Marketo Measure Ultimate の概要

Marketo Measure（以前の Bizible）は、マーケターに、収益の促進と、会社の投資回収率の最大化に最も効果的なマーケティング活動に関するインサイトを提供します。Marketo Measure は、チャネルパフォーマンスを自動的にトラッキングしてレポートする、マーケティングアトリビューションソリューションです。顧客エンゲージメントを最も推進しているチャネルを可視化し、それに応じてマーケティング費用を最適化できます。

Marketo Measure Ultimate には、次の追加機能が含まれています。

• ほとんどすべてのデータソースだけでなく、同じタイプの複数のデータソースからも取り込み、すべてのデータをアトリビューションのために取り込みます。

  • Salesforce や Dynamics だけでなく、ほとんどすべての CRM で使用できます。
  • 複数の CRM インスタンスや MAP インスタンスを 1 つの Marketo Measure インスタンスに接続します。
  • サードパーティのウェビナー登録および参加データを取り込みます。

• フィールドマッピングと変換機能を通じて、優れた柔軟性でデータを変換し、適切なデータ形状を確保します。

• 付属の Data Warehouse を通じて、外部アプリケーションでアトリビューションのインサイトを使用できるようにし、インサイトをワークフローに統合します。結果データと BI ベースのレポートを強化します（詳細な結果データへのアクセスと、分析とレポートに任意の BI ツールを使用できる機能を提供する Snowflake Data Warehouse を含む）。

• RTCDP（B2B または B2P エディション）との統合により、RTCDP と Marketo Measure は両方とも一元化された Adobe Experience Platform（AEP）データから機能するので、RTCDP のお客様向けに統合された B2B アトリビューションソリューションを提供できます。

Marketo Measureの階層 1～3

Marketo Measure Ultimate

Marketo Measure Ultimate の新機能

AEP を通じた B2B データの読み込み

マーケターは、AEP を通じて B2B データ（アカウント、商談、取引先責任者、リード、キャンペーン、キャンペーンメンバー、アクティビティなど）を取り込む必要があります。CRM および Marketo Engage の直接接続は、Ultimate では使用できなくなりました。マーケターは、引き続き直接接続を通じて広告プラットフォームデータを取り込み、Marketo Measure JavaScript を通じて web アクティビティをトラッキングします。

デフォルトの通貨設定

Marketo Measure Ultimate では、ユーザが変更するまでデフォルトの通貨を USD に設定します。新しいデフォルト通貨を設定すると、再処理せずにデータが更新されます。選択した通貨がターゲット ISO コードとして存在する限り、コンバージョン率を送信する必要はありません。

Marketo Measure Ultimateサンドボックス

AEP で Marketo Measure 宛先データフローを作成する前に、Marketo Measure Ultimate インスタンスを AEP サンドボックスにマッピングする必要があります。

サンドボックスへのマッピングの選択を保存すると、現時点ではアプリケーションで変更できません。変更するには、Marketo サポートにお問い合わせください。

特定のデータソースからの特定のエンティティ（アカウントなど）のデータは、1 つのデータセットにのみ入力できます。各データセットは、1 つのデータフローにのみ含めることができます。違反すると、実行時にデータフローが停止します。

ステージマッピング

すべての Marketo Measure Ultimate ルールは、データセットに固有です。ステージマッピングルールは、すべてのデータセットと選択したすべてのステージに対して作成する必要があります。

次の 6 つの組み込みステージがあります。

• 不成立となったリード
• オープンなリード
• コンバージョン済みリード
• 不成立となった商談
• オープンな商談
• 成立した商談

「不成立」、「成立」および「コンバージョン済み」の各セクションでは、カスタムステージを使用できません。ただし、マッピングルールを更新することで、ソースデータを組み込みの不成立／成立／コンバージョン済みステージにマッピングできます。

カスタムステージは、「オープン」セクションに対してのみ定義できます。
ステージマッピングに CRM ステージが自動的に含まれなくなりました。

次の 4 つの組み込みステージは、ルールを使用してマッピングする必要があります（他の 2 つのマッピングルールである、不成立となったリードとコンバージョン済みリードはオプションです）。

• オープンなリード
• 不成立となった商談
• オープンな商談
• 成立した商談

ルール条件は、データセットに固有です。ステージマッピングルールは、不成立となったリードとコンバージョン済みリードを除くすべてのデータセットとすべてのステージに対して作成する必要があります。

ファネル、ブーメラン、カスタムモデルでは、選択はありません。ファネル、ブーメラン、カスタムモデルでは、すべてのステージが選択されます。サポートするステージの数については、カスタムステージでは 15 個、組み込みステージでは 6 個の制限があります。

キャンペーンメンバーのタッチポイントルールとアクティビティのタッチポイントルールは、データセットに固有です。

Ultimate には CRM の直接接続がないので、アトリビューションのタッチポイントは CRM に書き込まれません。

Marketo Measure ABM ML サービス（リードとアカウントのマッチングおよび予測エンゲージメントスコア）は、Marketo Measure Ultimate では使用できません。RT-CDP B2B エディションには、このようなサービスが無料で含まれています。

制限事項

• 現時点では、データ変換ルールで使用できるフィールドは制限されています。
• 既存の階層 1／2／3 ユーザには移行パスはありません。新しい実装が必要ですが、アドビでは、トラッキング対象の web アクティビティデータを既存のインスタンスから移行するお手伝いをします。