レポート

NOTE
Upgrade Compatibility Tool は、Adobe Commerce インスタンスでのみ使用できます。

分析の結果、Upgrade Compatibility Tool は、重要度、エラーコード、エラーの説明を指定する各ファイルの問題のリストを含むレポートを書き出すことができます。 Upgrade Compatibility Tool では、レポートが次の 2 つの異なる形式で書き出されます。

レポートの次のコマンドラインインターフェイスの例を参照してください。

File: /app/code/Custom/CatalogExtension/Controller/Index/Index.php
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 * [WARNING][1131] Line 10: Extending from class 'Magento\Framework\App\Action\Action' that is @deprecated on version '2.4.4'
 * [ERROR][1328] Line 10: Implemented interface 'Magento\Framework\App\Action\HttpGetActionInterface' that is non API on version '2.4.4'

このレポートで生成される様々なエラーの詳細については、「 エラーメッセージのリファレンス」トピックを参照してください。

このレポートには、次の項目を示す詳細なサマリーも含まれています。

  • 最新バージョン:現在インストールされているバージョン。
  • ターゲットバージョン:アップグレード先のバージョン。
  • 実行時間: レポートの作成に分析にかかった時間(mm:ss)。
  • 更新が必要なモジュール:互換性の問題が含まれており、更新が必要なモジュールの割合。
  • 更新が必要なファイル:互換性の問題が含まれており、更新が必要なファイルの割合。
  • 重大なエラーの合計数:見つかった重大なエラーの数。
  • 合計エラー数:見つかったエラーの数。
  • 警告の合計数:見つかった警告の数。
  • メモリのピーク使用量:実行中に Upgrade Compatibility Tool ージが到達したメモリの最大量です。

次のコマンドラインインターフェイスの例を参照してください。

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  Current version               2.4.1
  Target version                2.4.4
  Execution time                1m:8s
  Modules that require update   71.67% (43/60)
  Files that require update     18.05% (96/532)
  Total critical issues         24
  Total errors                  159
  Total warnings                53
  Memory peak usage             902.00 MB
 ----------------------------- -----------------

JSON ファイル

Upgrade Compatibility Tool をコマンドラインインターフェイスで実行している間に、JSON ファイルの出力を取得できます。 JSON ファイルには、Upgrade Compatibility Tool の出力で示されたものとまったく同じ情報が含まれています。

  • 特定された問題のリスト。
  • 分析の概要です。

発生した問題ごとに、問題の重大度や説明などの詳細情報がレポートに表示されます。

この JSON ファイルを別の出力フォルダーに書き出すには:

bin/uct upgrade:check <dir> --json-output-path[=JSON-OUTPUT-PATH]

ここで、引数は次のようになります。

  • <dir>:Adobe Commerce インストールディレクトリ。
  • [=JSON-OUTPUT-PATH]: JSON 出力ファイルをエクスポートするパスディレクトリ。
NOTE
出力フォルダーのデフォルトのパスは var/output/[TIME]-results.json です。

HTMLレポート

コマンドラインインターフェイスまたは Site-Wide Analysis Tool を使用してHTMLを実行すると、ツールレポートを取得できます。 HTMLレポートには、次の内容も含まれます。

  • 特定された問題のリスト。
  • 分析の概要です。

HTMLレポート – 概要

分 Upgrade Compatibility Tool 分析中に、特定された問題を簡単に移動できます。

最小イシューレベルに応じて、レポートに表示されるイシューをフィルタリングできます(デフォルト値は WARNING)。

右上隅にドロップダウンがあり、別のレベルを選択できます。 識別された問題のリストは、それに応じてフィルタリングされます。

HTMLレポート – ドロップダウンの使用状況

NOTE
問題レベルが低い問題は除外されますが、通知が届くので、モジュールごとに特定された問題を常に認識できます。

HTMLレポートには、次の 4 つの異なるグラフも含まれます。

  • 問題の重要度別のモジュール:モジュール別の重要度の分布を表示します。
  • 問題の重大度別のファイル:ファイルごとの重大度分布を表示します。
  • 問題数別に並べ替えられたモジュール:警告、エラー、重要なエラーを考慮して、最も侵害されたモジュール 10 個を表示します。
  • 相対的なサイズと問題を持つモジュール:モジュールに含まれるファイルが多いほど、円が大きくなります。 モジュールの問題が多いほど、その円は赤く表示されます。

これらのグラフを使用すると、最も侵害されているモジュールと、アップグレードの実行に追加の作業が必要なモジュールを識別できます。

HTMLレポート – 図

HTMLレポート図も、それに応じて更新されます。ただし、Modules with relative sizes and issues は、組織で設定された min-issue-level で生成されます。

Modules with relative sizes and issues の図で異なる結果を表示する場合は、コマンドを再実行して、--min-issue-level オプションに別の値を指定する必要があります。

HTMLレポート – バブル チャート図

このHTMLレポートを別の出力フォルダーにエクスポートするには:

bin/uct upgrade:check <dir> --html-output-path[=HTML-OUTPUT-PATH]

ここで、引数は次のようになります。

  • <dir>:Adobe Commerce インストールディレクトリ。
  • [=HTML-OUTPUT-PATH]: .html 出力ファイルをエクスポートするパスディレクトリ。
NOTE
出力フォルダーのデフォルトのパスは var/output/[TIME]-results.html です。
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