紐付け reconciliation

紐付け」アクティビティは、「ターゲティング」アクティビティで、Adobe Campaign データベース内のデータと作業用テーブル内のデータ(外部ファイルから読み込まれたデータなど)との間のリンクを定義できます。

例えば、非標準のデータをデータベースに読み込むために、「ファイルを読み込み」アクティビティの後に「紐付け」アクティビティを配置できます。この場合、紐付け ​アクティビティで、Adobe Campaign データベース内のデータと作業用テーブル内のデータを結ぶリンクを定義できます。

ベストプラクティス reconciliation-best-practices

エンリッチメント ​アクティビティでは、ワークフローで処理する追加のデータを定義できますが(エンリッチメント ​アクティビティを使用して、複数のセットからのデータを組み合わせたり、一時リソースへのリンクを作成したりできます)、紐付け ​アクティビティでは、識別されていないデータを既存のリソースにリンクできます。

NOTE
紐付け操作は、リンクされたディメンションのデータが既にデータベースに存在することを意味します。例えば、購入された商品、購入時間、商品を購入したクライアントなどを示す購入ファイルを読み込む場合、商品とクライアントはデータベースに既に存在している必要があります。

紐付けアクティビティの設定 reconciliation-configuration

紐付け ​アクティビティを設定するには、次の手順に従います。

  1. 紐付け」アクティビティをワークフローに追加します。このアクティビティは、Adobe Campaign から直接ターゲティングディメンションを受け取らない母集団を含むトランジションに従って追加する必要があります。

  2. 新しいターゲティングディメンションを選択します。ディメンションを使用すると、ターゲット母集団(受信者、アプリのサブスクライバー、オペレーター、サブスクライバーなど)を定義できます。詳しくは、ターゲティングディメンションを参照してください

  3. 紐付けに使用するフィールドを選択します。1 つまたは複数の紐付け条件を使用できます。

    1. 属性を使用してデータを紐付けするには、「単純な属性」オプションを選択します。「ソース」フィールドには、入力トランジションで使用可能な、紐付けされるフィールドがリストされます。「宛先」フィールドは、選択したターゲティングディメンションのフィールドに対応します。データは、ソースと宛先が等しい場合に紐付けされます。例えば、メールアドレスに基づいてプロファイルの重複を排除するには、「メール」フィールドを選択します。

      別の紐付け条件を追加するには、「ルールを追加」ボタンをクリックします。複数の結合条件が指定される場合、データを相互にリンクさせるには、すべての条件が検証される必要があります。

    2. 他の属性を使用してデータを紐付けするには、「高度な紐付け条件」オプションを選択します。その後、クエリモデラーを使用して独自の紐付け条件を作成できます。詳しくは、クエリモデラーの操作方法を参照してください

  4. フィルターを作成」ボタンを使用して、データをフィルタリングして紐付けできます。これにより、クエリモデラーを使用してカスタム条件を作成できます。詳しくは、クエリモデラーの操作方法を参照してください。

デフォルトでは、紐付けされていないデータは、アウトバウンドトランジションに保持され、後で使用するために作業用テーブルで使用できます。紐付けされていないデータを削除するには、「紐付けされていないデータを保持」オプションを非アクティブ化します。

reconciliation-example

次の例は、新しいクライアントを含むインポート済みのファイルから直接プロファイルのオーディエンスを作成するワークフローを示しています。このワークフローは、次のアクティビティで構成されています。

ワークフローは、次のように設計されています。

これは、次のアクティビティを使用して作成されます。

  • ファイル読み込み」アクティビティは、外部ツールから抽出されたプロファイルデータが含まれるファイルをアップロードします。

    次に例を示します。

    code language-none
    lastname;firstname;email;birthdate;
    JACKMAN;Megan;megan.jackman@testmail.com;07/08/1975;
    PHILLIPS;Edward;phillips@testmail.com;09/03/1986;
    WEAVER;Justin;justin_w@testmail.com;11/15/1990;
    MARTIN;Babe;babeth_martin@testmail.net;11/25/1964;
    REESE;Richard;rreese@testmail.com;02/08/1987;
    
  • 紐付け」アクティビティ:紐付け条件として「メール」フィールドと「生年月日」フィールドを使用して、受信データをプロファイルとして識別します。

  • オーディエンスを保存」アクティビティ:これらの更新に基づいて新しいオーディエンスを作成します。また、特定のオーディエンスを作成または更新する必要がない場合は、「オーディエンスを保存」アクティビティを「終了」アクティビティに置き換えることもできます。受信者プロファイルは、ワークフローを実行すると常に更新されます。

互換性 reconciliation-compat

紐付け」アクティビティは、クライアントコンソールには存在しません。紐付けオプションを有効にしてクライアントコンソールで作成されたすべての「エンリッチメント」アクティビティは、Campaign web UI で「紐付け」アクティビティとして表示されます。

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