リストへのレポートの送信 send-a-report-to-a-list
この使用例では、標準の月次「トラッキング指標」レポートを PDF 形式で作成する方法と、そのレポートをリストに記載の受信者に送信する方法を詳しく説明します。
この使用例の主な実装手順は次のとおりです。
手順 1:受信者リストの作成 step-1--create-the-recipient-list
ターゲット受信者のリストを作成するには、次の手順に従います。
- 「プロファイルとターゲット」タブを参照し、「リスト」リンクをクリックします。
- 「作成」ボタンをクリックします。
- 「新しいリスト」を選択し、レポートの送信先とする受信者のリストを新たに作成します。
リストの作成について詳しくは、この節を参照してください。
手順 2:配信テンプレートの作成 step-2--create-the-delivery-template
配信テンプレートを作成するには、次の手順に従います。
-
Adobe Campaign エクスプローラーで、リソース/テンプレート/配信テンプレート ノードを参照し、「メール配信」ビルトインテンプレートを複製します。
配信テンプレートの作成について詳しくは、この節を参照してください。
-
ラベル、ターゲット(前に作成した受信者のリスト)など、テンプレートパラメーターのほか、件名、コンテンツを入力します。
ワークフローが実行されるたびに、手順 3:ワークフローの作成で説明しているように、「トラッキング指標」レポートが更新されます。
-
配信に最新のレポートを含めるには、以下の手順で、計算による添付ファイル を追加する必要があります。
-
「添付ファイル」リンクをクリックし、「追加」ボタンの横にある矢印をクリックします。「計算済み添付ファイル…」を選択します。
-
「タイプ」ドロップダウンリストに移動して、最新のオプション、「各メッセージの配信中にファイル名を計算する(受信者のプロファイルの利用可)」を選択します。
「ラベル」フィールドに入力された値は、最終の配信では表示されません。
-
テキストゾーンに、アクセスパスとファイルの名前を入力します。
note caution CAUTION 手順 3:ワークフローの作成で説明しているように、パスと名前は、ワークフローの JavaScript コード タイプアクティビティに入力したものと同一でなければなりません。 -
「詳細設定」タブを選択し、「送信するメールで表示されるファイル名を記述」チェックボックスをオンにします。テキストゾーンに、最後の配信での添付ファイルの名前を入力します。
-
手順 3:ワークフローの作成 step-3--creating-the-workflow
このユースケースでは、次のワークフローを作成します。
次の 3 つのアクティビティを使用します。
- ワークフローを月に 1 回実行する スケジューラー アクティビティ。
- PDF 形式でレポートを生成する JavaScript コード アクティビティ。
- 作成済みの配信テンプレートを参照する 配信 アクティビティ。
ワークフローを作成するには、次の手順に従います。
-
Campaign エクスプローラーの 管理/プロダクション/テクニカルワークフロー ノードを参照し、ワークフローを保存する新規フォルダーを作成します。
-
新しいワークフローを作成します。
-
まず、「スケジューラー」タイプアクティビティを追加し、月の最初の月曜日にワークフローが実行されるようアクティビティを設定します。
スケジューラーの設定について詳しくは、スケジューラーを参照してください。
-
次に、「JavaScript コード」タイプアクティビティを追加します。
編集ゾーンで次のコードを入力します。
code language-sql var reportName = "indicators"; var path = "/tmp/indicators.pdf"; var exportFormat = "PDF"; var reportURL = "<PUT THE URL OF THE REPORT HERE>"; var _ctx = <ctx _context="global" _reportContext="deliveryFeedback" /> var isAdhoc = 0; xtk.report.export(reportName, _ctx, exportFormat, path, isAdhoc);
次の変数を使用します。
-
var reportName:ダブルコーテーションで囲い、レポートの内部名を入力します。このケースでは、「トラッキング指標」レポートの内部名は「deliveryFeedback」になります。
-
var path:ファイルの保存先のパス(「tmp//」)、ファイルに付与する名前(「deliveryFeedback」)、およびファイルの拡張子(「.pdf」)を入力します。このケースでは、ファイル名に内部名を使用します。それぞれの値は、ダブルコーテーションで囲い、「+」の文字で区切る必要があります。
note caution CAUTION ファイルはサーバー上に保存されている必要があります。こちらで説明しているように、計算済み添付ファイルの編集ウィンドウの「一般」タブで使用するのと同じパスと名前を入力する必要があります。 -
var exportFormat:ファイルのエクスポートフォーマット(「PDF」)を入力します。
-
var _ctx(コンテキスト):このケースでは、グローバルコンテキストに「トラッキング指標」レポートを使用します。
-
-
「配信」アクティビティに以下のオプションを追加して作業を終了します。
- 配信:「新規(テンプレートから作成)」を選択し、前に作成した配信テンプレートを選択します。
- 「受信者」フィールドと「コンテンツ」フィールドで「配信で指定」を選択します。
- 実行するアクション:「準備と開始」を選択します。
- 「アウトバウンドトランジションを生成」オプションと「エラーを処理」オプションをオフにします。
-
変更を保存し、ワークフローを開始します。メッセージは毎月第 1 月曜日に受信者のリストに送信され、レポートが添付されます。