マーケティングリソースの管理 managing-marketing-resources

Adobe Campaign では、キャンペーンライフサイクルに関連するマーケティングリソースを管理およびトラッキングできます。マーケティングリソースとは、パンフレットや視覚資料、または複数のオペレーターが関係するその他の通信媒体です。

Adobe Campaign では、管理するマーケティングリソースそれぞれのステータスと履歴をいつでもトラッキングし、最新のバージョンを確認できます。

マーケティングリソースの追加 adding-a-marketing-resource

マーケティングリソースには「キャンペーン」タブからアクセスします。

リソースを追加するには、「作成」ボタンをクリックします。

リソースを Adobe Campaign サーバーで利用するには、そのリソースをエディターの中央部にドラッグ&ドロップして追加する必要があります。「サーバーにファイルをアップロード…」リンクをクリックすることもできます。

確認メッセージが表示され、アップロードを開始できます。

アップロードが完了すると、使用可能なリソースのリストにリソースが追加され、Adobe Campaign オペレーターがアクセスできるようになります。オペレーターはリソースを表示できるだけでなく(「プレビュー」タブを使用)、コピーして修正することや、サーバー上のファイルを更新することもできます(「編集」タブを使用)。

リソースの監視、トラッキングおよび承認を担当するオペレーターまたはオペレーターのグループを選択するには、「一般」タブをクリックします。レビュー担当者を選択するには、「詳細設定パラメーター」リンクを使用します。

  • リソースを割り当てられたオペレーターは、そのリソースのトラッキングを担当します。

  • 承認オペレーターはマーケティングリソースの承認を担当します。リソースの検証プロセスが開始すると、これらのオペレーターに通知が送信されます。

    レビュー担当者が選択されていない場合は、リソースを承認​ できません

  • 必要に応じて、校正者を指定することもできます。

リソースに使用可能な日付(目安)を指定できます。この日付を超えると、リソースは「遅延」ステータスになります。

リソースの共同作業 collaborative-work-on-resources

マーケティングリソースを修正、更新し、必要に応じてこれらの変更を他の Adobe Campaign オペレーターに通知できます。次の操作をおこなうことができます。

  • リソースをローカルにダウンロードして修正する
  • サーバー上でファイルを更新し、他のオペレーターがアクセスできるようにする
  • リソースをロックし、他のオペレーターが修正できないようにする
NOTE
履歴」タブでは、リソースのダウンロードと更新のログを確認できます。「詳細」ボタンでは、選択したバージョンを表示できます。

リソースのロックとロック解除 locking-unlocking-a-resource

作成したリソースは、マーケティングリソースダッシュボードに表示され、オペレーターが編集、修正できるようになります。

リソースで作業する場合は、他のオペレーターが同時に同じリソースを修正しないよう、作業を開始する前にリソースをロックすることが推奨されます。ロックすると、リソースは予約済みになり、その他のオペレーターはアクセスできてもサーバー上でパブリッシュや更新ができなくなります。

アクセスすると以下のようなメッセージが表示されます。

監査」タブに、リソースをロックしたオペレーターの名前と予定更新日が表示されます。

リソースをロックするには、リソースをクリックし、リソースのダッシュボードで「ロック」ボタンをクリックします。

リソースの「監査」タブで、予定の返却日を指定できます。

ここで指定する情報が、リソースのロック解除日としてその他の Adobe Campaign オペレーターに表示されます。

リソースを更新すると、リソースは自動的にロックが解除され、再びすべてのオペレーターが使用できるようになります。

必要に応じてダッシュボードから手動でロックを解除することもできます。

NOTE
リソースをロック解除できるのは、リソースをロックしたオペレーターと、管理者権限を持つオペレーターのみです。

ディスカッションフォーラム discussion-forums

各リソースにある「フォーラム」タブでは、参加者が情報を交換することができます。

ディスカッションフォーラムで、Adobe Campaign のディスカッションフォーラムの機能について説明しています。

マーケティングリソースのライフサイクル life-cycle-of-a-marketing-resource

リソースを作成すると、Adobe Campaign のオペレーターに、リソースのデザイン、校正、承認およびパブリッシュが割り当てられます。キャンペーンには期間を指定することができます。

監査」タブでは、承認、承認の却下、関連するコメント、パブリッシュなど、リソースに実行されたあらゆるアクションを監視できます。

履歴」タブには、このリソースに対して実行されたファイル転送の履歴が表示されます。

承認プロセス approval-process

監査」タブで指定してある場合は、使用可能な日付がリソースの詳細に表示されます。この日付に達すると、リソースダッシュボードにある「承認用に送信」ボタンを使用して、承認プロセスを実行できるようになります。リソースのステータスは「承認中」になります。

リソースを承認するには、リソースダッシュボードの「リソースを承認」ボタンを使用します。

権限のあるオペレーターは、承認または却下できます。承認または却下するには、送信されたメールメッセージを使用(通知メッセージ内のリンクをクリック)するか、コンソールを使用(「承認」ボタンをクリック)します。

承認ウィンドウが表示され、コメントを入力できます。

すべてのオペレーターは、「監査」タブで承認プロセスの様々なステージをトラッキングできます。

NOTE
各マーケティングリソースのレビュー担当者に加え、管理者権限を持つオペレーターとリソースマネージャーも、マーケティングリソースを承認できます。

リソースの公開 publishing-a-resource

マーケティングリソースを承認したら、パブリッシュする必要があります。パブリッシュプロセスは、企業の要件に応じて実装ごとに異なります。例えば、リソースをエクストラネット上またはその他のサーバー上にパブリッシュできる場合もあれば、特定の情報を外部のサービスプロバイダーに送信できる場合もあります。

リソースをパブリッシュするには、マーケティングリソースダッシュボードの編集ゾーンにある「パブリッシュ」ボタンをクリックします。

ワークフローを使用して自動的にパブリッシュすることもできます。

リソースのパブリッシュとは、リソースを(その他のタスクなどで)使用可能にすることです。パブリッシュ自体は、リソースの特性により異なります。例えば、チラシの場合、パブリッシュとはファイルを印刷業者に送信することを意味します。Web 媒体の場合は Web サイトに公開することを意味します。

Adobe Campaign でパブリッシュするには、適切なワークフローを作成してリソースにリンクする必要があります。ワークフローを作成するには、リソースの「詳細設定」ボックスを開き、「後処理」フィールドで適切なワークフローを選択します。

ワークフローは以下の場合に実行されます。

  • レビュー担当者(レビュー担当者が定義されていない場合はリソースの担当者)が「リソースのパブリッシュ」リンクをクリックしたとき。
  • マーケティングリソース作成タスクでリソースを管理している場合は、タスクが「完了」になったとき。ただし、タスクで「マーケティングリソースをパブリッシュ」ボックスがオンになっている必要があります(マーケティングリソース作成タスクを参照)。

ワークフローをすぐに開始しない場合(ワークフローを停止した場合など)、リソースのステータスは「パブリッシュ保留中」になります。ワークフローを開始すると、リソースのステータスは「パブリッシュ済み」になります。このステータスには、パブリッシュプロセス中のエラーは反映されません。パブリッシュが適切に実行されたかどうかを確認するには、ワークフローのステータスを確認します。

キャンペーンへのリソースのリンク linking-a-resource-to-a-campaign

マーケティングリソースの参照 referencing-a-marketing-resource

キャンペーンテンプレートでリソースの関連付け機能を選択した場合、マーケティングリソースをキャンペーンに関連付けることができます。

NOTE
キャンペーンテンプレートの作成と設定方法について詳しくは、キャンペーンテンプレートを参照してください。

キャンペーンダッシュボードで「ドキュメント/リソース」タブをクリックし、「追加」をクリックしてリソースを選択します。

リソースはステータス別、特性別またはタイプ別にフィルターできます。パーソナライズしたフィルターを適用することもできます。

OK」をクリックし、このキャンペーンで参照されているマーケティングリソースのリストにリソースを追加します。

詳細」ボタンをクリックすると、リソースを編集および表示できます。

追加したリソースはダッシュボードに表示されます。リソースはダッシュボードでも編集できます。

配信の概要へのマーケティングリソースの追加 adding-a-marketing-resource-to-a-delivery-outline

マーケティングリソースは、配信の概要を使用して配信と関連付けることができます。

NOTE
配信の概要について詳しくは、配信の概要からのリンク済みリソースの関連付けと構造化を参照してください。

在庫管理 stock-management

マーケティングリソースを 1 つまたは複数の在庫と関連付けることで、補給品を管理し、在庫が不十分な場合にダッシュボードに警告を表示することができます。

NOTE
Adobe Campaign での在庫管理について詳しくは、在庫管理を参照してください。

マーケティングリソースを在庫と関連付けるには、在庫マップを編集し、在庫を編集または作成します。在庫品目を追加し、対応するマーケティングリソースを選択します。

必要に応じ、リソースを選択した後、リソースの右側にある​ リンクを編集 ​アイコン(拡大鏡)をクリックして選択したリソースを編集できます。

初期在庫とアラートレベルを指定し、保存します。

在庫はリソースの詳細に表示されます。

在庫が不十分になると、関係するオペレーターに警告が送信されます。

高度な機能 advanced-functions

マーケティングリソースダッシュボードでは、追加、編集、ロックとロック解除、承認およびパブリッシュなど、通常の操作を実行します。その他のタイプのマーケティングリソースを作成して、Adobe Campaign ツリーから高度な機能にアクセスすることもできます。作成するには、Adobe Campaign ホームページで「エクスプローラー」をクリックします。

デフォルトでは、ツリーの MRM/マーケティングリソース ​ノードにマーケティングリソースが格納されます。

このビューから以下のリソースを追加できます。

  • ファイル
  • HTML
  • テキスト
  • URL
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