配信の設定と送信 configure-delivery
配信パラメーターにアクセスしてさらに設定を行い、メッセージの送信方法を定義します。配信の優先度を定義し、ウェーブ設定し、配信の送信をテストできます。この設定が完了したら、この節の説明に従って送信を確認できます。その後、メッセージは直ちに送信されるか、配信スケジュールに基づいて送信されます。
追加パラメーターの設定 delivery-additional-parameters
配信を送信する前に、配信プロパティの「配信」タブで送信パラメーターを定義できます。
配信の優先順位 delivery-priority
「配信の優先順位」オプションを使用して、優先度レベルを 非常に低い から 非常に高い に設定することで、配信の送信順序を変更できます(デフォルト値は 標準)。
バッチサイズ delivery-batch-quantity
「メッセージのバッチサイズ」オプションを使用すると、1 つの XML 配信パッケージ内でグループ化するメッセージの件数を定義できます。このパラメーターが 0 に設定されている場合、メッセージは自動的にグループ化されます。パッケージサイズは、<delivery size>/1024
という計算に基づいて決定されます(ただし、パッケージあたりのメッセージ件数は最小 8、最大 256)。
配信送信のテスト
「SMTP 配信をテスト」オプションを使用すると、SMTP 経由での送信をテストできます。配信は SMTP サーバーに接続するまで処理されますが、送信はされません。配信のすべての受信者について、Campaign は SMTP プロバイダーサーバーに接続し、「SMTP RCPT TO」コマンドを実行して、「SMTP DATA」コマンドの前に接続を閉じます。
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このオプションは、ミッドソーシングで設定しないでください。
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SMTP サーバー設定について詳しくは、Campaign Classic v7 ドキュメントを参照してください。
複数のウェーブを使用して送信 sending-using-multiple-waves
負荷を分散するには、配信を複数のバッチに分割します。全体の配信を基準にしてバッチの数とその比率を設定します。
ウェーブを有効にする enable-waves
ウェーブを定義するには、次の手順に従います。
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配信プロパティを開き、「配信」タブに移動します。
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「複数のウェーブを使用して送信」オプションを有効にし、「ウェーブを定義…」リンクをクリックします。
ウェーブの設定 config-waves
各ウェーブのサイズを定義するか、カレンダーに追加できます。
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各ウェーブのサイズを定義します。例えば、対応するフィールドに 30% と入力した場合、各ウェーブは、配信に含まれるメッセージの 30%を表します(ただし、最後のウェーブは除きます。最後のウェーブは、メッセージの 10%を表します)。
「期間」フィールドで、2 つの連続するウェーブの開始間隔を指定します。例えば、2d と入力した場合、最初のウェーブは直ちに開始され、2 番目のウェーブは 2 日後に、3 番目のウェーブは 4 日後にといった具合に開始されます。
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各ウェーブを送信するためのカレンダーを定義します。例えば、最初のウェーブは、配信に含まれるメッセージ総数の 25%を表しており、ただちに開始されます。次の 2 つのウェーブで配信が完了しますが、これらのウェーブは、6 時間間隔で開始するように設定されています。
「開始日」列では、2 つの連続するウェーブの開始間隔を指定します。「サイズ」列では、固定の数値または割合を入力します。
ウェーブスケジュールの検証 check-waves
特別なタイポロジルールである「ウェーブスケジュールの検証」では、最後のウェーブが配信の有効期限の前に計画されているかどうかが確認されます。キャンペーンタイポロジとそのルールは、配信プロパティの「タイポロジ」タブで設定します。詳しくは、この節を参照してください。
ウェーブの監視 monitor-waves
送信状況を監視するには、配信ログを参照してください。このページを参照してください
処理済みのウェーブで既に送信された配信(ステータスが 送信済み)と、残りのウェーブで送信されるウェーブ(ステータスが 保留中)を確認できます。
ウェーブのサンプル samples-waves
以下の 2 つの例は、最も一般的な複数のウェーブの使用例です。
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ランプアッププロセス時
新しいプラットフォームを使用してメールが送信された場合、インターネットサービスプロバイダー(ISP)は認識されない IP アドレスを疑わしく思います。多くの場合、大量のメールが突然送信されると、ISP はそれらのメールをスパムとしてマークします。
ウェーブを使用して送信するボリュームを徐々に増やすことで、スパムとしてマークされないようにできます。この方法により、スタートアップフェーズをスムーズに進め、無効なアドレスが全体に占める割合を減らすことができます。
そのためには、「カレンダーに従ってウェーブをスケジュール」オプションを選択します。例えば、最初のウェーブを 10%に、2 番目のウェーブを 15%にといった具合に設定します。
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コールセンターが関与するキャンペーン
電話によるロイヤリティキャンペーンを管理する場合、組織が処理できる購読者への電話の本数には限界があります。
例えば、コールセンターの 1 日あたりの処理能力を考慮して、ウェーブを使用すると、1 日あたりのメッセージ数を 20 件に制限できます。
これをおこなうには、「同じサイズの複数のウェーブをスケジュール」オプションを選択します。ウェーブのサイズとして 20 を入力し、「期間」フィールドに 1d と入力します。
配信を確定 confirm-delivery
配信の設定が終わり、送信準備が整ったら、送信を確定する前に必ず配信分析を実行してください。
それには、次の手順に従います。
配信送信のスケジュール設定 schedule-delivery-sending
配信をスケジュールしたり、母集団に対する営業頻度を管理して過剰な営業活動をしないようするために、メッセージの配信を遅らせることができます。
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「送信」ボタンをクリックし、「配信を延期」オプションを選択します。
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「連絡日」フィールドに開始日を入力します。
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配信分析を開始し、配信の送信を確定します。ただし、配信の送信は、「連絡日」フィールドで指定した日付まで開始されません。
note important IMPORTANT 分析を開始すると、定義した連絡日が固定されます。この日付を修正する場合は、修正内容が考慮されるように、分析を再度実行する必要があります。
配信リストには、配信が「保留中」ステータスで表示されます。
スケジュールは、配信の「スケジュール設定」ボタンを使用してアップストリーム設定することも可能です。
これにより、配信を後の日付まで遅らせたり、暫定カレンダーに配信を保存したりできます。
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「予約配信(自動実行なし)」オプションでは、配信の暫定的な分析をスケジュールできます。
この設定を保存すると、配信のステータスは「ターゲティングを保留中」に変化します。分析は指定した日付に開始されます。
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「予約配信(予約された日になると自動実行)」オプションでは、配信日を指定できます。
「送信」をクリックし、「配信を延期」を選択してから、分析を開始して配信を確定します。分析が完了すると、配信ターゲットの準備ができた状態になり、メッセージは指定した日付が来ると自動的に送信されます。
日付と時刻は、作業しているオペレーターのタイムゾーンに基づいて表されます。連絡日の入力フィールドの下にある タイムゾーン ドロップダウンリストを使用すると、入力した日付と時刻が、指定したタイムゾーンに自動変換されます。
例えば、ロンドン時間の 8:00 に配信を自動実行するスケジュールを設定すると、時間は選択したタイムゾーンに自動的に変換されます。