選択します。
- ユーザーに割り当てられている管理者ロールを確認し、「保存」をクリックしてください。
ユーザーは message@adobe.com
から、新しい管理権限に関する招待メールを受け取ります。
ユーザーが組織に参加するには、電子メールにある「開始する」をクリックする必要があります。新しい管理者が、招待メールの「開始する」のリンクを使用しない場合、Admin Console にサインインできません。
ログインプロセスの一環として、ユーザープロファイルがまだない場合は、Adobe プロファイルを設定するように求められる場合があります。ユーザーがメールアドレスに複数のプロファイルを関連付けている場合、ユーザーは「チームに参加」(要求された場合)を選択し、新しい組織に関連付けられたプロファイルを選択する必要があります。
チーム管理者を追加 add-admin-teams
適用先:Adobe チームの顧客。
管理者として、システム管理者の役割を他のユーザーに割り当て、自分と同じ権限を与えることができます。
システム管理者を追加または招待するには、
-
Admin Consoleで、ユーザー/管理者 を選択します。
既存の管理者のリストが表示されます。
-
管理者を追加 をクリックします。
管理者を追加 画面が表示されます。
-
名前または電子メールアドレスを入力します。有効な電子メールアドレスを指定し、画面に情報を入力することで、既存のユーザーを検索したり、新しいユーザーを追加したりすることができます。
デフォルトでは、「システム管理者」が選択されています。
-
保存 をクリックします。
チーム組織内のすべてのユーザーは Business ID ユーザーなので、新しい管理権限に関する招待メールを message@adobe.com
から受け取ります。ユーザーが組織に参加するには、電子メールの「開始する」をクリックする必要があります。
ログインプロセスの一環として、ユーザープロファイルがまだない場合は、Adobe プロファイルを設定するように求められる場合があります。ユーザーがメールアドレスに複数のプロファイルを関連付けている場合、ユーザーは「チームに参加」(要求された場合)を選択し、新しい組織に関連付けられたプロファイルを選択する必要があります。
企業管理者の役割を編集
適用先:Adobe の企業顧客。
管理者として、管理階層内で自分より下にある他の管理者に対して、管理者の役割を編集することができます。例えば、他の管理者の管理者権限を削除できます。
管理者ロールの役割を編集するには、
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Admin Consoleで、ユーザー/管理者 を選択します。既存の管理者のリストが表示されます。
または、関連する製品、製品プロファイル、ユーザーグループに移動し、「管理者」タブをクリックしてください。
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編集する管理者の名前をクリックします。
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ユーザーの詳細 内で 管理権限 の をクリックし、管理者権限の編集 を選択します。
-
管理者権限を編集し、変更を保存します。
チーム管理者の役割を編集
適用先:Adobe チームの顧客。
チームのシステム管理者として、他の管理者のシステム管理者権限を削除することができます。
システム管理者権限を剥奪するには、
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Admin Console 内で、ユーザー/管理者 を選択します。
既存の管理者のリストが表示されます。
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ユーザーの詳細で、右 管理権限 セクションの右側にある をクリックし、管理者権限の編集 を選択してください。
-
管理者権限を編集し、変更を保存します。
管理者を削除
適用先:Adobe チームの企業顧客。
- 管理者権限を剥奪するには、ユーザーを選択し、管理者を削除 をクリックしてください。
企業管理者権限マトリックス
適用先:Adobe の企業顧客。
次の表に、様々な種類の管理者に対するすべての権限を、以下の機能の領域別に分類して示します。