Adobe Commerceで Site-Wide Analysis Tool にアクセスすると、403 エラーが発生する
この記事では、Adobe Commerceで Site-Wide Analysis Tool にアクセスしようとすると 403 エラーが発生した場合の解決策を提供します。
影響を受ける製品とバージョン
クラウドインフラストラクチャー 2.4.1 以降でのAdobe Commerce。
問題
サイト全体の分析ツールにアクセスしようとすると、403 エラーが発生します。
再現手順:
Commerce管理パネルにログインし、レポート/システムインサイト/Site-Wide Analysis Tool をクリックします。
期待される結果:
Site-Wide Analysis Tool が表示されます。
実際の結果:
Error 403. が表示されます。
解決策
Site-Wide Analysis Tool がアプリケーションに適切にアクセスできることを確認するには、CLI で次のコマンドを実行します。 <store URL>
をストア URL に置き換えます。
curl -sIL -X GET <store URL>/swat/key/index | grep HTTP
HTTP/2 403
取得した応答コードに応じて手順を実行します。
403 Forbidden 応答コード
応答コードが 403 の場合、Cloudflare ボット保護がサイト全体の分析ツールをブロックしている可能性があります。 ツールにアクセスするには、ツールの IP を許可リストに加えます。
- 107.23.33.174
- 3.225.9.244
- 3.88.83.85
200 応答コードと JSON 出力の修正
応答が正しい 200 コードと JSON 出力である場合は、 サポートチケットを送信して、サイト全体の分析ツールへのアクセスに関する問題をエスカレーションします。
500 (致命的なエラー)応答コード
応答コードが 500 (Fatal error)の場合は、MDVA-38526 パッチをインストールしてください。 次のいずれかのリンクを使用して、必要なパッチのタイプに応じてパッチをダウンロードします。
- クラウドインフラストラクチャパッチ上のAdobe Commerce: MDVA-38526_EE_2.4.1-p1_v3.patch.zip
- クラウドインフラストラクチャコンポーザパッチ上のAdobe Commerce: MDVA-38526_EE_2.4.1-p1_COMPOSER_v3.patch.zip
このパッチは、クラウドインフラストラクチャバージョン 2.4.1 以降のAdobe Commerceに適用されます。
応答が JSON ではない
応答出力が JSON でない場合は、PWA/ヘッドレスの実装が原因である可能性があります。 ヘッドレス実装を使用している場合は、Adobe Commerce オリジンへのリクエストをバイパスするように UPWARD 設定を更新します。 これを行うには、Adobe Commerce管理の Stores/Configuration/General/Web/UPWARD PWA設定/フロント名^許可リスト の下で、swat を追加します。
それでも Site-Wide Analysis Tool にアクセスできない場合、次回Commerce管理パネルにログインして レポート/System Insights/Site-Wide Analysis Tool に移動し、 サポートチケットを送信します。