セグメント/特性間重複レポート segment-to-trait-overlap-report
特定の特性とセグメント全体とで共有されるユニークユーザーの数に関するデータを返します。
概要
Segment to Trait Overlapレポートは、最適化ツールとして、非常に焦点を絞ったセグメントを作成したり、セグメントリーチを拡大したりするのに役立ちます。例えば、重複の多い、焦点を絞ったセグメントと特性を作成して、特定のオーディエンスにリーチすることができます。ただし、重複が多い場合は、ユニークユーザーが減る(リーチが縮小する)可能性があります。セグメントとの重複が多い特性を削除して重複の少ない特性に置き換えることでリーチを拡大しようとする場合に、このレポートの実行が役に立ちます。
レポートのサンプル
次の図は、Segment-to-Trait Overlapレポートの概要を示しています。
個々のデータポイントの詳細
個々の点を選択すると、データの詳細がポップアップウィンドウに表示されます。クリック操作で、レポートに表示されるデータが自動的に更新されます。
セグメントと特性の比較 comparing-segments-to-traits
セグメントと特性を比較し、その結果から有意義な情報を引き出す方法について説明します。
特性とセグメントのユニーク訪問者数の比較:例
セグメントと特性を比較して、その結果から何かを結論付けようとするのは、一見意味がないことのように思われるでしょう。セグメントと特性はそもそも異なるものであり、異なるものから引き出されたデータにどのような意味があるのかと思うかもしれません。しかし、ここで比較するのは特性とセグメントではなく、それらが共有するユニーク訪問者の数なのです。共有するユニーク訪問者の数を使用することで共通の値が得られ、これを通してセグメントと特性の比較が可能になります。
次の図は、特性と、それが属するセグメントとの間の関係を示したものです。ここでは、10 人の訪問者を持つ特性と 1,000 人の訪問者を持つセグメントがあります。共有するユニーク訪問者は 3 人です。
ユニーク訪問者数は、これらの異なるオブジェクトのクラスで共有される、共通の定数値です。そのため、これらの間のユニーク訪問者の関係について、次のように判断できます。
- 特性はユニーク訪問者の 30%をセグメントと共有する(3/10 = 0.30)。
- セグメントはユニーク訪問者の 0.3%を特性と共有する(3/1,000 = 0.003)。
セグメントと特性を比較することで得られる情報
特性とセグメントの間の重複を確認することで、有効な訪問者プールの総数を予測(推定)したり、重複が多すぎる非効率的なセグメントを検出したりできます。
有効な訪問者プールを判断するには、特性の合計(重複を差し引いた分)とセグメントの合計(重複を差し引いた分)の差分を合計します。
このセグメントと特性の組み合わせでは、最大 1004 人の新しいユーザーにリーチできます。
セグメント - 特性間重複レポートのデータフィルターについて data-filters-s2t-report
特性とセグメントの一意の重複割合スライダーがどのように機能するかについて説明します。
Segment-to-Trait overlapレポートでは、2 つのスライダーを使用して、特性またはセグメントごとの重複率を基準にデータをフィルタリングできます。
- Filter Trait Uniques %: 特性とセグメントの間で共有されているユニーク訪問者の割合を基準にデータをフィルタリングします。
- Filter Segment Uniques Overlap %: セグメントと特性の間で共有されているユニーク訪問者の割合を基準にデータをフィルタリングします。
例
次の図は、特性ユニーク訪問者の割合とセグメントユニーク訪問者の割合の違いを示しています。この例では、特性とセグメントが 3 人のユニーク訪問者を共有しています。比率は次のようになります。
- 特性はユニーク訪問者の 30%をセグメントと共有する(3/10 = 0.30)。
- セグメントはユニーク訪問者の 0.3%を特性と共有する(3/1,000 = 0.003)。
定義済みのセグメント - 特性間データポップフィールド fields-defined
個別のデータポイントをクリックしたときにポップアップウィンドウに表示される指標について説明します。
Segment-to-Trait Overlapレポートのポップアップには、以下の指標が含まれています。この表のユニーク訪問者数指標は、リアルタイムユーザー数 を表していることに注意してください。
特性が属するプロバイダーのタイプを定義します。次のいずれかになります。
- First-party(自分の特性)。
- Third-party(外部のデータパートナー/ベンダー)。