未使用シグナルレポート unused-signals-report
このレポートでは、インベントリで収集し Audience Manager に送信したすべての未使用情報の頻度カウントを返します。このレポートにアクセスするには、Analytics/Audience Reports/Other Report/Unused Signals に移動します。
概要
シグナルは、Web サイトからの情報で、キーと値のペアの形式(color=blue, price>100, gender=female
など)で Audience Manager に渡されます。
未使用シグナルは、収集したものの、特性にマッピングされていないデータで構成されます。Unused Signals レポートには、データが日付、キー、値、頻度カウント別に表形式で表示されます。1 日に 100 回以上 Audience Manager に渡されたマッピングされていないシグナルが、Unused Signals レポートの対象になります。未使用のシグナルは 45 日間保存され、その後破棄されます。
このレポートをレビューすると、新規または既存の特性にマッピングできる孤立したシグナルの特定に役に立ちます。
ユースケース
レポートをレビューして、特定シグナルの値の様々なバリエーションを把握します。
例えば、 c_state = North Carolina
としてキー値ペアで定義されている「North Carolina」州の特性があるとします。名前のバリエーションを見つけて特性(例: c_state = North Carolina, NC, N.C., NCarolina
)に追加するのに、レポートが役に立ちます。さらに、レポートで名前のバリエーションを見つけて、すべてのサイトで統一された値に置き換えることもできます。
レポートをレビューして、特定のキーで渡された新しい値を確認します。これらの新しい値に基づいて新規のキー値ペアを作成できます。
注意:レポートを隔週に確認して、頻繁に変化する値(例えば、ショー、キャンペーン、著名人など)がないかどうかを調べます。
ベストプラクティス
Unused Signals レポートを実行してチェックします。
- 特性を作成または特性ルールを更新した後。これにより、特性とルールが適切にセットアップされていることを確認できます。結果に数値 1 が含まれている場合は、新しい特性が正しく設定されていない可能性があります。
- 隔週または毎月。スケジュール設定されたレビューは、特性マッピングが最新かどうかを確認するのに役に立ちます。
- T(v=1 AND NOT (a=23))
- T(v=1 AND (a! =23))
- どちらの例も、キー値ペアを 2 つ(v および a)を含む特性を示しています。最初の式は、「特性には、値が 1 のキー v を含み、値が 23 のキー a は含まない(the trait contains key v with the value 1 AND NOT the key a with the value 23)」となり、2 番目の式は、「値が 1 のキー v、および値が 23 以外のキー a を含む(contains key v with the value 1 AND the key a with the value NOT EQUAL 23)」となります。
- 上記 2 つの異なる式の場合、例えば値が 23 以外のキー a に渡された値を Unused Signals Report レポートで検索すると、最初の式でのみ結果が得られます。キーの値がまったく送信されなかったからです。2 番目の場合は、23 以外の値が送信されたので、キー a は未使用ではありません。
特性の一括作成
Unused Signals レポートから得られたデータに基づいて多数の特性を一括作成する必要がある場合は、パートナーソリューション担当者に問い合わせてください。