オーディエンスの作成

Experience Cloud で属性ルールを使用して、オーディエンスの作成や複合オーディエンスの定義をおこなう方法について説明します。

この記事では、以下の方法について説明します。

  • オーディエンスの作成
  • ルールの作成
  • ルールを使用した複合オーディエンスの定義

次の図は、複合オーディエンスの 2 つのルールを表しています。

複合オーディエンスの 2 つのルール

それぞれの円が、オーディエンスのメンバーシップを定義するルールを表します。重なっている両方のオーディエンスルールのメンバーと認定される訪問者が、複合オーディエンスとして定義されます。

NOTE
オーディエンスが完全に定義されるのは、指定されたデータ収集期間の終了後です。

次に、複合オーディエンスのルールを作成する方法の例を示します。このオーディエンスは、次のもので構成されます。

  • ページデータまたは Analytics の生データから得られる Home & Garden セクション。

  • Experience Cloud に公開された Adobe Analytics セグメントから得られる Chrome ユーザーと Safari ユーザー。

    複合オーディエンスのルールの作成

オーディエンスを作成するには、以下を実行します。

  1. Experience Cloud の Experience Platform で、Peopleオーディエンスライブラリを選択します。

  2. ​ オーディエンス ​ ページで、「新規」を選択します。 追加

    手順の結果

  3. 新しいオーディエンスを作成ページで、タイトルと説明を指定します。

  4. 「ルール」で、属性のソースを選択します。

    • Real-Time Analytics データ:(Raw データ)Real-Time Analytics イメージリクエストから得られる属性データであり、eVar やイベントなどのデータが含まれます。この属性ソースを使用する場合は、レポートスイートを選択し、含めるディメンションまたはイベントを定義する必要があります。このレポートスイートの選択により、レポートスイートで使用された変数構造が提供されます。
    note note
    NOTE
    キャッシュにより、Analytics で削除されたレポートスイートがExperience Cloudに表示されるまでに 12 時間かかります。
    • Experience Cloud: Experience Cloud Experience Cloud ソースから抽出された属性データ。例えば、Analytics で作成したオーディエンスセグメントからのデータや、Audience Manager からのデータです。
  5. オーディエンスルールを定義したあと、「保存」を選択します。

NOTE
オーディエンスルールを定義する場合は、実装変数について理解している必要があります。

「ルール」で、Home & Garden 属性の選択肢を定義します。

  • 属性のソース: Analytics 生データ
  • レポートスイート: ​レポートスイート 31
  • ディメンション = Store (Merch) (v6)次の値と等しいホーム&ガーデン

オーディエンスライブラリでの属性の選択

Chrome および Safari の訪問者 ​は、Analytics から共有されたオーディエンスセグメントです。

  • 属性のソース: Experience Cloud
  • ディメンション: Chrome および Safari の訪問者

Chrome および Safari の訪問者

比較のために、OR ルールを追加して、「Patio & Furniture」のようなサイトセクションへのすべての訪問者を確認することもできます。

オーディエンスの OR ルール

このルールの結果として得られるのは、Home & Garden を訪問した Chrome および Safari ユーザーで構成される、定義されたオーディエンスです。「Patio & Furniture」セグメントにより、このサイトセクションに訪問するすべての訪問者に対する追加のインサイトが得られます。

Experience Cloud で定義されたオーディエンス

  • 履歴による予測:(点線の円)Analytics データに基づいて作成されたルールを表しています。
  • 実際のオーディエンス:(実線の円)Audience Manager からの 30 日間のデータで作成されたルールです。Audience Manager データが 30 日に達すると、線が実線になり、実際の数を表します。

特定期間のデータ収集が終了すると、円は結合されて、定義されたオーディエンスを表示します。

オーディエンスを保存した後は、他のソリューションでも使用できるようになります。例えば、Adobe Target のアクティビティに共有オーディエンスを含めることができます。

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