Campaign と Adobe Analytics の操作 ac-aa
Adobe Analytics を設定して、Campaign と Analytics を統合できます。
この統合により、Adobe Campaign と Adobe Analytics は、Web 分析コネクタ アドオンを介してやり取りできるようになります。この統合では、Adobe Campaign から配信された メールキャンペーンの指標と属性を Adobe Analytics に送信します。
Adobe Analytics Connector を使用すると、Adobe Campaign はインターネットのオーディエンスを測定できます(Web 分析)。Web 分析ツールを使用すると、Adobe Campaign は指標とキャンペーン属性を Analytics に転送できます。
各ツールの動作の概略は次のとおりです。
-
Adobe Analytics は、Adobe Campaign で開始されたメールキャンペーンにマークを付けます。
-
Adobe Campaign は、指標とキャンペーン属性をコネクタに送信します。コネクタは、それを web 分析ツールに転送します。
Campaign と Analytics の接続を設定するには、次の操作を実行する必要があります。
Analytics レポートスイートの作成 report-suite-analytics
Adobe Analytics で レポートスイート を作成するには、次の手順に従います。
-
Adobe Analytics から 「管理」タブ を選択し、「すべての管理者」をクリックします。
-
「レポートスイート」をクリックします。
-
レポートスイートマネージャー ページで、「新規作成」、「レポートスイート」の順にクリックします。
レポートスイート の作成に関する手順について詳しくは、Adobe Analytics ドキュメントを参照してください。
-
テンプレートを選択します。
-
次の情報を使用して、新しいレポートスイートを設定します。
- レポートスイート ID
- サイトのタイトル
- タイムゾーン
- ライブ化の日付
- 予想日別ページビュー数
-
設定が完了したら、「レポートスイートを作成」をクリックします。
コンバージョン変数と成功イベントの設定 configure-conversion-success
レポートスイート を作成した後、次のように コンバージョン変数 と 成功イベント を設定する必要があります。
-
以前に設定した レポートスイート を選択します。
-
「設定を編集」ボタンから、コンバージョン/コンバージョン変数 を選択します。
-
「新規追加」をクリックし、メールキャンペーンの効果測定に必要な ID として、内部キャンペーン名(cid)および iNmsBroadlog(bid)テーブル ID を作成します。
コンバージョン変数 の編集方法について詳しくは、この Adobe Analytics ドキュメントを参照してください。
-
終了したら「保存」をクリックします。
-
次に、成功イベント を作成するには、「設定を編集」ボタンから コンバージョン/成功イベント を選択します。
-
「新規追加」をクリックして、次の 成功イベント を設定します。
- クリック済み
- 開封済み
- ユーザーがクリック
- 処理済み
- スケジュール済み
- 送信済み
- バウンス数合計
- ユニーククリック数
- ユニーク開封数
- 購読解除済み
成功イベント の設定方法について詳しくは、Adobe Analytics ドキュメントを参照してください。
-
終了したら「保存」をクリックします。
レポートスイートを設定する場合は、Adobe Campaign で 外部アカウント を設定する必要があります。
Campaign 外部アカウントの設定 external-account-ac
次に、Adobe Campaign で Web 分析 外部アカウントを設定して、2 つのソリューション間の同期を有効にしてください。
外部アカウントの設定時に レポートスイート、コンバージョン変数、成功イベント のいずれかが表示されない場合は、新しく作成したコンポーネントに対する権限が、ユーザーに関連付けられた 製品プロファイル にないことをい意味します。
詳しくは、Adobe Analytics の製品プロファイルのページを参照してください。
-
Adobe Campaign エクスプローラーツリーの 管理/プラットフォーム/外部アカウント フォルダーに移動して、「新規」をクリックします。
-
ドロップダウンリストを使用して、統合 ドロップダウンから「Web 分析」タイプと「Adobe Analytics」を選択します。
-
統合 ドロップダウンの横にある「設定」をクリックします。
-
「Analytics 統合の設定」ウィンドウで、次の情報を提供し以前に作成したレポートスイートと外部アカウントをマッピングします。
- メール
- IMS Org
- Analytics の会社
- レポートスイート
-
「eVars」カテゴリから、Adobe Analytics で設定した 2 つの コンバージョン変数 をマッピングします。
-
「イベント」カテゴリから、Adobe Analytics で設定した 10 個の 成功イベント をマッピングします。
-
終了したら「送信」をクリックします。 Adobe Campaign は、マッピングされた Analytics の レポートスイート に、データソース、計算指標、リマーケティングセグメント および 分類 を作成します。
Adobe Analytics とAdobe Campaign の同期が完了したら、ウィンドウを閉じます。
-
設定は、「Analytics 統合の設定」ウィンドウの「データ設定」タブで確認できます。
「同期」ボタンを使用すると、Adobe Campaign は Adobe Analytics で行った名前の変更を同期します。Adobe Analytics でコンポーネントを削除すると、そのコンポーネントは Adobe Campaign で取り消し線が引かれるか、「見つかりません」というメッセージと共に表示されます。
note note NOTE このバージョンの Campaign v8 では、セグメントの追加や削除はできません。 -
「外部アカウント」で、「式をエンリッチメントする…」リンクをクリックして URL 計算式を変更し、Web 分析ツールの統合情報(キャンペーン ID)とアクティビティをトラッキングする必要があるサイトのドメインを指定します。
-
サイトのドメイン名を指定します。
-
「次へ」をクリックし、ドメイン名が保存されていることを確認します。
-
必要に応じて、計算式をオーバーロードします。これをおこなうには、チェックボックスをオンにして、ウィンドウ内で式を直接編集します。
note important IMPORTANT この設定モードは、エキスパートユーザー向けに用意されているものです。この式にエラーがあった場合、メール配信が停止する可能性があります。 -
「詳細設定」タブでは、より技術的な設定を設定または変更できます。
- 存続期間:テクニカルワークフローによって Adobe Campaign で web イベントが復元されるまでの遅延(日数)を指定できます。デフォルト:180 日。
- 持続:すべての Web イベント(購入など)をリマーケティングキャンペーンの属性にできる期間を指定できます。デフォルト:7 日。
Web 分析プロセスのテクニカルワークフロー technical-workflows-of-web-analytics-processes
Adobe Campaign と Adobe Analytics 間のデータ交換は、バックグラウンドタスクとして実行されるテクニカルワークフローで処理されます。
このワークフローは、Campaign エクスプローラーツリーの 管理/プロダクション/テクニカルワークフロー/web 分析プロセス フォルダーにあります。
指標とキャンペーン属性の送信 ワークフローを使用すると、Adobe Campaign から Adobe Experience Cloud に Adobe Analytics Connector で メールキャンペーンの指標を送信できます。このワークフローは毎日午前 4 時にトリガーされ、データを Analysis に送信するには 24 時間かかります。
ワークフローは再起動しないでください。再起動すると、以前のデータがすべて再送され、Analytics の結果に歪みが生じる可能性があります。
含まれる指標は次のとおりです。
- 配信するメッセージ(@toDeliver)
- 処理済み(@processed)
- 成功(@success)
- オープン数合計(@totalRecipientOpen)
- 開封した受信者(@recipientOpen)
- クリックした受信者の合計数(@totalRecipientClick)
- クリックした人(@personClick)
- ユニーククリック数(@recipientClick)
- オプトアウト(@optOut)
- エラー(@error)
送信される属性は次のとおりです。
- 内部名(@internalName)
- ラベル(@label)
- ラベル (operation/@label):キャンペーン パッケージがインストールされている場合のみ
- 特性 (operation/@nature):キャンペーン パッケージがインストールされている場合のみ
- タグ 1 (webAnalytics/@tag1)
- タグ 2 (webAnalytics/@tag2)
- タグ 3 (webAnalytics/@tag3)
- 連絡日 (scheduling/@contactDate)
配信のトラッキング tracking-deliveries-in-adobe-campaign
Adobe Campaign で配信を送信した後、Adobe Experience Cloud でサイト上のアクティビティをトラッキングできるようにするには、配信プロパティで対応するコネクタを参照する必要があります。それには、次の手順に従います。
-
トラッキングするキャンペーンの配信を開きます。
-
配信プロパティを開きます。
-
「Web 分析」タブに移動し、前に作成した外部アカウントを選択します。「Adobe Campaign での外部アカウントの設定」を参照してください。
-
配信を送信し、Adobe Analytics でレポートにアクセスできるようになりました。
リマーケティングキャンペーンの作成 create-a-re-marketing-campaign
リマーケティングキャンペーンを準備するには、リマーケティングタイプのキャンペーンに使用する配信テンプレートを作成します。次に、リマーケティングキャンペーンを設定し、セグメントにリンクします。セグメントごとに異なるリマーケティングキャンペーンが必要です。
Adobe Campaign で最初のキャンペーンでターゲットとした受信者の行動を分析し、セグメントの収集が終了すると、リマーケティングキャンペーンが自動的に開始されます。買い物かごが放棄されたか、製品を表示しても購入に至らなかった場合、サイトのブラウジングが購入につながるように、対象の受信者に配信が送信されます。
Adobe Campaign にはパーソナライズされた配信テンプレートが用意されており、これを使用するか、またはこれをベースとして使用することによってキャンペーンを準備できます。
- エクスプローラー で、Adobe Campaign ツリーの リソース/テンプレート/配信テンプレート フォルダーに移動します。
- 「メール配信(リマーケティング)」テンプレートまたは Adobe Campaign に用意されているリマーケティングテンプレートのサンプルを複製します。
- ニーズに合わせてテンプレートをパーソナライズし、保存します。
- 新しいキャンペーンを作成し、ドロップダウンリストから「リマーケティングキャンペーン」テンプレートを選択します。
- 設定… リンクをクリックして、キャンペーンにリンクされたセグメントおよび配信テンプレートを指定します。
- Analytics 外部アカウントと関連するセグメントを選択します。
- このリマーケティングキャンペーンに使用する配信テンプレートを選択し、「終了」をクリックしてウィンドウを閉じます。
- 「OK」をクリックしてキャンペーンウィンドウを閉じます。
リマーケティングの効率 レポートは、グローバルレポートページからアクセスします。このレポートでは、Adobe Campaign のリマーケティングキャンペーン後における、買い物かご放棄数に対するコンバージョンされた連絡先(何かを購入したなど)数を表示できます。週ごと、月ごとまたは Adobe Campaign と Adobe Analytics 間の同期開始以降のコンバージョン率が計算されます。
関連トピック