ジャーニーのプロパティ属性

高度な式エディターでは、イベントカテゴリやデータソースカテゴリの下に​ジャーニーのプロパティ​カテゴリがあります。このカテゴリには、特定のプロファイルのジャーニーに関連するテクニカルフィールドが含まれています。これは、ジャーニー ID や発生した特定のエラーなど、システムによってライブジャーニーから取得される情報です。

メモ

ジャーニーのプロパティ属性は、シンプルな式エディターでも使用できます。このを参照してください

例えば、次の情報が表示されます。

  • ジャーニーのバージョン:ジャーニー UID、ジャーニーバージョン UID、インスタンス UID など。
  • エラー:データ取得、アクション実行など。
  • 現在のステップ、前回のステップなど。
  • 破棄されたプロファイル

これらのフィールドを使用して式を作成できます。ジャーニーの実行中、これらの値はジャーニーから直接取得されます。

ユースケースの例を次に示します。

  • 破棄されたプロファイルをログに記録:キャッピングルールによってメッセージから除外されたすべてのプロファイルを、ログに記録するためにサードパーティシステムに送信できます。それには、タイムアウトおよびエラーの場合にパスを設定し、特定のエラータイプに基づいてフィルタリングするための条件を追加します。例えば、「キャッピングルールでユーザーを廃棄する」などです。その後、カスタムアクションを使用して、破棄されたプロファイルをサードパーティシステムにプッシュできます。

  • エラーが発生した場合にアラートを送信:メッセージでエラーが発生するたびに、サードパーティシステムに通知を送信できます。それには、エラーが発生した場合のパスを設定し、条件とカスタムアクションを追加します。例えば、発生したエラーの説明を記載した通知を Slack チャネルで送信できます。

  • レポートでエラーを絞り込み:エラーメッセージのパスを 1 つだけ用意するのではなく、エラータイプごとに条件を定義できます。これにより、レポートの精度を高め、すべてのエラータイプのデータを表示できます。

フィールドの一覧

カテゴリ フィールド名 ラベル 説明
ジャーニーバージョン journeyUID ジャーニー識別子
journeyVersionUID ジャーニーバージョン識別子
journeyVersionName ジャーニーバージョン名
journeyVersionDescription ジャーニーバージョンの説明
journeyVersion ジャーニーバージョン
ジャーニーインスタンス instanceUID ジャーニーインスタンス識別子 インスタンスの ID
externalKey 外部キー ジャーニーをトリガーする個々の識別子
organizationId 組織識別子 ブランドの組織
sandboxName サンドボックス名 サンドボックスの名前
ID profileId プロファイル ID 識別子 ジャーニー内のプロファイルの識別子
namespace プロファイル ID 名前空間 ジャーニー内のプロファイルの名前空間(例:ECID)
現在のノード currentNodeId 現在のノード識別子 現在のアクティビティ(ノード)の識別子
currentNodeName 現在のノード名 現在のアクティビティ(ノード)の名前
前のノード previousNodeId 前のノード識別子 前のアクティビティ(ノード)の識別子
previousNodeName 前のノード名 前のアクティビティ(ノード)の名前
エラー lastNodeUIDInError エラーの最後のノード識別子 エラーが発生した最新のアクティビティ(ノード)の識別子
lastNodeNameInError エラーの最後のノード名 エラーが発生した最新のアクティビティ(ノード)の名前
lastNodeTypeInError エラーの最後のノードタイプ エラーが発生した最新のアクティビティ(ノード)のエラータイプ。考えられるタイプは次のとおりです。
  • イベント:イベント、反応、SQ(例:セグメントの選定)
  • フロー制御:終了、条件、待機
  • アクション:ACS アクション、ジャンプ、カスタムアクション
lastErrorCode 前回のエラーコード エラーが発生した最新のアクティビティ(ノード)のエラーコード。考えられるエラーは次のとおりです。
  • HTTP エラーコード
  • 制限
  • タイムアウト
  • エラー(例:予期しないエラーが発生した場合のデフォルト。発生すべきでないか、きわめて稀にしか発生しない)
lastExecutedActionErrorCode 前回実行されたアクションのエラーコード エラーの最新アクションのエラーコード
lastDataFetchErrorCode 前回のデータ取得エラーコード データソースからの最新のデータ取得のエラーコード
時間 lastActionExecutionElapsedTime 前回のアクション実行の経過時間 最新のアクションの実行に費やした時間
lastDataFetchElapsedTime 前回のデータ取得の経過時間 データソースからの最新のデータ取得の実行に費やした時間

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