強制隔離されたアドレスを識別
強制隔離されたアドレスは、特定の配信先またはプラットフォーム全体について一覧表示できます。
配信用の強制隔離アドレスを識別
特定の配信で強制隔離されたアドレスは、配信準備フェーズ中に配信ダッシュボードの配信ログに一覧表示されます(配信ログおよび履歴を参照)。
プラットフォーム全体の強制隔離アドレスを識別
管理者は、プラットフォーム全体で強制隔離されたアドレスのリストを 管理者/キャンペーン管理/配信不能件数の管理/配信不能件数およびアドレス ノードで表示できます。
アドレスごとに次の情報を表示できます。
配信レポートの強制隔離アドレスを識別
次のレポートには、強制隔離中のアドレスに関する情報が含まれます。
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配信ごとに、配信ターゲットに含まれている強制隔離中のアドレス数が 配信の概要 レポートに表示されます。次のものが表示されます。
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配信分析時に強制隔離されたアドレス数
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配信アクション後に強制隔離されたアドレス数
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配達不能件数とバウンス数 レポートには、強制隔離中のアドレスや発生したエラーのタイプなどに関する情報が表示され、エラーがドメイン別に分類されます。
プラットフォームのすべての配信について(ホームページ/レポート)または特定の配信について、この情報を調べることができます。カスタマイズされたレポートを作成して、表示する情報を選択することもできます。
受信者の強制隔離アドレスを識別
あらゆる受信者のメールアドレスのステータスを調べることができます。そのためには、受信者のプロファイルを選択し、「配信」タブをクリックします。その受信者へのすべての配信について、アドレスへの配信が失敗したかどうか、分析時に強制隔離されたかどうかなどを調べることができます。フォルダーごとに、メールアドレスが強制隔離中の受信者のみを表示できます。そのためには、強制隔離されたメールアドレス アプリケーションフィルターを使用します。
アドレスを強制隔離に送信するための条件
Adobe Campaign では、エラーメッセージの選定で割り当てられた配信のエラータイプと理由に応じて強制隔離を管理します(バウンスメールの選定および配信のエラータイプと理由を参照)。
- 無視のエラー:アドレスを強制隔離しません。
- ハードエラー:対応するメールアドレスがただちに強制隔離されます。
- ソフトエラー:ただちにアドレスが強制隔離されることはありませんが、エラーカウンターがインクリメントされます。詳しくは、ソフトエラー管理を参照してください。
ユーザーがメールをスパム(フィードバックループ)と見なした場合、メッセージは、アドビが管理するテクニカルメールボックスに自動的にリダイレクトされます。さらに、そのメールアドレスは自動的に強制隔離され、ステータスが「ブロックリスト登録済み」となります。このステータスはアドレスのみに適用され、プロファイルはブロックリストに登録されていないので、ユーザーは引き続き SMS メッセージやプッシュ通知を受信します。
隔離されたアドレスのリスト(プラットフォーム全体の強制隔離されたアドレスの識別を参照)の「エラー理由」フィールドは、選択したアドレスが強制隔離された理由を示します。
ソフトエラー管理
ハードエラーとは異なり、ソフトエラーでただちにアドレスが強制隔離されることはありませんが、エラーカウンターがインクリメントされます。
再試行は、配信期間中に実行されます。エラーカウンターが制限しきい値に達すると、アドレスが強制隔離されます。詳しくは、一時的な配信エラーの後の再試行を参照してください。
最後に重大なエラーが発生したのが 10 日以上前の場合、エラーカウンターが再初期化されます。アドレスのステータスが「有効」に変わり、データベースクリーンアップワークフローが強制隔離のリストからアドレスを削除します。
ホストインストールまたはハイブリッドインストールで、Enhanced MTA にアップグレードした場合、エラー ステータスの場合に実行される再試行の最大数および再試行間の最小遅延は現在、IP が特定のドメインで過去と現在の両方でどの程度機能しているかに基づいています。
従来の Campaign MTA を使用したオンプレミスインストールおよびホスト/ハイブリッドインストールの場合、エラーの数と 2 つのエラーの間の期間を変更できます。これを行うには、デプロイメントウィザード(メールチャネル/詳細設定パラメーター)または配信レベルで対応する設定を変更します。
強制隔離からアドレスの削除
自動更新
特定の条件に一致するアドレスは、データベースクリーンアップワークフローによって強制隔離リストから自動的に削除されます。
次の場合、アドレスは強制隔離リストから自動的に削除されます。
- 「エラーあり」ステータスのアドレスは、配信が正常に完了すると、強制隔離リストから削除されます。
- 「エラーあり」ステータスのアドレスは、最後のソフトバウンスが 10 日以上前に発生した場合に、強制隔離リストから削除されます。ソフトエラー管理について詳しくは、この節を参照してください。
- 「エラーあり」ステータスのアドレスで、メールボックス容量超過 エラーでバウンスしたアドレスは、30 日後に強制隔離リストから削除されます。
その後、ステータスは「有効」に変わります。
手動更新
アドレスの強制隔離を手動で解除することもできます。 強制隔離リストからアドレスを手動で削除するには、ステータスを「有効」に変更します(管理/キャンペーン管理/配信不能件数の管理/配信不能件数およびアドレス ノードから)。
一括更新
例えば、ISP が停止した場合など、強制隔離リストで一括更新を実行する必要が生じる場合があります。 この場合、メールは受信者に正常に配信されないため、誤ってバウンスとマークされます。強制隔離リストからこれらのアドレスを削除する必要があります。
これを実行するには、ワークフローを作成し、強制隔離テーブルに クエリ アクティビティを追加して、影響を受けたすべての受信者を除外します。 特定されると、それらは強制隔離リストから削除され、今後のキャンペーンメール配信に含めることができます。
このクエリで推奨されるガイドラインを次に示します。
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強制隔離リストの エラーテキスト フィールドにインバウンドメールルール情報が含まれている Campaign Classic v7 環境の場合:
- エラーテキスト(強制隔離テキスト) に「Momen_Code10_InvalidRecipient」が含まれる
- メールドメイン(@domain) が domain1.com と等しい、または メールドメイン(@domain) が domain2.com と等しい、または メールドメイン(@domain) が domain3.com と等しい
- 更新ステータス(@lastModified) が
MM/DD/YYYY HH:MM:SS AM
以降 - 更新ステータス(@lastModified) が
MM/DD/YYYY HH:MM:SS PM
以前
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強制隔離リストの「エラーテキスト」フィールドに SMTP バウンス応答情報が含まれている Campaign Classic v7 インスタンスの場合:
- エラーテキスト(強制隔離テキスト) には、「550-5.1.1」が含まれ、かつ エラーテキスト(強制隔離テキスト) には、「support.ISP.com」が含まれている
例えば、「support.ISP.com」は「support.apple.com」または「support.google.com」になります
- 更新ステータス(@lastModified) が
MM/DD/YYYY HH:MM:SS AM
以降 - 更新ステータス(@lastModified) が
MM/DD/YYYY HH:MM:SS PM
以前
影響を受ける受信者のリストを受信したら、データを更新 アクティビティを追加して、メールアドレスのステータスを「有効」に設定し、データベースクリーンアップ ワークフローで強制隔離リストから削除されるようにします。また、強制隔離テーブルから削除するだけでもかまいません。