モジュール出力を無効にする
デフォルトでは、すべてのモジュールは、モジュール出力をビューに書き込めるように設定されています。 出力をオフにすると、ハードな依存関係のために無効にできないモジュールを基本的に無効にできます。
例えば、Customer
モジュールは Review
モジュールに依存するので、Review
モジュールを無効にすることはできません。 ただし、顧客にレビューを提供させたくない場合は、Review
モジュールからの出力をオフにできます。
出力の無効化は、次のクラスで実行されます。
パイプラインデプロイメントでのモジュール出力の無効化
Commerce アプリケーションの複数のインスタンスを含む、パイプラインデプロイメントまたはその他のデプロイメントでモジュール出力を無効にするには:
Backend
モジュールのconfig.xml
ファイルを編集します。- 設定変更をエクスポートします。
Backend
module config.xml
ファイルを編集します。
-
元の
config.xml
ファイルをアーカイブします。 -
<default>
要素の直下に、<Magento_install_dir>/vendor/magento/module-backend/etc/config.xml
ファイルに次のような行を追加します。code language-xml <advanced> <modules_disable_output> <Magento_Newsletter>1</Magento_Newsletter> </modules_disable_output> </advanced>
ここで:
<modules_disable_output>
には、モジュールのリストが含まれています。<Magento_Newsletter></Magento_Newsletter>
出力を無効にするモジュールを指定します。1
は、Magento_Newsletter
モジュールの出力を無効にするフラグです。
この設定のサンプル結果として、顧客はニュースレターを受信するために新規登録できなくなりました。
設定変更のエクスポート
次のコマンドを実行して、設定の変更を書き出します。
bin/magento app:config:dump
結果は <Magento_install_dir>/app/etc/config.php
ファイルに書き込まれます。
次に、キャッシュをクリアして新しい設定を有効にします。
bin/magento cache:clean config
設定の書き出しを参照してください。
シンプルなデプロイメントでのモジュール出力の無効化
変更内容を配布する必要がないので、Commerceの 1 つのインスタンスでモジュール出力を無効にする手順が簡単です。
-
元の
<Magento_install_dir>/app/etc/config.php
ファイルをアーカイブします。 -
advanced
セクションとmodules_disable_output
セクションが存在しない場合は、config.php
ファイルに追加します。code language-php 'system' => array ( 'websites' => array ( 'base' => array ( 'advanced' => array ( 'modules_disable_output' => array ( 'Magento_Review' => '1', ), ), ), ), ),
この例では、Magento_Review
モジュールの出力は無効になっており、顧客は製品をレビューできなくなります。
出力を再度有効にするには、値を 0
に設定します。