オンラインチャネルのベストプラクティス

概要

正確な Marketo Measure レポートを作成するには、マーケティングチャネルが正しく設定されている必要があります。「マーケティングチャネル」フィールドには、タッチポイントが属することのできるマーケティングアクティビティの最上位のグループが表示されます（有料検索、ダイレクト、ソーシャルなど）。

マーケティングチャネルの設定には、オンラインとオフラインの 2 つの側面があります。このドキュメントでは、オンラインチャネルの設定と管理に関する Marketo Measure のベストプラクティスのレコメンデーションに焦点を当てます。

オンラインチャネルルールとは、Marketo Measure がデジタルタッチポイント、つまりサイト上の Marketo Measure JS を介して追跡および作成されるタッチポイントをマッピングする方法に関するガイドラインです。これらのルールが包括的でない場合、または正しく順序付けされていない場合、タッチポイントが間違ったチャネルに起因すると考えられ、レポートの精度が低下します。オンラインチャネルルールが正確かつ最新であることを確認すると、デジタルデータが Marketo Measure レポートで正しいチャネルとサブチャネルに関連付けられることが保証されます。

ベストプラクティス

ルールを初めて設定する場合でも、ルールが正確かどうかを確認するために単にレビューする場合でも、次のベストプラクティスに留意してください。

マーケティングキャンペーンの組織と、それが Marketo Measure フレームワークにどのように適合するかを、じっくり考えてみてください。オンラインチャネルに表すチャネルとサブチャネル、およびそれらのチャネルをどのようなキャンペーン、UTM パラメーター、参照 web サイトで相互に区別するかを決定します。

留意点：

• すべてのデジタルチャネルとサブチャネルは、少なくとも 1 つのルールで表される必要がある
  • チャネルが訪問者をサイトに誘導しない場合、それはオンラインチャンネルではありません
• 1 つのチャネル／サブチャネルに対して複数のルールを設定しても問題ない
  • 複数のルールを「広い範囲を視野に入れる」と考えて、各タッチポイントが正しくマッピングされていることを確認します。多くの場合、パラメーターが正しく追加されない、または完全に欠落する可能性があるので、マッピングの正確性を確保するには、チャネル／サブチャネルをキャプチャするための複数のルールを用意するとよいでしょう。
• Marketo Measure ロジックは、スプレッドシートの一番上の行から下に向かって降順で、タッチポイントマッピングに優先順位を付ける
  • Marketo Measure は各ルール（行）を読み取り、true の最初の適合を探します。その後、タッチポイントがそのチャネル／サブチャネルにマッピングされます
  • 論理ルールに干渉するので、シートをアルファベット順で並べ替えないでください。
• 括弧付きのルールを維持し、括弧付きのルールを編集したり追加したりしない（例：[AdWords 有料検索]または [Facebook 有料検索]）
  • これらは、Marketo Measure 統合に関連付けられたロジックが組み込まれた、すぐに使用できる Marketo Measure ルールです。Marketo Measure 統合は設計どおりに動作できるように、これらのルールをそのチャネル／サブチャネルセクションで最優先に設定します。
• ファイルがアップロードされると、7 日間はルールを変更できない
  • Marketo Measure では、この時間を利用してタッチポイントを処理および更新するので、アップロードする前に必ずルールを再確認すること。

メンテナンスのベストプラクティス

保存して処理されると、オンラインチャネルルールは、デジタルタッチポイントを分類するために継続的に機能します。ただし、特定の変更やシナリオにより、オンラインチャネルの設定を見直す必要が生じます。Marketo Measure では、6 か月に 1 回、オンラインチャネルルールを見直すことをお勧めします。これにより、Marketo Measure データがオンラインチャネル／サブチャネルの内部定義および UTM の使用状況と一致します。

チームがオンラインチャネルのメンテナンスを行うきっかけとなる可能性のある、その他の項目を以下に示します。

• 新しいデジタルチャネル／サブチャネルの開始
• UTM パラメーターの更新または変更
• チャネル組織または命名規則の変更
• マーケティングチームの入れ替わり

チームが最近上記のいずれかを経験した場合、Marketo Measure ではオンラインチャネルのルールを確認し、適切な変更を行うことをお勧めします。