変更を移行
増分移行ツールは、 データの移行中に、deltalog テーブル(プレフィックス m2_cl_*
を含む)とトリガー(変更のトラッキング用)をMagento 1 データベースにインストールします。 これらの差分テーブルとトリガーは、データを最後に移行した後にMagento1 で行われた変更内容のみを移行するために不可欠です。 以下のような変更があります。
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顧客がストアフロントを通じて追加したデータ(作成した注文、レビュー、顧客プロファイルの変更)
-
管理パネルに注文、製品、カテゴリが含まれるすべての操作
開始する前に、次の手順に従って準備を行います。
- ファイルシステムの所有者 としてアプリケーションサーバーログインします。
/bin
ディレクトリに移動するか、システムPATH
ーバーに追加されていることを確認します。
詳しくは、 最初の手順の節を参照してください。
増分移行コマンドを実行します
増分変更の移行を開始するには、次を実行します。
bin/magento migrate:delta [-r|--reset] [-a|--auto] {<path to config.xml>}
ここで、
-
[-r|--reset]
は、最初から移行を開始するオプションの引数です。 この引数を使用して、移行をテストできます。 -
[-a|--auto]
は、整合性チェックエラーが発生した場合に移行が停止するのを防ぐオプション引数です。 -
{<path to config.xml>}
はconfig.xml
への絶対ファイルシステムパスです。この引数は必須です。
サードパーティの拡張機能で作成されたデータを移行する
Delta
モードでは、Data Migration Tool は、Magento独自のモジュールによってのみ作成されたデータを移行し、サードパーティの開発者によって作成されたコードや拡張機能には責任を負いません。 これらの拡張機能でストアフロント データベースにデータが作成され、マーチャントがこのデータをMagento 2 に格納したい場合は、それに応じて Data Migration Tool の構成ファイルを作成および変更する必要があります。
拡張機能に独自のテーブルがあり、デルタ移行のための変更を追跡する必要がある場合は、次の手順に従います。
- 追跡するテーブルを
deltalog.xml
ファイルに追加します Migration\App\Step\AbstractDelta
を拡張する追加の delta クラスを作成しますconfig.xml
の差分モードセクションに、新しく作成したクラスの名前を追加します。